まだまだ、秋?

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

暦の上ではとうに冬となりましたが、まだ実感もわかぬ昨今でございます。
庭園のもみじは、紅に染まって目にも鮮やか。
この燃えるような木立の色合いが失せないうちは、しばらく秋の名残を楽しめることでございましょう。

栗、きのこ、柿・・・・。
秋らしい食材の数々は、いまだ食卓を賑やかしております。
私といたしましては、さんま、それもシンプルに塩焼きなどをお勧めしたいところでございます。
大根おろしに、柚子やかぼすなどを添えれば、まさに食欲の秋の醍醐味と心のうちで快哉を叫ばずにはいられません。

とはいえ、いくら美味とはいえど、さんまはやはり庶民の味。
ただの塩焼きなど、お嬢さま方のお口に合うのかどうか、ためらいを感じてしまいます。
ここは、とびきり鮮度の良いものを漁港からいちはやく運び込みまして、厨房一同に工夫を凝らしてもらうことにいたしましょうか。

当家が誇る青木シェフのことでございます。
落語の「目黒のさんま」のように、奇妙な品を作り上げるようなことはございますまい。
きっと「さんまはスワロに限る」という絶賛の言葉が、お嬢さまの口から飛び出すにちがいありません。

さて、そんな秋の名残も、まもなく終わりを迎え、凍つく木枯らしも吹いてくることでしょう。
たとえ冬が近づいてきても、常にお嬢さま方が暖かな気持ちになれるよう、使用人たちも給仕に磨きをかけてまいります。
どうぞお体が冷えないうちに、スワロウテイルに足をお運びくださいませ。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。

怪談の季節

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

秋本番を迎え、朝夕、肌寒さすら覚えることも多くなってまいりました。
寒暖の差も激しゅうございますので、どうぞお召し替えの労は惜しまず、体調をお崩しになりませぬよう、ご自愛くださいませ。

十月といえば、ハロウィンのシーズンでございますね。
夕暮れの時間も早くなり、日差しの恩恵も徐々に減ってまいります。
先人は、それを闇の力が増すように感じ、怪物からの危害を恐れて、魔除けとしてハロウィンの祭祀を始めたのかもしれません。

また、その一方で、長い冬の到来を前にして、豊穣の秋を迎えるお祝いの時期でもあります。
ハロウィンには、それらに由来する陽気なバカ騒ぎ、そして、正反対の暗い影が同居しております。
そのためでしょうか。
他の季節に行われるイベントとは一味ちがった、なかば後ろめたいような面白みが生じているように感じてしまいます。

さて、ハロウィンといえばホラー映画が一挙に公開されるシーズンでもあります。
わが国において、怪談は夏のものではありますが、意外なことに西洋では、暖炉のそばで怪異なストーリーを家族などで語るのが、長い冬の間の退屈を晴らす風物となっているそうです。

お嬢さま方、文化の秋でもございます。
西洋の慣習にならい、秋の夜長を、書物や映画などの怖い話でお楽しみになるのはいかがでしょう?
きっと、ハロウィンの楽しさも倍増するにちがいありません。

さて、そこでおススメのホラー・ストーリーと申しますと・・・・。

おっと、そろそろお給仕の時間でございます。
どうぞサロンにて、司馬にこっそりお尋ねくださいませ。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。

お月見の季節

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

猛暑も一段落し、風の気配に夏の終わりを感じるこの頃には、夕暮れ時などに一抹の寂しさを覚えることもございます。

ようやく暑さから解放されますと、そろそろ一夏の疲れが出やすくなりますので、皆様、どうぞご用心くださいませ。

さて、秋になりますと、空気が澄んでまいりまして、ひときわ夜空が美しく見えてまいります。
お嬢さま方、今年の夏は楽しくお過ごしになられましたでしょうか?

私はと申しますと、体調を崩すこともなく元気に夏を乗り切ることができました。
これも、日ごろからお嬢さま方の笑顔に接していられるおかげかと存じます。
いつも元気を頂戴いたしまして、あらためて感謝でございます。

ただ残念なのは、結局、花火を楽しむ機会に恵まれなかったことぐらいでしょうか。
その代わり、せめて良く晴れた秋の夜長、一日の仕事を終えてからは、うつくしい月の輝きでも愛でることにいたしましょう。
今年の中秋の名月は九月十五日でございますが、あまりこだわる必要もございませんでしょう。

西洋では、満月は不吉な兆しとされているようですが、わが国では古来より様々な粋人たちが、月の満ち欠けに風流を感じて、酒杯を傾けております。
それを大義名分にするわけではございませんが、ビールの季節はすぎましたので、そろそろスパークリング・ワインでも一杯片手に・・・・。

おっと、その前にお嬢さま方のお月見の用意もしませんと。
今年は、どちらの河原ですすきを採ってまいりましょうか。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。

蝉時雨

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?
今年は、梅雨が長かったせいもあってか、真夏の暑さもひとしお厳しく感じられるようでございます。
どうかご無理をなさらず、また、冷たいもののとりすぎにも充分お気をつけくださいませ。

庭園を歩きますと、夏の日差しのおかげで、木陰が色濃く見え、木立を吹きぬけるそよ風が、一時の涼を恵んでくれます。

蝉時雨は耳にかまびすかしいほどでございますが、かえってそれが、夏の情緒を引き立ててくれるようにも思えます。
ことに夕暮れ時に聞こえてくるひぐらしのシンシンと響く声などは、暑さを忘れさせてくれるようでございます。

お嬢さま方におかれましては、夏の様々な楽しみ方をお試しになるかと存じますが、たまにはのんびりと夕涼みをなさって、自然の音に耳を傾けてみるのも一興ではございませんか?

ほら、かすかに、つくつく法師の声も聞こえてまいります。
秋の気配もすぐそこまで・・・・。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。

雨中黙考

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

そろそろ梅雨入りの声も聞こえ始め、じっとりとしたお天気が日常となってまいります。
お気も塞ぎやすくなるかと存じますが、夏はもうすぐでございます。
ちっぽけな雨などにめげず、楽しい日々をおすごしくださいませ。

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一休み

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

四月となると、出会いや別れ、新たなステップアップなどで、生活環境がすっかり変わられた方もいらっしゃるでしょう。
希望に燃えた新生活をお祈りしておりますが、あまり方に力を入れすぎず、どうぞマイペースに楽しい日々をお過ごしくださいませ。
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