街を歩くと、そこかしこで紫陽花が美しく咲いています。早いもので今年
も、もう6月。月日が加速度をつけて過ぎていくような気がいたします。
お嬢様方にはいかがお過ごしでしょうか?
嘉島はここのところ『トットてれび』にハマっております。NHKで土曜に
放映されている6回連続のドラマで、ご覧になった方はご存知だと思いま
すが、黒柳徹子さんのテレビとの関わりを描いた番組です。
満島ひかりが徹子さんを演じ、伊集院ディレクター役の濱田岳が撮影現場
でいい味を出し、向田邦子さんそっくりのミムラ、渥美清役の中村獅童、
九ちゃんにしてはいい男の錦戸量など、豪華で多彩な配役です。
若き日の黒柳さんがNHK放送劇団の試験を受けるところから始まるのです
が、初めてのレギュラー出演したラジオドラマ『ヤン坊ニン坊トン坊』の
収録シーンは、実際に幼少期に聞いてた嘉島には懐かしいものでした。
それから、まるで「三丁目の夕日」のようですが、我が家にテレビが来て
以来、「アブラカタブラー」の呪文で絨毯が空を飛び、小学校を訪問する
『魔法のじゅうたん』や人形劇『チロリン村とくるみの木』等々。
いつもテレビには徹子さんがいました。そして、NHKの連続ドラマ『若い
季節』やバラエティー『夢であいましょう』など、嘉島がリアルタイムで
楽しんでいたテレビ番組を『トットてれび』は描きます。
実際は違うシーンでしたが、ナマで放映されていた『若い季節』で台詞に
詰まった時の、のり平さんのアドリブの面白さは良く覚えています。そん
なテレビ創成期の熱さや面白さをこのドラマは再現してくれました。
また『夢であいましょう』は今のバラエティーと違い、お洒落でユーモア
あふれる台本を軸に、歌、踊り、コントが展開し、番組から「上を向いて
歩こう」や「こんにちは赤ちゃん」などのヒット曲も生まれました。
ちなみに、このドラマで 「上を向いて歩こう」が歌われたシーンのセット
は、50年前に今月の歌のコーナーで初めて聴いた時と同じでした。『夢で
あいましょう』はYou Tube で検索するとご覧になれます。ぜひ。