第二十六回ピュアティーの魅力

年が明け、厳しい寒さと共に初雪も見られましたが春の息吹きも感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
お嬢様、お坊ちゃま。
紅茶係の白川でございます。

本日は、この時期になりますと生産を始めますピュアティーを、その紅茶が好きとする使用人とご紹介。
それでは参りましょう。
第二十六回ピュアティーの魅力の幕開けでございます。

それはあなたにとってどの様な紅茶でございますか?

??「それは、紅茶っぽくない紅茶でございます。」

紅茶なのに紅茶っぽくない紅茶ですと!?!?
それではその真意に迫りましょう。
本日はティーサロンにてフットマン、またソムリエ能見からワインの管理も任されます睦月と共にピュアティー〝ラピュータ〟の魅力に迫ります!

まずラピュータはスリランカのヌワラエリアと呼ばれる土地で作られる紅茶でございます。
それはハイグロウンティーというウヴァ茶と同じカテゴリーですが、ヌワラエリアはスリランカで最も標高の高い場所にて生産される紅茶。
当ティーサロンは身分違いの恋に落ちた男女が叶わぬ恋なら…と身投げをしたという悲しき伝説の残るラバーズリープ茶園の上質な茶葉を使用しております。
その味わいはと言いますと、
睦月「香りは優しい花の香り、味わいはしっかりとした渋味を感じながらも強過ぎず、濃厚なコクがありながらも後味はさっぱりとした何処となく、日本の緑茶を思わせるお味でございます。」

そうなのでございます。
私も感じておりましたこの飲みやすさは何なのか?と思っておりましたが、緑茶に通ずるものがあるのでございます。

おすすめの召し上がり方はもちろんホットのストレートで。
何かとお忙しいお嬢様がほっと一息つきたい時や、緑茶と同じくお食事の邪魔をしませんからいつでも楽しんでいただけます。

紅茶っぽくない紅茶の真相に辿り着いたところでラピュータの名前の由来は、

隈川「それは、ガリバー旅行記より天空に浮かぶ島ラピュータとスリランカの最も高い所で育てられたヌワラエリアを重ねたものでございます。」
おおっと、睦月にインタビューをしていたところをたまたま通りがかった隈川が教えてくれました。

 

最後になります。

天空にお屋敷を構えるのも良いかも知れませんね?

睦月「それは困ります。」

なぜです?

睦月「空から落ちたお嬢様を私が受け止めなければならないからです。」

いやはや大冒険の予感。

 

次回はどの紅茶にいたしましょう?

それでは次回まで、
ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。

寝起きと寝付き、クラムチャウダーとチョコレート

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。
冴島でございます。

先月はギフトショップにてお出ししたケーキを御用命頂きありがとうございました。
お味の感想などをティーサロンで頂き非常に嬉しゅうございました。

2月に入り例年に比べ比較的気温は高いものの先日はお屋敷周辺にも雪が降ったりなど寒い日が続いておりますが防寒対策などはしっかりなさっておりますでしょうか。

特に朝晩は非常に冷え込んでおりますので朝起きるのも一苦労でございますね。
対照的に寒い晩には暖かい毛布が非常に心地良く寝付きが良くなりますが眠りが深くなる分寝起きも一層辛くなりますので一長一短でございましょうか。
しかしこの先暑い夏になるとこの寒ささえ恋しくなることを考えると今のうちに寒さや冬のお召し物などを楽しまれるのも一興かと存じます。

話は変わりますが先日セカンドスチュワードの八幡と紅茶係白川に誘われ、フットマンの久保と葉山執事と食事をともにいたしました。
美味しい食事とお酒を頂きながらの談笑はやはり楽しいものでございますね。
特に久保、葉山執事はお屋敷にお仕えしてからの日が浅いこともあり、より親睦を深めることができて大変嬉しゅうございました。
個人的にはまだ話し足りない気も致しますが、またの機会に取っておこうかと存じます。

そして今月もティーサロンでは寒い日にぴったりな焼きクラムチャウダーやバレンタインデーのある2月らしくチョコフォンデュなども揃えてございます。
当家オリジナルのアールグレイなどチョコに合う紅茶なども多数ございますのでご帰宅の際には是非御用命くださいませ。

では温かい紅茶を用意してティーサロンにてお嬢様、お坊ちゃまのご帰宅をお待ちしております。

冴島

雑貨を探して…

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
片倉でございます。

寒い日にまじりようやく春らしく過ごしやすい日も増えて参りましたが、お嬢様はお散歩お楽しみいただけていましたか。

私はというと花粉に耐えながらいつものように雑貨巡りをしていましたら何やらお菓子のフェアに迷い込んでしまいました。

どうしようかなと悩みはしたのですが面白そうな珍品も見かけたので雑貨巡りからお菓子巡りに切り替えてぶらぶらと歩き回っていると木彫りのクマのようなチョコやミニカーのようなクッキーなど遊び心あふれる品々を見つけることができこの日のお散歩は非常に楽しゅうございました。
せっかくならお写真を撮ろうとも思ったのですが気がつくとお菓子を食して撮り損なってしまいました…

もしお嬢様もお散歩で何か変わったアクシデントに見舞われた際、時にはあえて流れに任せて楽しむというのもおすすめでございます。

降る雪に想う

ご機嫌麗しゅうございます。

葉山でございます。

お嬢様、体調など崩されておりませんでしょうか?
私は日々寒暖差に戸惑いつつも元気に励んでおります。

先日御屋敷の周りがうっすらと雪化粧をしたのを拝見し、いろいろと思うところがございました。

昔は雪が降ると嬉しくなって雪だるまを作ったりウィンタースポーツなど積極的に雪遊びをしておりましたが、今はもう自ら触れることも憚られる始末。そのような自分の変化に少々寂しさを感じつつも、やはり冷たい雪と戯れるのは些か…。

