ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

お嬢様は泣けるほどに素晴らしい作品というものに出会ったことがおありでしょうか。

実は最近そういった出会いがございました。

持論ではございますが、本当に心の動く作品というのは単純なクオリティに左右されるものではなく、思い入れも重要な役割を持つように存じます。

愛着があればあるほど作り込まれた細部に意味を見出すことができるのです。

私もいつかお嬢様にとりまして本当の意味で心に残るものを作ってみたい。そんな風に思わせていただきました。

何年先になるかはわかりませんが腕を磨きたく存じます。

隈川

朝風

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌いかがで御座いましょう、金澤でございます。

私が時々する事、それはまだ街が寝ている東雲の頃、風に誘われるままふらりと出掛ける事
中学生の頃からふと思い立つと行っている習慣です。
その時々で自転車だったりオートバイだったり自動車だったり、オートバイを手に入れてからは行動範囲が一気に広がりました。
昔から好きな場所は海でしょうか、明け方の海はとても気持ちが良いものです。
天気の良いときにには綺麗な日の出が見られます。
何かするわけではないのですが、缶コーヒーを飲みながらボーっとするだけで心が満たされます、ただそれだけです。

世界には私の知らない素敵な場所がいっぱいあるのでしょう
同じ太陽をどんな気持ちで見ているのかな…

『 コルトナの朝 』♪

読書の秋

影山でございます。

『読書の秋』

というわけで、

わたくしから個人的に本のご紹介をいたします。

『十角館の殺人』綾辻行人

アガサ・クリスティ

『そして誰もいなくなった』

を意識した作品でございます。

言い換えますと、この作品を知っていれば知っている程楽しみやすいかもしれません。
推理作家の名前もニックネームで登場人物として出てきます。

わたくしの好きな島田荘司が生み出した人物、御手洗潔と作者の名前が合体した名前が出てくるのが個人的に驚きました。

読んだわたくしからの視点で言いますと、

普段推理小説を読む時に犯人を推理しながら読んだりはしないのですが、
この作品に関しましては犯人は誰なのか推理しながら読んだ方が面白いと思います。

わたくしは見事に裏切られましたが、

お嬢様には犯人を是非とも探し当てて欲しいものでございます。

分析

年齢を重ねると涙もろくなるのは、

色々な感動を知ったからでもなければ、

多くの経験からより共感できるからでもなく、

加齢から感情を制御する機能が低下したから。

だそうです。

なんだか寂しい気がしますね。

私も、自分自身が好きかどうかはともかくとして、
10年前の自分よりも今の自分の方がましになっているなとは感じていまして。

その当時では見えなかったきれいなものを見つけられるようになったり、
美味しい味がわかるようになったり、色んな香りに思い出が増えたり。

髪も減りますし、膝も肩も痛くなります。赤ちゃんの体が欲しいと思うこともあるのですが。
それはそれとしてもやはり今がきにいっています。

私はそういった経験から涙が生まれるものだと思っていたので
冒頭の話には少し寂しさを感じてしまいました。

科学者でもなければ知らなくていいこともあるのだなと思います。
もし人間と宇宙のすべての謎がなくなるのなら自分に都合のいいことだけを信じて生きればいいのかもしれません。

例えば日比野に見せてもらった魔法も、その素はとても些細で単純なものです。
ですけれでも目の前で起きている現象はとっても不思議でいつでも感動してしまいます。

なんでもかんでも理由や説明を求めるのではなく
単純な驚きの感情は失いたくないものですね。

ブラブラと

さて、最近はお嬢様についつい気候の話をしてしまいがちな私でございますが、
本当にすっかり秋めいてまいりましたね。
涼しくなってまいりますと勝手なもので、あれだけ出不精だったものが途端にお出かけしたくなってまいります。
確かに思うと特に4月あたりから出るに出れない日々も続き、夏の暑さも相まって外出らしい外出をしていないことに気付かされます。

大自然を感じに山などに出かけるのも好きなのですが、街を目的もなくブラブラするのも好きなものでして、せっかくなのでという事で、少し買いたい物もあったので出かけてみることにいたしました。

お屋敷を離れ、いつもとは違う場所に足を運ぶことは、それだけでも少しワクワクといたします。
先日、懲りずにまた新しいマスクを購入してしまったのでのですが、その具合も確かめるのにも良さそうです。

落ち着いたら旅行にでも、と言いつつ未だなかなかそうも言っていられない時期が続きますが、
お嬢様はどこにご旅行に行かれたいですか?

