水分と糖分と少しの塩分

お嬢様!

お給仕から戻り、私の部屋に戻りましたら、温度計が40度近くを表示しておりました。

暑いと感じてはおりましたが、
こんなに意図も簡単に…この温度に到達してしまうとは…。

年々温暖化が進んでいるとはいえ、これは記録的でございます。


お嬢様のご体調が心配でございます…
(more...)
Filed under: 百合野 — 10:00

休憩中の一コマ

我々使用人はお嬢様、旦那様にお仕えする身でございまして
お休みを頂戴している時間はお嬢様の目に触れる事はございませんよね。


ですので少しだけ休憩中での出来事をこちらに…




つい先日私ちょっとだけ驚いた事がございました。


それは休憩室での出来事でした。



とっても長身で大人しい印象の隈川さん。

そんな隈川さんは怖いものが苦手な様でございます。


先日隈川さんが探し物をしていたらしく
立った状態、前屈みの姿勢でこちらに背を向け鞄をゴソゴソしておりました。





それを発見した椎名執事。

そんな椎名執事、実は少しだけ悪戯好きでございます。



隈川さんの後ろからそっと近づき…




「ワッ!!」

っと驚かしました!





その瞬間…
私は目にしたのです。


隈川さんが想像を超えるほど飛び跳ね…



「浮いた」のでございます。


どれくらい浮いたかというと、休憩室の少し低めな天井につきそうなくらいでございました。




私、ちょっとした競技を目にした気分になりました。




火事場のなんとやらと申しましょうか…
人の潜在能力は凄いものだと感じました。





~本日も素敵な一日になります様に~

百合野
Filed under: 百合野 — 16:00

ダージリン

本日の日誌はもしかしたらあまり興味がないお嬢様もいるかも知れません。
ではございますが、私や一部に使用人にとっては関係のある記事かと存じます。


紅茶は大きく分けて

着香された「フレーバードティ」
茶葉そのものの味を楽しむ「ピュアティ」
とございます。


その中で特に私はピュアティのダージリンやディンブラが好みでございまして
そんな中で高級茶葉として親しまれているダージリンの夏積み(セカンドフラッシュ)が去年、インドのストライキの影響で入荷がほとんどございませんでした。


このダージリン、使用人の中でも好きな方が多ございまして、毎年どんな味に仕上がってくるか楽しみにしているのでございます。
ですので、こちらがお屋敷で確保出来ないとなると我々にとっても大事件…


無事ストライキは終わったのでございますが、それよりも前の年ほど輸入できるまでは少し時間がかかるそうなのでございます。


しかしながら…
どうやら春積みのファーストフラッシュが予想よりも多く輸入出来ているそうでございますね。

これはセカンドフラッシュが今から楽しみでございます。



紅茶は気候によって毎年風味や味の重たさが変わり
その年のものはその年にしか味わう事が出来ない一期一会の味わいでございます。


是非、シーズナルティとして当家でご用意した時にはぜひ召し上がっておいてくださいませ。


ではまたティーサロンでお待ちしております。

百合野
Filed under: 百合野 — 10:10

ランチタイムジャック

お嬢様、ご友人とお食事に出かけられる時どのように行き先を決めておられますか?



最近嬉しい事にお屋敷のメンバーと食事をする機会が増えました。

しかしながら、面白い程皆食べ物の好みが分かれます。



ですのでお店を決めるが大変。



そんな中、使用人皆共通して比較的好きな食べ物がある事に気がつきました。



それは…
「カレー」でございます。


カレーは古来から代謝を良くし、万病を予防すると言われている食べ物。
我々にとっては心強く、さらには美味であるといういわば隙のない存在。
皆が好むはずでございます。



たった一つの弱点を除いては…



それは休憩中の出来事でございました。

外に食事を食べに行く者、使用人宿舎からお弁当を持参する者、皆食事の方法はそれぞれでございますが
絶対にやってはいけない事をしている使用人がおりました。



その方は誰よりも早く休憩室で食事を取っているにも関わらず持参しているお弁当が毎回…



カレー…。




…はい。
お嬢様、お気づきでございましょうか。
これは何よりの重罪でございます。


なぜなら休憩しに来た使用人が皆その香りに誘われ
その後の食事がカレーに強制決定してしまう事態が起きるのでございます。



♪ゴーンゴーン…♪(お昼の時計の鐘の音)