しかしながら雪景色を拝見するのは心が洗われるようでとても好きでございます。
あたかも古よりずっとそのままでそこに佇んでいたかのような雪山の一面銀世界の風景や、降っている白い結晶が周りの音を吸い取りながら地面に積もり、木々や建物を覆っていく光景など。

雪が降ることも年々少なくなっているように感じられますが本当に稀に降るからこそ、その時に様々なことを考えてしまうのだと存じます。

ここ数日は春のような陽気でございますがまだ2月、「如月」と言われるようになった一説のように2月は特に寒さが厳しくなる月のため、普段より着物を多めに重ね着する事から「着物を更に着る」つまり「着更着(きさらぎ)」。
まだまだ油断することなくお身体にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。

粉闘

ご機嫌麗しゅうございます。
小瀧でございます。

今年もヤツと戦う季節がやってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか?

え、ヤツとは何でございますか?

それはもちろん、花粉でございますよ!か!ふ!ん!

毎年毎年悩まされてございますが、今年の私はひと味違います。

1年前に習得いたしました秘技「鼻うがい」
きっと役に立つことでしょう
思う存分発揮したく存じます。

また、紅茶や烏龍茶、ルイボスティーやエルダーフラワー等のハーブも花粉症の症状を和らげる効果があるようですので、当家のブレンドのロンロンやネーヴェを中心に水分補給しようかと企んでおります。

花粉と戦う上で私が信頼しているのは鼻うがいでございますが、その他にもいい対策法がございましたら教えていただければ幸いでございます。

花粉症ではない方が羨ましゅうございますが、後天的に花粉症になる事もございますから老若男女油断大敵でございます。

2024年の花粉シーズンも共に奮闘、いえ、粉闘して参りましょう。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます、荒木田でございます。

少し、幼き日の思い出話をば。

幼稚園でのお絵描き。食事をする自分を白画用紙いっぱいに表現しようと、手に持ったコップに入った水を描こうとした時のことでございます。クレヨンの箱に手を伸ばし、おや、と気が付きました。

それらしい”みずいろ”という名の色は、どこからどう見ても自分の知っているはずの水の色ではないのです。とはいえ、どこを見渡しても”とうめい”なんて色のクレヨンはなく、だからと言って何も塗られていない状態のコップは何も入っていないようにしか見えません。

ですので仕方なく”みずいろ”のクレヨンを手に取りコップを塗り潰してみれば、中々どうしてしっくりくる。

“5さいのぼく”が手に持った”みずいろ”のナニかは、決して青色五号の希釈液などではなく、紛れもない水なのです。

これは妥協なのか、それとも学習なのか。ともかくクレヨンに曰く”みずいろ”は、私を含める多くの人間にとって水の色であることは紛れもない事実であろうかと存じます。

それでは反対に、水の色は何色でしょう?

透明も然り、みずいろも然り。或いは少し濁っていても透明であれば水の色と言えるかもしれない。

触れ合ってきた水との関わり方や価値観、考え方、或いは人生すらも表層するやもしれません。

このそれぞれの知覚や感覚に類する概念を、哲学や脳科学でクオリアと言います。これを突き詰めれば、より世界の解像度が上がり、いずれ、自己とはなんなのかという、人間誰しもが直面するの本質的な疑問立ち向かえるかもしれません。少し、心が躍ります。

 

 

 

 

さて。こちらは、私が以前北海道の礼文島にて撮影したお写真でございます。

加工無しにしては、なかなか美しい海のお色でございましょう?

それでは改めて。

「この水は何色に見えますか?」

ぜひ、また。

お会いした時にお聞かせくださいませ。

日誌

奥様、旦那様。
お坊ちゃま、お嬢様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃私は、
映画館に足を運んでみるということをしております。
元々映画それ自体もそうですし、
その空間を含め好きではあったのですが、
長いコロナ禍の中でその習慣が失われてしまいました。

また動画配信サービス等の発展で、
借りて拝見するよりも
より気軽に色々な作品に触れることが出来るようになった
ということも要因の一つです。

そうして映画館で実際に拝見することが増えますと、
やはり映画は映画館で見るものだと実感いたしました。

勿論これは私の主観ですから
全てではございませんが、
様々な理由がある中で
私が大事に感じるところがございます。

それは「不自由を強いられる」
ということです。

当たり前ですが、
映画館という空間は映画を拝見する場所でございます。
逆に申し上げればそれ以外には
不便なのです。

現代社会において、
私達の身の回りには、
常に色々な娯楽がございます。
私からするとそういった全てが、
映画という体験をする上での
邪魔になりうると思えるのです。

良質な作品をより良いものとして感じられる。
特化したからこその素晴らしさ。
そんなものが
詰まっているのが映画館ではないかと存じます。

また話はずれますが、
演劇作品などと違うよさとして
私が思うのは「視点が選べない」ことです。
私はこの「誰かのファインダー越しの世界」を見ることが、
とても好きです。
(創作物を拝見することの良さ
全てに通ずるものではあります)

何だか語ってしまいましたが、
よろしければ皆様のオススメなどもお教えくださいませ。

自分が行動すると
より豊かな新しいものが生まれるものだなと、
改めて感じる今日この頃でした。

才木