私個人の趣向にはなりますが車に自転車を積み込んで、今は気ままに旅するのも良いなと思っております。
気になった所でおもむろに足を止め、新たな出会いを楽しみ、
良さそうな山を見つけては自転車に跨り登ってみたり。

旅行というと綿密な計画を立てる派と、そうでない派の方がいらっしゃるかと思いますが、
私は後者でございます。
目的のために移動するのではなく、移動そのものが目的と申しましょうか。
当てもなく歩いておりますと、視界や、思考が開いてゆく感覚が心地よいのです。

普段考えもしないことを閃いたりもいたします。

さて、今回もつらつらと取り留めのない内容となってしまい恐縮でございます。
10月に入りお屋敷でもハロウィンのお食事や、歌劇団でも催しがございます。
執事歌劇団はとうとう結成10年でございますね。
何やらお嬢様に記念の催し物準備している様でございますので、こちらも是非お知らせを楽しみにお待ち頂ければと存じます。

それでは。

悪夢ふたたび

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

「天災は忘れた頃にやってくる」とは良く言ったもので、災いの類は油断した頃に再びやってくるものです。
私の場合はそう、首の寝違えです。
前回、そうとう痛い思いをしたはずなのに、回復したら完全にその辛さを忘れてしまっていました。

ただ今回は前回のような急な痛み、寝ていただけなのに首が取れたんじゃないかと思えたほどのビキッとした衝撃はありませんでした。
何となく身体の不調を感じて、特に腰の辺りが不自然に捻れているんじゃないかという違和感を覚えると同時に首までグキグキグキッと痛みが進行していきました。
「寝違え」というよりも、起きてから捻れる「起き違え」とでもいうべき症状でした。
それ故か、寝違えよりは軽度で、二日間ほどで痛みは和らぎました。
どうやらあまり良くない姿勢で寝てしまっていたようです。
ドラマ『半沢直樹』の最終回に興奮して、酒を煽りすぎてしまったのかもしれません。
「酒は百薬の長」とは申しますが、それはほどほどの酒量の場合です。
皆様も酒量にはくれぐれもお気をつけくださいませ。

幸せ

八幡でございます。
本日もティーサロンでお嬢様に仕えることができとても幸せでございます。

こんなに幸せな日々を過ごすことが出来るのも大旦那様やお嬢様のおかげでございますね。
また、こうしてこちらで日誌を書き綴ることができることにもとてつもない幸せを感じます。
私の人生こんなにも幸せでよろしいのでしょうか。
そして勿論ティーサロンの使用人とこうして一緒に給仕を行える事も非常に幸せでございます。使用人の皆様、いつもありがとうございます。私、八幡は皆のおかげで非常に幸せでございます。感謝してもしきれません。

毎日何気ない日常がこんなにも幸せに感じる事が出来るようになったこともまた一つの幸せでございますね。

世の中にはこんなにも沢山の幸せで溢れているなんてどうして今までの八幡は気づかなかったのか…
その理由も恐らく今この瞬間に日々の日常がとても幸せなんだと気づかせてくれる為だったのですね。

アァ、スバラシイ!!!!!

これからも沢山の幸せを感じる事ができるように私八幡はお嬢様にお仕えさせていただければと存じます。

私のような使用人に幸せを感じさせて下さるお屋敷、いや地球に感謝致しながら本日は就寝いたします。

きっと今月も幸せな1日でございますね。

シアワセッテスバラシイ!!!