クッキー

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

お嬢様はクッキーについてどのように思われるでしょうか。

はい、さようでございます。
焼き菓子のです。

美味しい
いい香り
かわいい
サクサク

咄嗟に思いつくのは非常にシンプルでポジティブなイメージかと存じます。私はお菓子全般を好んでいるのでもちろんクッキーに対しても好感的な印象を受けます。

なかには甘い物がお苦手でクッキーに対してあまり良い印象を抱かないという方ももちろんいらっしゃるかとは存じますが、憎しみや怒りを持っている方というのは極めて珍しいのではないでしょうか(完全にいないとは思いません)

 

さて、では
ここでこのクッキーをどなたでも結構ですので人間に置き換えてみるとどうでしょう。

ポジティブなイメージもネガティブなイメージも倍増したのではないでしょうか。

なぜクッキーに対してはシンプルな感情でいられるのに、人間には複雑な感情が生まれるのでしょうか。

これは私が思うに『影響力』なのではないかと。

自分に対してクッキーと人間では及ぼす影響の大きさが異なるから抱く感情も違う。

逆に申し上げますと、自分に対して影響を及ぼさないものに対して人は寛容でいられるのです。

例えば、どんなに素晴らしい人徳者であっても、人間である限りさまざまな要因が重なって普段ならば言いたくないような言葉を選んでしまう場面がきっとあります。

もし、そういうタイミングの方と遭遇して聞きたくない言葉を聞いてしまったときにはあまり影響を受けず、お相手をクッキーだと思うと良いかもしれません。

こんな日誌を認めながらお腹のなる午前2時です。

隈川