雨の日

皆さま、お健やかでいらっしゃいますか?
これをお読みになられているころ、季節はすっかり梅雨に入っていることと存じます。

しとしと降り続ける霧雨は、少々うっとうしいものでございますが、天気に文句を言っても仕方がありません。このような日など、窓の外から聞こえてくる雨の音に耳をすませながら、気ままな読書などはいかがでしょう?
今日は休日ですので、私もつれづれなるままページをめくっております。
いま手にしておりますのは、俳句の歳時記ですが、ちょうど、梅雨を詠んだ句がございました。

―樹も草も しづかにて 梅雨始まりぬ 
                    草城

このような名句を目にしますと、じめじめした梅雨の一日も、なんとはなしに快適にすごせそうな気もいたしますが、果たして、皆さまはいかがでございますか?
これから先しばらく、暑さと涼しさが不規則に続くことと存じますが、どうぞお風邪など召しませぬよう、お気をつけくださいませ。それでは。