降る雪に想う

ご機嫌麗しゅうございます。

葉山でございます。

お嬢様、体調など崩されておりませんでしょうか?
私は日々寒暖差に戸惑いつつも元気に励んでおります。

先日御屋敷の周りがうっすらと雪化粧をしたのを拝見し、いろいろと思うところがございました。

昔は雪が降ると嬉しくなって雪だるまを作ったりウィンタースポーツなど積極的に雪遊びをしておりましたが、今はもう自ら触れることも憚られる始末。そのような自分の変化に少々寂しさを感じつつも、やはり冷たい雪と戯れるのは些か…。

しかしながら雪景色を拝見するのは心が洗われるようでとても好きでございます。
あたかも古よりずっとそのままでそこに佇んでいたかのような雪山の一面銀世界の風景や、降っている白い結晶が周りの音を吸い取りながら地面に積もり、木々や建物を覆っていく光景など。

雪が降ることも年々少なくなっているように感じられますが本当に稀に降るからこそ、その時に様々なことを考えてしまうのだと存じます。

ここ数日は春のような陽気でございますがまだ2月、「如月」と言われるようになった一説のように2月は特に寒さが厳しくなる月のため、普段より着物を多めに重ね着する事から「着物を更に着る」つまり「着更着(きさらぎ)」。
まだまだ油断することなくお身体にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。