宝塚歌劇『ME AND MYGIRL(ミー&マイガール)

宝塚の財産と云っても過言でない「ミー&マイガール」の初演は
1987年から88年まで異例のロングランでした。初演以降95年から96年
08年09年13年と再演され、今回の花組公演へとつながります。

ストーリーは宝塚ファンのお嬢様方でしたらどなたもご存知の男性版
「マイ・フェア・レディ」と言われています。1930年代のイギリス、ロンドンの
下町ランべ須に住むビルは恋人のサリーとともに自由気ままな日々を過ごしていました。
そんなビルに思いもかけない幸運が舞い込む。彼が由緒正しいヘアフォード伯爵家の
落とし子であることが判明し、亡き当主の遺言により財産と当主の継承者となったビルは、
弁護士に連れられサリーと共にヘアフォード家へ向かうヘアフォード家では
どんな人物かという話題で持ち切りだった。現れたビルを見たヘアフォード家の人々は
愕然とする。粗野で無作法……ヘアフォード家にはふさわしくない。しかし当主の妹であるマリア公爵夫人は当主の血を引くビルならヘアフォード家に相応しい紳士になれると
信じ彼を教育する決意をする。ヘアフォード家の当主に相応しい教育で立派な紳士に
なれるのか、サリーとの幸せが訪れるのか?楽しいミュージカルです。

笑って笑って甘酸っぱい気持ちになり、またホロリとさせられて劇場を後にする時には
軽やかになんとも幸せな気分になれる物語です。

今回のビルは明日海りお、サリーは花乃まりあです。初演は剣幸、こだま愛、
次が天海祐希、麻乃佳世96年が久世星佳、風花舞、08年が瀬奈じゅん、彩乃かなみ
同じ08年博多座で霧矢大夢、羽桜しずく、09年に真飛聖、桜乃彩音が梅田芸術劇場
2013年に龍真咲、愛希れいかのコンビでした。
藤堂が初めて見ましたのが瀬奈じゅん、彩乃かなみでした。今後の宝塚でも
上演されると思います。まだご覧になられていないお嬢様方、是非観てください。
ミュージックもとても素敵な軽快なミュージカルナンバーです。

本日はこのあたりで藤堂でございました。