手動から電動へ

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

久々に心躍る買い物をいたしました。
料理系YouTuberなどが良く使っており、以前から欲しいと思っていた『電動ペッパーミル』です。
サロンに置いてあるような手動のペッパーミルでも良いのですが、手動ですと両手を使うため、調理しながらだと扱いづらいと常々感じておりました。
特に肉料理。
チキンソテーなどを作る際、肉を開く→手を洗う→手を拭く→ペッパーミルを使う→手を洗う→手を拭く→肉をひっくり返す→手を洗う→手を拭く→ペッパーミルを使う、というように、何度も何度も手を洗っては拭いてを繰り返していたのですが、電動ペッパーミルですと包丁を持ち替えるだけで済むので非常に楽です。
電動ミルで有名なのはシルバーカラーが印象的なイギリスのブランドの物ですが、あれは押しボタン式なのでちょっと使いづらいかなと思いまして、逆向きにするだけでモーターが回るタイプの物を購入しました。
これが楽しいの何の。
上下をひっくり返すと低速でモーターが回り、ペッパーがかかっていきます。
低速ゆえに効率がちょっと悪いような気がしないでもないですが、楽しさや快適さがそれを上回ります。
商品レビューによると岩塩や花椒は挽けないようなのでペッパー専用機なのですが、それでも購入して良かったと思える逸品でした。

日常を楽しく

司馬でございます。皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

秋風を楽しむ暇もなく、すでに冬を思わせる気配が忍び寄ってまいりました。そろそろ自室に炬燵でも出そうかと考えております。お嬢様方の冬のお召し物も、ご用意をしなければなりませんね。

ようやくお酒も提供再開の運びとなり、ディナーなどもお楽しみいただけるようになりました。作り手が腕によりをかけたカクテルや厳選されたワインなど、満足げな笑顔で酒杯を手にするお嬢様方の姿を久々に拝見して、司馬も涙が出るほどうれしい気持ちでございます。アルコール解禁のお祝いの場として、スワロウテイルをお選びいただけたことを、本当に感謝いたします。

油断は禁物とは痛いほど存じておりますが、やはり耐え忍び続けるだけでは、心も疲れてしまいます。このまま、以前のような日常が戻ってくればいいと、心から願わずにはいられません。

一点の曇りのなき笑顔で、お食事を楽しまれる場所であり続けること。あらためて、口に出すのも気恥ずかしく、あまりに当然すぎることでございますが、それも使用人の理想の一つでございます。そのためにはお仕えする私達も笑顔を絶やしてはいけません。マスクの下の笑顔が伝わるよう、司馬も前向きで明るい気持ちを忘れずにいたいと考えております。

まだまだご辛抱いただくことも多いかとは存じますが、お嬢様方、どうぞ笑顔で楽しい日常をお過ごしくださいませ。スワロウテイルでの御滞在がその一助となれば、これほど光栄なことはございません。

Cool Japan SAKEism 種明かし

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
当家唎酒師の香川でございます。

今年もあと2ヶ月を切りました。
なかなか自由にならぬ日々もございましたが、想い出を増やすことはできていらっしゃいますでしょうか。

ハロウィンの催しも過ぎましたが、当家の使用人によく似た魑魅魍魎はいかがでございましたか?

個人的にはティーサロンに一升瓶が鎮座する日が来たというのは、なかなか感慨深いものがございま

え?

そんなものあったの、でございますか?

とあるお席の近くにそっと置かれてございましたから、
お気づきにならなかったとしても仕方の無いことでございます。
まあ中身もございませんでしたし…。

何があったかといいますと、
京都のハクレイ酒造の代表的な一品、酒呑童子の本醸造でございます。

山廃仕込みによるお酒。
雑菌をやっつけるために醸造するタンク内を酸性に致しますが、手っ取り早い乳酸菌添加ではなく、
昔ながらの乳酸菌育成による手間ひまかけて仕込む方法でございます。

よりまろやかでお米本来の旨みも味わえると言われております。

道理であっという間になくなるわけでございますよ。

ん?

いや、まああの、ハロウィンも終わったので一升瓶もなくなったということでございます!

さ、さて、年末年始に向けた準備も進めて参りましょうか。

空気も乾燥してくる季節。
消毒をしっかりなさってお過ごし下さいませね。

お早いお帰りを心よりお待ちしております。

久方ぶりの

椎名でございます。
先日の梅酒のT2シャーベットでは、おかげさまで大変ご好評賜りまして、誠にありがとうございました。
無事お作りしておりました分全てお召し上がりいただけまして、心より感謝申し上げます。

いつでもご用意出来れば良かったのですが、梅は季節ものゆえ、数に限りがございましたのが心苦しいところではございましたが、またこういった機会がございましたら是非ともご用意させて頂ければと存じます。

また、今年の六月に仕込みました2種の梅酒も順調に育っている様子で、少しづつその琥珀色も深みを増してございます。
そろそろ一度味の確認もしてみましょうか。

こちらも年明け辺りにはご用意したいと考えてございますので、近くなりましたらお知らせいたします。

さて、私事ではございますが、来年6月に行われる執事歌劇団の舞台公演に出演させていただくこととなりました。
支える側に回りましてからもうどれくらい経ちましたでしょうか。
12回公演のBadass!?が17年2月の事でございますから、歌劇団公演に参加するのはほとんどまる5年ぶりと言うことになります。
もちろんその間、九瓏家への参加もあったわけでございますが、それを踏まえてもお芝居は非常に久しぶりでございますね。
ちゃんと声が出るのかしらと心配もございますが、それ以上に非常に楽しみでございます。
やはりお芝居が好きなのでございましょうね。

今から少しづつ体も作りながら本番に向け調整していきたいと思います。

筋肉にはマッスルメモリーと呼ばれる機能?と申しましょうか、トレーニングから離れ筋肉が衰えても再開すれば身体がそれに反応し短期間で元の体に戻ると言う現象がございます。

お芝居にもきっと『アクターズメモリー』みたいなものがあるのだと信じて頑張って参ります!

