継続

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

暖かな日差しを感じられるようになってきました。
そろそろ冬もお終いでございますね。
桜が花開くのが、待ち遠しゅうございます。

さて、今月の下旬には、当スワロウテイルのアニバーサリー期間が控えておりますね。
思えば開館して、17周年。
毎年、この時期になりますと感慨深いものがございます。

サロンでのお給仕。
イベントの賑わい。
フォトブック撮影のドタバタ劇。
仕事を終えて、宿舎での語らい。
・・・いろいろな思い出が胸を去来して行きます。

そして、そんな思い出の数々に鮮明に焼きついているのは、使用人仲間、そして、お嬢様方の笑顔でございます。
なんと豊かな心の財産でしょうか。
これほど実り多き仕事につけた司馬は、本当に幸せ者でございます。

積み上げた日々はもちろん貴いもので、使用人たちは胸を張って良いとは思います。
ですが、これもお嬢様方がスワロウテイルに価値を認めてくだされた賜物。
欲張りな司馬は、たかだか17年程度では満足できません。
この先も、皆様の憩いの場所であり続けることが一番の願いでございます。

執事として、お嬢様方が快適であるよう心を配り、また愉快な使用人仲間たちがハメを外しすぎぬよう。
時には厳しく、もちろんユーモアも忘れず、職務を継続して参ります。

 

では、お嬢様方。
これからも末永く、どうぞよろしくお願いいたします。
心からの感謝を込めて。

 

たまには

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

さて今月13日に、
久しぶりにエクストラティーを
務めることとなりました。
当家きっての紅茶職人・金澤と共に、
素晴らしい紅茶をお届けいたします。

話は少しずれますが、
私にも尊敬する先輩がおります。
挙げればキリがないところですが、
金澤もやはりその一人です。

何が。というのも色々あるのですが、
やはり揺るがない部分で申しますと、
私にとってお屋敷の紅茶といえば、
金澤が淹れる紅茶に他ならないからです。

ただ、自分も少しは成長しただろうと誘ってみたものの、
その背中はまだまた遠く感じます。
私自身も少しはイメージがあったのですが、
金澤が提案してくれたアイデアに「それで」となってしまいました。
だってそちらの方が美味しそうでしたからね。

そんなこんなで、
ホワイトチョコを混ぜ合わせた
美味しいミルクティーになりそうです。

とはいえ、追う背中があるというのは嬉しいですね。
いつまでも完璧にはなれませんし、
常に先には誰かがおります。
まだまだやれることはある。
新しい発見が日々に潜んでいる。
そんな期待にワクワクいたします。

諦めず手を伸ばしてみるのも、また一興です。

たまには。

才木

文鳥クレープ

影山でございます。
機会は急にやってくるものです。
3月4日からMaji Crepeにてわたくしの考案したクレープをお出しいたします。

その名も

『白文鳥クレープ』

『スズメの巣』
の文鳥バージョンを作りたいと考えパティシエに相談した所、クレープ生地をパリパリにした巣が生まれました。
その他にも紅茶ジュレやメープルくるみ、クッピークリーム等が含まれております。

見た目にこだわった可愛い白文鳥がクレープに乗っかっております。
是非お手にとってお楽しみ下さいませ。

シェリー酒とりんごのアイス

今月は私が携わったアイスを用意していただけることとなりました。

アモンティリャードというシェリー酒を主役に据えたアイスです。

シェリー酒はワインの一種なのですが、特殊な熟成を経て作られるため、非常に豊かな風味を含みます。
今回のアモンティリャードは特に熟成の期間が長く、柔らかくなった酸味にドライな味わい、複雑な香りを楽しめます。

そのアモンティリャードの古酒然とした風味を活かすために、りんごのピューレとの組み合わせを提案いたしました。

上質なアルコールと角の取れた酸味のなめらかな口当たり。
そして口の中で温度が上がることによってあとからシェリーの香りが華やかに広がるはずです。

仕上げにはローストしたアーモンドを落としております。
こちらも食感のアクセントになるとともに、シェリー酒がもつアーモンドの香りを引き立てるはずです。

 

手前味噌ではございますが大変素晴らしい味わいに仕上がっておりますので、お召し上がりいただければ幸いです。

 

最後に。私のわがままを形にしてくれた当家のパティシエに大きな感謝を。

弥生

日増しに暖かくなり、早春の息吹を感じる今日この頃

「姫様」あるいは「お嬢様」如何お過ごしでしょうか、乾でございます。

 

冒頭でも「姫様」とさせていただきましたが、3月のアニバーサリーが始まるまでは、お嬢様を「姫様」と旦那様及びお坊ちゃまを「殿下」とお呼びいたしますのでお許しくださいませ。

 

特にこの期間初めてお戻りいただくお嬢様やお坊ちゃまは、混乱されるようですが、我々執事やフットマンが血迷っているわけでは無く、あくまでもひな祭りもございますこの時期ならではの催しあるいはお約束事としてご理解いただければ幸いでございます。

 

普段呼ばれなれないせいでございましょうか、「姫様」とお呼びさせていただきますと少々気恥ずかし気にされるお嬢様の様子がとても愛らしく、毎年楽しみにさせていただいております。

 

今年もたくさん「姫様」「殿下」とお呼びいたしますのでお楽しみいただければ幸いでございます。

 

さて、最近猫好きな使用人が増えておりますので、今月は猫を折りました。

お気に召していただけたら幸いでございます。

 

では、お屋敷にて「姫様」あるいは「お嬢様」のお帰りをお待ちしております。