さーて、本日は何を食べましょうかね

頭の中の使用人A
『和食が良うございますね。』

頭の中の使用人B
『いやいや、昨日も和食でしたから本日はイタリアンで。』

頭の中の使用人C
『ちょっとちょっと、今日こそはしっかりと中華でございますよ〜!』

そこに…
〜♫休憩室から漂うカレーの香り♫〜


頭の中の使用人A B C
『はい!!カレーにしましょう!!』



そう、イメージが何に偏っていてもあの香りを嗅いでしまうと幸せなランチタイムの脳内を強制連行してしまう力…

これはある意味カレーの弱点でございます。


え…?
どなたが毎回カレーを持参しているか、でございますか?
…ふふ。内緒でございます。

しかし、大体の使用人が存じ上げているかと思います…
あ!聞いてはいけませんからね…?
Filed under: 百合野 — 13:00

執事歌劇団

こちらの使用人の日誌で歌劇団のお話をする事は控えておりましたが、とても素晴らしい仲間をお嬢様に知っていただきたく記させていただきました。


『お給仕以外でもお嬢様を楽しませる事は出来ないか…』

そんな想いから生まれた執事歌劇団。
とても短い様で長い月日を仲間と過ごしてまいりました。

給仕を終えては稽古、稽古を終えては自室で作曲、初めは右も左も分からない状態で進んでまいりました。

少しずつではございますが、我々なりの舞台への向き合い方が見つかってまいりました。

執事歌劇団はそれぞれの団員が秀でた能力が異なりまして、皆でようやく一つの大きな力になる集団だと存じております。


香川執事の包容力のある、皆を支える力。
影山の見えない所で自身を磨く意識。
能見のユーモアある親しみやすいキャラクター性。
瑞沢の天真爛漫で無邪気な行動力。
伊織の計り知れない才能。

隈川の限りない優しさには私も少し甘え過ぎているかもしれません。

環は今、歌劇団の羅針盤となり皆を導いてくれております。

そして、歌劇団の大黒柱、椎名執事…
誰よりも頼れる存在でございます。

少しだけ4月から歌劇団は形を変えますが今のメンバーならそれを力とし新しい進み方を見つける事が出来ると信じております。


我々はどんな道でもお嬢様と共に進んでいく所存でございます。

近くでも、遠くでも、見守ってくださいませ。

どうかよろしくお願いいたします。
Filed under: 百合野 — 11:00

誇れる仲間

お嬢様、かなり遅くなってしまいましたが明けましておめでとうございます。

私百合野は年末年始、様々な使用人とのコミュニケーションをさせていただいております。
去年は独りで黙々と音楽を奏で作曲をし、ギリギリと音をたてながら音楽の流れる円盤を作っていたり…

独りの時間が長うございました。

しかしながらこんなにも仲間がいるのに交流を図らないのは勿体無いと思い
コミュニケーションを取ってみたら、何倍もティーサロンが楽しくなりました。

(more...)
Filed under: 百合野 — 14:15

ティーマイスターの拘り

当家にはお嬢様に紅茶をお出しする、紅茶係ティーマイスターがおります。

それぞれの拘りがあると思いますが、その「拘り」とはまた別に各々ちょっとした「裏技」を持っているものでございます。

もちろん「裏技」でございますので、それぞれ口には出しませんが、こっそり覗いてみたら、やはりやっている…と思う時もございますね。
裏技と申しましてももちろん突拍子も無い事はいたしません。
お嬢様にお出しする大切な紅茶でございますので…。

少しだけお伝えいたしますと、私の場合その裏技は毎回使えるわけではなく、紅茶によって使い分けると申しました方が的確かもしれません。

経験によって見つかる事もございますし、たまたま練習中の失敗から見つかってしまう事もございます。

紅茶はとくに繊細なものでございまして、拘り甲斐がございます。

個人的に100点でもお嬢様にとってはそうで無い場合も…
「相性」もございますので、また面白いのかもしれませんね。


お気に入りの紅茶をティーマイスターによっての違いで楽しんでいただいたり、その日のお奨めの紅茶で各々の個性を楽しんでみてくださいませ。
Filed under: 百合野 — 11:29

過ぎ行く季節

もうすぐ冬でございますね。

寒いのは苦手でございますが、冷たい風が吹き始めた瞬間の匂いが好きな百合野でございます。

お嬢様は春夏秋冬、どちらの季節がお好みでございますか?