それでは今回はこの辺で。

百合野的紅茶の淹れ方その③ 鮮度とレシピ

さてさて、紅茶に関して2回ほど日誌を書かせていただきましたが今回で最終回でございます。

こちらの日誌からご覧になられたお嬢様は先に
『百合野的紅茶の淹れ方』の
1回目と2回目をご覧になられるとわかりやすいかもしれません。

今回は『紅茶の鮮度とレシピ』についてお話させていただきます。

初回にお伝えしましたが美味しい紅茶を淹れるポイントは

・茶葉とお湯の量のバランス
・茶葉の鮮度
・お湯の温度
・抽出時間

でございます。

諸説ございますが、紅茶を淹れる際の「ジャンピング」や「ゴールデンドロップ抽出」よりも何倍も大切だと思っております。

では早速
「茶葉の鮮度」

についてお伝えいたします。
大切なのは

・購入してからどれくらい立っているか
・保存方法は正しいか

でございます。

賞味期限とは別で、高温多湿に弱い紅茶葉でございます。
直射日光は避け、冷暗所で保存をし密封された状況での管理が望ましゅうございます。

こちらを守れば賞味期限を過ぎたものでも味が劣化しない可能性がございます。
※賞味期限を過ぎても必ず大丈夫というわけではございません。

逆も然りでそちらが守られておりませんと、期限内でも味が劣化いたします。

特に茶葉の近くに香りの強いものを置いてしまいますと香りを吸ってしまう習性がございますので、香気が劣化いたします。

では、実際茶葉が劣化するとどうなるかと申しますと

・抽出してもなんとなくお湯の味が残る
・味に深みが出ない
・香りが弱い、もしくは香りが整わない

という現象が起こりますので、一つ参考にしていただけたらと思います。

※補足
逆に…
茶葉には香りを吸う性質がございますので、消臭剤の代わりとして使われている方もいるそうでございます。

余談でございますが、海外メーカーの茶葉などは輸送、そして代理店などでの管理の期間もございますので、新品で購入した場合でも若干劣化している可能性がございます。

最後に

「レシピ通りに淹れているけれど美味しく感じない場合の対策」

をお伝えいたします。

今まで知識的な事ばかりお伝えしておりましたが、きちんと淹れていても美味しくないと感じる場合への対処をご案内いたします。

・茶葉とお湯を指定の量入れる

・茶葉入りの状態で、2分→3分→4分…と抽出しながら少量ずつ味見をする。

こちらでお好みの味や理想の味に近づくはずでございます。

そちらが確定いたしましたら、次回からはそのタイミングで茶葉を抜けば、お好みのレシピが作れるという事でございます。

逆にこちらでも美味しいタイミングが存在しない場合は茶葉が劣化している可能性がございます。

また、抽出方法がティーバッグの場合は抽出中にティーソーサーなどでフタをするだけで美味しくなる可能性がございます。

ぜひお試しくださいませ。

以上、
『百合野的紅茶の淹れ方』でございました。

何度もお伝えしますが、あくまで私の主観での紅茶に対する知識でございますので、ご了承くださいませ。

3回に渡りお付き合いくださいましたお嬢様、誠にありがとうございました。

少しでも紅茶の事を好きになるきっかけが作れましたら幸いでございます。

ではまた、ティーサロンでお待ちしております。

古谷でございます

気がつけば11月でございます

あっという間に年の瀬が近づいまいりました

やり残したことなどなきよう

慌ただしくなりつつある毎日を過ごしていきとう存じます

お嬢様も充実した毎日と共に実りの多い2021年を引き続きどうかお過ごしくださいませ

霜月

舗道に落ち葉が散る頃となりました。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

今月は冬の始まり「立冬」がございますね。

紀元前に生まれた「二十四節季」という古い暦から来ている言葉で冬に分類されてい
る6つの節(中)のうち最初に巡ってくるまさに「冬の始まり」でございます。

立冬には冬至における南瓜や柚子湯のような食べ物や風習は特にありませんが調べて
みますと旬の飲み物として「ココア」がございました。

実は、立冬の日は「ココアの日」なのだそうです。

毎年、11月のこの頃になるとココアの食卓出現が急に増えるという調査結果があるた
め「立冬」がココアの日に指定されたとか。

ココアはカテキン等体に嬉しい成分を多く含む飲み物でございますね。

寒い日はお嬢様のお部屋までお持ちすることに致しましょうか。

さて、今月はゴジラを作ってみました。

我ながら傑作だと思っております。

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。