宝塚歌劇「オーシャンズ11」

藤堂でございます。

宝塚ファンのお嬢様、奥様ご覧になられましたでしょうか。
「柚希礼音と77人」が、アメリカ映画「オーシャンズ11」の作品に挑戦した
この作品、脚本・演出が小池修一郎さん。外国映画が宝劇の舞台に、ここ数年
ミュージカルとしてそれぞれの特徴が活かされていますが、今回の
「オーシャンズ11」は映画と宝塚の違いはありますが、舞台上のラスベガスの
雰囲気は十分出て華麗にして豪華、星組柚希を中心に78人が一つになって
展開するのも素敵です。

ストーリーは服役中の天才詐欺師ダニーオーシャン(柚希礼音)が仮釈放となる
その日からはじまります。妻テス(夢咲ねね)の弁護士が離婚届を手に面会に
訪れます。テスはラスベガスのホテルをテリー(紅ゆずる)が建設するそこの
ショースターに抜擢され、デビューまでに犯罪歴のあるダニーと別れる気だと
言います。今でもテスを愛するダニーは大変なショックを受けつつも壮大な計画、
それはテリーベネットが経営するホテルの金庫を破ることだった。そして昔馴染みの
テスラー(涼紫央)と仲間を集めることに奔走する・・・さて集められた11人が
揃った・・・さて成功するのでしょうか・・・

儚い望みを解っていても
一縷の希望に全てを賭ける
ohラスベガス ラスベガス
運命を変えるFATECITY

の曲もすばらしく、柚希礼音さんの歌、ダンス、男役のトップとしてその魅力を
充分発揮され、さすが幕開きの囚人服の引抜でパッと変わるところなどは男役
の醍醐味が素晴らしいです。
特筆は今回悪役の紅ひずるさんが本物の悪党を等身大で演じられ可愛い顔が
憎々しく感じられ頑張っていられるのがうれしいです。次回作が楽しみです。
兎に角ご覧になってくださいませ。夢の世界の宝塚がいっそう気に入っていただける
と思います。

藤堂