第七回フットマンティーの魅力

夏の訪れをすぐそこまで感じます今日この頃、如何お過ごしでしょうか?お嬢様、お坊っちゃま。
紅茶係の白川で御座います。
一面真っ青な青空や梅雨を感じさせる雨と変わりやすい天候にくれぐれもお気を付け下さいませ。

それでは第七回フットマンティーの魅力の開幕で御座います。

私「その紅茶はどんな紅茶で御座いますか?」

?「昆虫で御座いますか?そうですね、好きな昆虫は蜻蛉で御座います。まあどちらかと言えば昆虫はあまり得意では無いですけれども。」

私「………………………紅茶で御座います。」

?「失礼致しました。」
?「私のフットマンティーはお嬢様、お坊っちゃまの健康を願いお作りいたしましたノンカフェインのルイボスティーで御座います。」

ここまでのヒントでお分かり頂けましたでしょうか?

正解は…………………

第七回フットマンティーの魅力はスワロウテイルきってのエンターテイナー!隈川の〝ネーヴェ〟をお送り致します。

まずネーヴェで御座いますが、アップルルイボスとメリロート等で構成されております。

茶葉のネーヴェの香りを味わうとまるで食べ頃のそれを彷彿とさせます林檎の芳醇な香りがいたします。
ネーヴェの楽しみ方は唯この香りを味わうだけでも良いのではないか?と思いながら一日が終わる予感のいたします良い香りで御座います。

如何でしたでしょうか?お嬢様、お坊っちゃま。
ネーヴェの余りにも良い香りに唯その香りを楽しむという結論に行き着き第七回フットマンティーの魅力を締め括りたく存じます。
この香りを味わうだけでも健康になる気もいたします。

それではお嬢様、お坊っちゃまご機嫌よう!

…失礼致しました。
どうやら隈川と会話しました際に隈川の茶目っ気が移ってしまった様で御座います。
それでは気を取り直しまして、

まず、ネーヴェはお嬢様、お坊っちゃまの健康を司る紅茶として隈川が作成いたしました。
ブレンド内にはアップルルイボスでございますが、ルイボスティーの健康効果としてミネラルを多く含み、抗酸化作用による美肌効果、むくみ改善、アレルギー症状の緩和など様々な健康効果が期待出来ます。

また、メリロートには血流を良くし、むくみを改善する効果があり、その内に含まれます成分の一つに〝クマリン〟というものが御座います。
クマリンは桜餅にも含まれあの桜餅の素晴らしい香りを引き立てるのに一役買っております。
隈川に〝クマリン〟不思議な縁で御座いますね。

このアップルルイボスとメリロートの合わさった素晴らしい香りもありますが味にも拘り、美味しく、且つ毎日お召し上がり頂いても飽きのこない味に仕上げたとの事で御座います。

隈川おすすめのお召し上がり方で御座いますが、
豆乳で煮出しましたアイスロイヤルミルクティーがおすすめとの事で御座います。
豆乳で煮出す為、湯葉もお召し上がり頂く事ができ、豆乳を用いる事で健康にも良いとの事で御座います。

そんな隈川で御座いますが6月は隈川のフットマンクレープ〝雪塩ロイミクレープ〟をギフトショップとマジクレープ、パティスリースワロウテイルオンラインショップでお取り扱いしております。
こちらもネーヴェ同様ネーヴェを使用した拘り抜いた一品で御座います。
パティシエ特製のネーヴェシロップに漬け込みましたドライリンゴをたっぷりの特製ネーヴェロイミクリームで包み、味のアクセントにミネラルを多く含みます雪塩を忍ばせたお品で御座います。
ネーヴェ=雪をイメージした淡雪の様なクレープ、気持ちが沈んでしまいがちな梅雨時に甘過ぎずさっぱりと爽やかにお召し上がり頂ける品に仕上げたとの事で御座います。
是非お手に取って頂けると幸いで御座います。

そうです、ネーヴェの名前の由来はイタリア語で〝雪〟
何故雪か?で御座いますか?
それは是非帰宅されました際に〝ネーヴェ豆乳アイスロイミ〟のレシピと共に隈川にお聞き下さいませ。

