金澤「やあ元気かい?」
田「ブルル」
金澤「最近は後輩に任せてるから会うの久しぶりだね」
田「ブルル」
金澤「今日は天気が良いから一緒に散歩にいかないかい?」
田「ヒヒィ~ン!ブルル」
こうして小春日和の午後、田吾作※と散歩に出かけることにしました。
※2014年3月8日の日誌参照
今年の秋は特に短く感じます。
貴重な秋を感じに天気の良い日にはぶらり散歩がおすすめです。
SWALLOWTAIL
金澤「やあ元気かい?」
田「ブルル」
金澤「最近は後輩に任せてるから会うの久しぶりだね」
田「ブルル」
金澤「今日は天気が良いから一緒に散歩にいかないかい?」
田「ヒヒィ~ン!ブルル」
こうして小春日和の午後、田吾作※と散歩に出かけることにしました。
※2014年3月8日の日誌参照
今年の秋は特に短く感じます。
貴重な秋を感じに天気の良い日にはぶらり散歩がおすすめです。
雪待の月。
独でいるのがあまりにも肌寒くおもえてしまう。
心ともども冷え込んでしまったとしても
さえざえと沁み渡るこの風情に趣深く身を委ねたならば
空から舞い降りた音のなきその贈り物が貴女のもとへ届くかもしれません。
たとえ何処にいようとも。
願わくばどうか声なきその声に耳を傾けてください。
「天使の溜息」という言葉をご存知でございますか?
「Champagne」は古きにおいてから脈々と伝統が伝わるその地でのみ、その名称をうたう事を許される由緒正しきスパークリングワインでございます。
シャンパンを抜栓し、グラスにその泡立ちを注ぐ時、シルクの様に滑らかで、そしてささやかに響いてみせる心地良いその音色。フランスではそれが「天使の溜息」と呼ばれるそうでございます。
独でいるのがあまりにも肌寒くおもえてしまう。
今宵がそんな夜だとしても、だとしたなら
このグラスを一度飲み干してみて頂きたい。
優しくてそして華やかに舞い上がるその泡立ちの、そのささやかな音色を聴くことができたなら
これ以上ないささやかな幸福が貴女を待ってるかもしれません。
気がつけば年の瀬も近づいております。
とびきり贅沢な葡萄酒を傾けてみせる、貴女のそんな姿に思い馳せる今夜でございました。
古谷
司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?
冷たい風が日増しに強くなり、クロークにお預りするお召物も増えてまいりました。
ここ数年は、汗ばむ季節が終わったかと思うと、冬がいきなりやってきて、まるで秋がなくなってしまったようでございます。
四季の変化に風情を感じる時間が乏しくなり、若干の寂しさを感じます。
あ、この感覚こそが、秋の残り香なのかもしれませんね。
近頃は夜もふけて空を見上げると、オリオン座を目にすることも多くなってまいりました。
月明かりも、冴え冴えと夜の闇を照らしております。
風の匂い、木々の色合い、星々の移ろい。
寒さや温かさばかり気をとられがちでございますが、やはり四季の変化は訪れていて、私たちに恩恵や楽しみを与えてくれているようです。
とはいえ、冬の木枯らしはやはり辛いものでございます。
お嬢さま方、おしゃれにばかり気をとられますと、ついつい薄着になりがちとなってしまいます。
どうぞやせ我慢などはなさらずに、ぬくぬくと温かなお召物でお出かけくださいませ。
では、今回はこれで失礼いたします。
八幡でございます。
つい先日ギフトショップにいる最中に眼鏡が壊れている事を指摘された八幡はせっかくでございますのでコンタクトに挑戦致しました。
結果世界が変わりました!!!!!!
素晴らしゅうございますね。
もう八幡に眼鏡は必要ございませんので捨てることにするかそれとも念の為に取っておくか悩みどころでございますね。
あ、八幡閃きました!!!!!
来年の目標は眼鏡を捨てるか取っておくか決める!!!!!
これに致しましょう。
そしてこちらはコンタクトに変えた事に比べると全くもって大したことではございませんので手短かに報告致しますが来月で給仕を始めて2年でございます。
では失礼いたします。
敬愛せしお嬢様へ
時任でございます。
急に冷え込む日々が続いております。外套のご用意はお済みでございましょうか?
とは言え、まだ晴れた日のお昼はお散歩向けの暖かさを残しておりました。
冬の景色も悪くはありませんが、暖かなうちに一枚描こうと思い立ち、近くの公園へと出向いて参りました。
紅葉の兆しはあるものの、まだまだ色付いてはおらず、緑が優しい色彩のグラデーションを描いておりました。
散歩路には犬のお散歩をなさっている方も多く、広い公園を探検して何かを見つけては、一目散に主人の元へ駆け戻っていく犬たちを良く見かけました。
…いや、犬って足早いですね。うちの猫の20倍ぐらい早い気が致します。うちの子が一般の猫の1/10ぐらいの速度しかないだけですが。
この日はお天気も手伝ってか、絵画や写真や音楽を楽しんでいる方も多く、森のベンチでビールのボトルを傾けながらヴィオラを弾いていた方など、大層絵になっていて、思わずその方をモデルに絵筆を取りそうになってしまいました。
また、森の入り口では閉じた鍋に窪みを付けたような不思議な楽器を演奏なさる方を見掛けました。オリジナルで作られたのかと思っておりましたら、同日に駅前でも同じ楽器を奏でる人を見かけたので、そうでもないようです。
調べてみましたら『ハンドパン』という楽器のようでございます。
実に良い音が響きますので、もしお外で見掛けることなどございましたら、ぜひ耳を傾けてみてくださいませ。
お散歩もたまにはいろいろな発見があって良いものでございます。
お嬢様ももしお散歩で何か面白いものを見つけたら、使用人たちに教えてやって下さいませ。
ご機嫌麗しゅうございます。
隈川でございます。
…はぁ。
あ、失礼致しました。
溜息なんて。
いえ、秋の雰囲気に当てられたわけではないのです。
少し考え事を。
私がこの屋敷に身を置くようになってから、先月で4年が経ちました。
その間に後輩も沢山増えました。
中でも1年と少し前から給仕を共にしている杉村などは後輩ながら非常にしっかりしていて見ているとこちらが感心してしまいます。
実は考え事というのは、その杉村についてでして。
最近使用人仲間たちと会話をしているとしょっちゅう耳にするのが「この間、杉村さんと食事に行ったときに~」「杉村さんと遊びにいったとき~」「杉村さんが~」「杉村が」「杉村さんの~」「杉村さんと~」…etc
…ちょっと杉村さん。
私、誘われてませんけど!!!!?
わかりやすく申します。
私も!!!
誘って!!!
ください!!!
お願いします!!!
なんでもしますから!!!
好き嫌いもありませんから!!!
はぁ…とりあえずこの切なさを黒崎あたりに聞いてもらうことに致しましょう。どうせ黒崎なんかも誘われずに寂しく部屋でひとりご飯を食べているでしょうからね。
…おや。黒崎の部屋から笑い声が…。
黒崎『ハハハ、本当杉村は面白いな』
杉村『ハハハ、黒崎さんこそ!いやぁ、お鍋美味しいね!』
う、う、う…裏切り者ーーーーーー!!!!!
続く(?)
隈川
影山でございます。
過ぎ行く日々の中でふとこんな言葉がとんでまいりました。
「山あれば谷あり」
言い換えれば、山がなければ谷もないということになります。
山を苦とし、谷を楽とするならば、
苦の大きさだけ、楽も大きいということになります。
「ピンチはチャンス」という言葉がございますが、
あながち間違いではないのかもしれません。