春が好きな方は明るく前向きな方が多く
夏が好きな方は大胆でおおらかな方
秋が好きな方は無口で感性の鋭い方
冬が好きな方は活動的で地道な努力家
が多いそうでございますよ。
当たっておりますか?

どの季節も、それぞれ良さがございますが私は夏が特に楽しみでございますね。
あまり大胆では無い気がいたしますが、もしかしたらそんな一面が眠っているのかもしれません。

さて、お屋敷では11月に入りまして、次第に冬への装いと変わってまいりました。

シーズン毎にお屋敷も少しだけイメージチェンジしております。
よろしければ使用人と一緒にその変化を探してみてくださいませ。


長旅に出られておりますお嬢様も…
使用人はどんな時も首を長くしてお待ちしております。
しばらくティーサロンにいらっしゃらないと皆心配いたしますので、早めにお戻りくださいませ。
Filed under: 百合野 — 14:30

皆が見ている…

5月24日の金澤の日誌を読んで目頭が熱くなった百合野でございます。


使用人達をサッカープレイヤーに例えていただいたり、歌劇団の歴史を語ってくれたり。
嬉しゅうございますね。


使用人の立ち位置をサッカーのポジションで例えると確かに歌劇団はFWポジションかと存じます。


お屋敷の名を背負って外での音楽舞踏会などに参加させていただいて、お呼ばれされるパーティー等ございましたら我々が顔を出させていただいております。


ですので、皆様から見られるお屋敷の『顔』と例えられてもその名に恥じない様、努めているつもりでございます。


しかし、使用人はティーサロンや本邸でのお給仕の姿勢もお嬢様への忠誠の一つとなります。

安心してお食事を楽しんでいただいたり、時に紅茶やカクテルのデモンストレーションなどを行うパフォーマンスも。


そちらを表現出来るのは紅茶部やビバレージユニットのメンバーしかいないと存じております。


そしてゴールキーパーと表現しておりましたが…


フットマンの時は、つい見落としがちな食器の下げ物や洗い上がりの補充などに気を配り。

ドアマンの時は、ティーサロンの流れを予測し気を配りながら執事に案内し。

シェフとフットマンの架け橋となるマスターオブサーバンツホールを担う時は、それぞれのフットマンの動き方を把握しつつ指示を出してくれる。

おまけに紅茶係の時はお嬢様の好みに合わせたレシピコントロールをし、それぞれ紅茶の特性を把握しながら淹れられる使用人…。




金澤さん…
貴方はゴールキーパーには留まりませんよ。




使用人の皆はきっと貴方のそんな『背中』を見て尊敬しております。




私もその一人でございます。



だから安心してください。



ゴールまでボールは運ばせませんから。
Filed under: 百合野 — 08:30

続・貴重な旅

百合野でございます。先日の旅の話の続きでございます。


実はこの旅でも大旦那様はしっかりと我々使用人を育てようとしてくださいました。



それは、己の精神を鍛える為にとても高い場所に位置する吊り橋を皆で渡る事になりました。



怖いので渡れないと入り口で引き返す使用人、山と山を繋ぐ吊り橋は中盤辺りで一番風が強くなり、そこで諦める使用人…
様々おりました。



そんな中、姿勢一つ崩さず、突き進んでいく使用人がおりました。


水瀬でございます。


使用人を先導するかの様に進む、その大きな背中はまるでお嬢様を護る戦士の様でございました。



そして振り返ると後ろには微笑んだ古谷の姿が。



凛と立つ彼もまた、後衛を司る聖騎士の様。



皆、頼もしゅうございます。



私は危険な状況にも関わらず、なんだか安心感に包まれておりました。

(本来は前後でなく、高さが敵でございますが…)




そしてその試練を終えましたら大旦那様からのお食事やサプライズのプレゼントがございました。




大変使用人想いな大旦那様と仲間の心強さを実感した旅でございました。




歌劇団の団員達はもちろん誰よりも頼れる仲間でございますが、今回の旅では少し違った目線で仲間との話をお届けいたしました。



まだまだ語りきれませんが、この続きはティーサロンでお話いたしましょう。



では、失礼いたします。
Filed under: 百合野 — 09:30