ヒントは〝林檎〟

聡明なお嬢様、お坊っちゃまならもうお分かりかも知れませんね。

さて、六月一三日は代々当家にて伝わります〝ロイミ〟の日。
この日は金澤、百合野によるエクストラティーのロイヤルミルクティー〝Acoustic milk tea〟を提供させて頂きます。
隈川の〝雪塩ロイミクレープ〟と合わせて楽しんで頂けますと幸いで御座います。

次回はどのフットマンティーで御座いましょうか。
それでは次回までご機嫌よう!お嬢様、お坊っちゃま。

ご挨拶

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。この度、ティーサロンにてお給仕させていただくことになりました、睦月でございます。

梅雨に入りましたが、気圧の変化や雨に濡れて体調を崩さぬようにお気をつけ下さいませ。

雨が続く時期、私は雨粒を避けられる使用人になりとうございますが、無理そうなので水も滴るいい使用人を目指しとうございます。

私、雨音を聞いていますとだんだんと瞼が重くなってまいりました。先ずは、夢の中で雨粒を避けられるか練習してまいります。

夢の中でも日々精進してまいりますので、今後ともよろしくお願い致します。

夏服

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。

香川でございます。

今年も使用人が夏服を着る季節となって参りました。

着るものを間違えているんじゃないか、、

と昨年はお嬢様に心配されたこともございましたが、
ドアマンもいつもとは違った装いでお仕えする事になろうかと存じます。

もう、
一年たつのでございますね。

時の流れの速さを改めて感じます。

川香夏吟醸を昨年はご用意いたしましたが、

今年は執事歌劇団公演とのコラボ酒をお届け致します。
スタートは6月10日から。

なかなかインパクトのある装いですが、
きるものを間違えているわけではございませんからご安心くださいませ。

極甘口の一品、是非お召し上がり下さいませ。

想像力

想像力があるとか無いとか、問えば問うほど紡ぎ出される解答の想像力のなさに愕然とさせられます。

いかがお過ごしでしょうか。

伊織でございます。

 

人間いろんなことを考えます。

お嬢様もわたくしも八幡も、日々いろんなことを考えています。

考えている内容は「本当」のことばかりとは限らないのではないでしょうか。思考の中で嘘をついているのではなく、現実ではない(起きていない)ことを考えていることの方が多いのではないかな、と思うのです。

未来のことであったり、もしかしたらというifの世界のことであったり、内容は様々のことでしょう。

すでに経験したことでないのだとしたら、すべてが想像の産物と言えないでしょうか。明日のことも、もしもあの時リンゴを買っていたら、なんていう現実に起きていないことを考えているのですから、みんな想像力が生み出した幻影なのだとわたくしは感じます。

 

難しい定義だとか仕組みだとか、そういうことは賢い人たちに任せておくとして、シンプルにわたくしは人間ずっと絶えず想像し続けているのでは、と思うのです。

だとしたら、想像力があるとか無いとかという問答は意味をなしません。みんな「ある」で○がもらえることでしょう。

 

なかなか他人が思いつかないようなことを考えつくから想像力がある、という風に表現されることもありますが、むしろ日常的には「他人が思うことを等しく考えつく」能力としての想像力に長けている方がよっぽど上手に生きていける気がします。

 

こうしてアレコレ書いている内に着地どころを失い、最終的にきちんと答えを導き出すことができないでいると、やっぱり何かしら想像力の一部が機能してないなぁ、と自身にがっかりするのです。

 

閉じた感覚をもう一度開くのは大変です。

開いているなら、けっして閉じないように五感を働かせ続けて下さい。

想像力は内からはやってきません。外から入ってくるものがなければ、想像の種すら生まれることはありません。

ちりも積もればマウンテン

いかがお過ごしでしょうか。桐島でございます。

6月は私としては夏への準備期間でございます。夏は何かと体力が削られる毎日でございますのでそれに向けてより一層鍛錬を積む一月でございます。

特に意識するのは継続。

どうしても夏は気温の影響で気分がすすまない、もしくは休まなければなくなります。

その前に一日一日を大事に使える様、そしてそれが途切れなく続く様、自分自身に癖をつける様な一月です。

そうするとサボりたくなる様な7月の自分を頑張った6月の自分が奮い立たせてくれるのでございます。

そうすると自ずと夏に負けない強い自分が出来るのでございます。

なんだか難しい話になってしまいましたね。

つまりはそう、継続は力なりでございます。

皆様もこの6月をどうかお楽しみくださいませ。

入梅

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

六月になりますと、しとしと雨が降り続くようになり、少しばかり気が滅入る日々も続くようになります。

―梅雨。
私の苦手とする言葉でございます。

先日、わずかな晴れ間を縫って、庭園の枝ぶりの成長を眺めておりましたところ、鮮やかに咲く紫陽花の陰に、カタツムリが止まっているのを目にしました。

“揚雲雀(あげひばり)なのりいで、蝸牛(かたつむり)枝に這ひ、神、そらに知ろしめす。すべて世は事も無し。”

