第四回フットマンティーの魅力※番外編

ご機嫌いかがでしょうか?お嬢様、お坊っちゃま。
紅茶係の白川で御座います。
年が明けたと思いましたらあっという間にもう二月で御座います。
寒さもまだまだ厳しい折、流行病と共にどうぞお気をつけ下さいませ。

早速ですが参りましょう…

それは貴方にとってどの様なものでしょうか?

「それは果てなく学ぶべき技術で御座います。」

???…どうやらいつもと様子が違う様ですが…
一体何の魅力に迫るのか?

実はこれは私が時任に
「貴方にとってカクテルとは?」と、尋ねた時の答えで御座います。

今回は第四回目にして早くも番外編!時任と共にカクテルの魅力に迫ります!

カクテル…それは紅茶にも勝るとも劣らぬ奥深き飲料で御座います。
紅茶もまだ覚えたて且つカクテルなど無知にも等しい私が時任から聞きました情報を基に、
時任がミニバーtiny BLUEMOONにて提供しましたカクテルの魅力を追いたいと存じます。

それでは十一月と十二月に提供致しましたカクテルから特に時任が拘りました二種類ずつを解説させて頂きます。

まずはジントニック
こちらはジンとトニックウォーターを混ぜましたカクテルで御座います。
時任が拘りましたのはベースのジンで御座います。

このジンはクローグやローズマリー等のスパイスとハーブ、更にイギリス伝統の胡瓜と
ジンと言えばの当家使用人才木のフットマンティー〝ニルスオーラブ〟にも使われておりますジュニパーベリーを漬け込みました時任自家製で御座います。

続いてはギムレット
ギムレットはジンとライムシロップを混ぜましたカクテルで御座います。
自家製ジンをベースにこのライムシロップも時任自身が厳選したライムを漬け込みました自家製で御座います。

十二月からはモスコミュール
モスコミュールはウォッカをジンジャエールと混ぜましたカクテルで御座います。
4種のベリーを漬け込み、またも自家製のウォッカと生姜と砂糖をじっくり煮込み、
アイルランド風に仕上げましたこれまた自家製のジンジャエールと混ぜた自家製だらけのカクテルで御座います。

最後にカミカゼ
自家製ウォッカをベースにコアントローと厳選したライムを混ぜましたカクテルで御座います。
私は存じ上げずお恥ずかしいのですが、カクテルというものは、そのシェイクによってお味が変わるとの事で、特に時任はこのカミカゼに拘りがありまして、
〝早く鋭く〟シェイクする事により更にウォッカの甘さを引き出す事が出来るそうで御座います。

以上が一部では御座いますが、時任が提供させて頂きましたカクテルの解説で御座います。
私は残念ながら試飲出来ず、この文章を認めながらもお召し上がりになられたお嬢様、お坊っちゃまを非常に羨ましく思った次第で御座います。

このカクテル提供の場、tiny BLUEMOONの始まりで御座いますが、流行病の影響によりご案内が難しくなりましたBAR BLUEMOONに変わりまして、
兼ねてよりカクテルを召し上がりたいとのお嬢様、お坊っちゃまのご要望を受け、時任自身も伝統的なカクテルとオリジナルカクテルの素晴らしさをお嬢様、お坊っちゃまに知って欲しいと大旦那様とご相談させて頂き開催に至りました。

ミニバーtiny BLUEMOONは一月に提供を務めさせて頂きました大河内、二月には古谷、三月は…………………
これからもカクテルの魅力をお伝えしたい使用人達が集まる予定で御座います。
是非ともお楽しみにお待ち下さいませ。

実は二月はその時任のフットマンクレープボックスをギフトショップ及びパティスリースワロウテイルのオンラインストアで販売させて頂きます。

お酒は大好き、されど甘いものは得意ではない時任が当家パティシエとどうしたら今までとは違うクレープでお嬢様、お坊っちゃまに喜んで頂けるかを試行錯誤し作り上げたお品で御座います。

その内容は正に和洋折衷!
クレープの中にディプロマット、その上に白餡とクリームチーズ、更にドライジンを少々。
上には見た目も美しいオレンジを飾りコアントローシロップを振りました時任らしさもあり白餡と、クリームチーズを混ぜるという大胆さもある非常に美味で素晴らしいお品となっております。
アルコール分は強くは御座いませんので苦手なお嬢様、お坊っちゃまでも安心してお召し上がりいたたげます。
時任からはリリスやオードリーなどの紅茶と合わせますとより一層美味しくお召し上がりいたたげますとの事で御座います。
こちらのお品は冷蔵庫で解凍してお召し上がり下さいませ。

お屋敷のお酒の管理を務めます時任の話を元にお届けさせて頂きました番外編、〝カクテルの魅力〟如何でしたでしょうか?
時任の最初の答えに有ります様にお嬢様、お坊っちゃまの為に腕を磨き、また素晴らしいカクテルをご用意してご帰宅をお待ちしております。
ご帰宅の際は是非、時任にカクテルの事をお尋ね下さいませ。
時任の膨大なカクテルの知識をお見せする事が出来ると存じます。

それでは今回はこの辺で失礼致します。
また会う日まで
ご機嫌よう!お嬢様、お坊っちゃま。