アリとキリギリス

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。

突然ですが、イソップ童話の「アリとキリギリス」をご存知でございましょうか?
あまりにも有名なお話なのでご存知でございましょう。

夏の間、アリは冬の食料を蓄える為に働き続け、キリギリスは陽気に遊んで過ごす。その時、働き続けるアリ達をキリギリスはバカにしていた。
やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからない、どうしようもなくなったキリギリスはアリに助けを求めるが、アリはキリギリスに遊び呆けていたのだから自業自得と言い放つ。
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人生訓を教えられる深いお話です。
何事においても当てはまると思います。

只今私はキリギリスの気持ちでございます…

私の目の前に広がる物の数、尋常ではございません

気合いを入れて自室の大掃除だ!
までは良かったのですが、仕分けしようと物を広げたのですが、どこから手をつけて良いかわからなくなりました。
極め付けは本棚をちょっとずらそうとしたらバランスを崩し、本が全部落下しました。

「大掃除だ!」の心が折れました…

どうしようもなくなったキリギリスは目の前の地獄絵図から目を逸らし、お嬢様に助けを求める為に日誌にやってまいりました。

普段からきちんと整理整頓をしてこまめに掃除していれば大掃除というもの自体必要ないのですが、必要という事はそういう事です。
自業自得です…
「みんな男の部屋なんてこんなもんだ」と開き直ってみるものの、よけいむなしくなったので日誌にやってまいりました。

そしてやっかいな事はこの散乱している本たちが誘惑してくるのです
片付けようとすると普段殆んど見なくなっていた本でもつい見てしまい作業が完全停止しちゃうのです

これではいけないと本を置き、折れた心を繋ぎ合わせる為に日誌にやってまいりました。

『そして僕は、途方に暮れる』♪

お嬢様、情けない話を聞いて下さりありがとうございます
さあ気合いを入れ直して大掃除再開します!

時にお嬢様は大丈夫でございますよね?
失礼致しました、お聞きするまでもございませんでした。

清々しい気分で新年を迎えましょう!