上田敏の訳詩集『海潮音』(1905年)で愛誦される、英国詩人・ブラウニングの「春の朝」の一節でも、こんな時に口ずさめれば、わずかでも教養を披露しつつ、お嬢様方からお褒めの言葉もいただけるのでしょう。
しかし、こんな時に、つい司馬が連想してしまいましたのは、フランス・ブルゴーニュ地方の郷土料理“エスカルゴ”でございました。

 

その存在を知ったのは、まだ少年のころ。
いまでこそ珍しいものではございませんが、当時、おいそれとメニューに載っているような品ではございません。
いろいろと想像をたくましくし、たまらずに唾が湧いてくるような、はしたない有様でございました。

長じて、はじめて口にしたときは・・・。
刻んだガーリックやパセリを練りこんだバター(エスカルゴバター)と共に貝殻に詰めて、オーブンで焼かれたその歯ごたえと濃厚な風味は、さながら西洋風のサザエのつぼ焼きといった趣で、たちまち虜となりました。
以来、機会があれば、前菜に頼むようにしております。

貝のような肉質でありながら、磯の香りが皆無なため、赤ワインとも相性がよく、本場のブルゴーニュではピノ・ノワールとガメイの品種がブレンドされた「コトー・ブルギニョン」という、フレッシュなタイプの、カジュアルなワインが好まれているようでございます。
やはり、本来は高級料理ではなく、気軽に楽しむ郷土料理のようでございますね。

―健啖。
私の好きな言葉でございます。

まだまだ、ジメジメとしたお天気も続き、その先にはうだるような暑さも控えております。
ただ、食事を軽んじるのは論外。
さすがに、エスカルゴは珍味も行きすぎ、二の足を踏まれるお嬢様もいらっしゃるかと存じますが、ムール貝のアヒージョや、同じようにエスカルゴバターを使って調理したサザエのオーブン焼きなど、代わりのお品はいくらでも用意が叶います。

どうぞ、おいしいお食事とお酒、もちろんスイーツや紅茶も存分に楽しまれて、夏本番に向けて体力の増強をお心がけくださいませ。

大鶏排

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

このところ流行の兆しを見せているのが台湾グルメです。
特に台湾カステラは、コンビニエンスストアなどで定番スイーツとしての地位を確立しつつあるほどの人気を博しているようで、フットマンケーキとして皆様にご提供できたことを誇りに思っております。
また、昨年は台湾パイナップルの輸入が急増しましたが、今年は『アテモヤ』なる果物が本格的に輸入を始めるとのことで注目しております。

そんな台湾グルメですが、近頃は『大鶏排(ダージーパイ)』が徐々に来ているような気がしています。
大鶏排とは、シンプルに表現するならば『台湾風唐揚げ』。
開いて叩いて広げた鶏胸肉に、八角などを用いた独特の調味料『五香粉』で風味付けをした、衣のザクザク食感が楽しい、平たくて大きな唐揚げです。
調味料の風味が独特ではあるので、そのままでは大ヒットとは行かないでしょうが、日本っぽいアレンジをすればB級グルメとしてそこそこ人気が出そうです。
特徴的なのが唐揚げ以上のザクザク食感。
これは小麦粉や片栗粉では出せず、『タピオカ粉』が必要となってきます。
中華食材を扱っている店などではお馴染みではありますが、揚げ物は今後これで良いのではないかと思えるほどのクリスピー感がクセになります。
まだ試みていませんが、魚にまぶして揚げても良さそうです。
また、広げた鶏胸肉も良いのですが、ささみ肉でスティック状にしてもスナック感覚で楽しめます。
どちらかと言えばご飯よりもお酒に合うおつまみなので、ビールやハイボールなど冷たくてシュワシュワしたお酒が美味しくなるこれからの季節にうってつけです。
ご別宅でお料理を嗜まれることもございましょう。
タピオカ粉が入手できた暁には是非ともお試しあれ。