桜ひとひら

ご機嫌麗しゅうございます。
環でございます。

気がつけば桜も葉桜になりましたね。

あいにくじっくり見る機会もなく葉桜になってしまいましたが、それでも地面に落ちた花びらが確かに春であることを伝えてくれました。

ここから力強い葉をつけた木々が街中に広がり、世界に新たな息吹を運んでくれることでしょう。

お屋敷のティーカップ達もお嬢様に会いたそうに棚に並んでおります。

美しい調度品も誰かの目に触れなければただの器。使用人だけでなく、屋敷に宿る全ての命と共にお待ちしております。

まずはその日のためにぴかぴかに磨いておかなければ。

どんな時でも前を向いて。

それでは。