魔法の研究

お嬢様、お坊っちゃま
ご機嫌麗しゅうございますか?
日比野でございます。

私は元サーカス団の道化師。
当時はステージでマジックを披露する機会もございましたので、魔法の世界には些か関心がございます。

昔からひとりコツコツと続けている趣味それこそ「魔法の研究」

魔法とはなんでしょう。
それは不思議で怪しくて、科学では説明できない神秘的な何か。

魔法を英訳するとマジック。
ですがマジックと聞くと、種や仕掛けを用いて不思議な現象を起こす手品がまず頭に浮かびます。

方法が分からない=不思議=魔法
方法を知ってる=不思議ではない=科学、物理学

例えばテーブルの上にあるティーカップがふわっと宙に浮き始めたらいかがでしょう?

・実は手品。見えない糸で引っ張られている。
・重力を自由に操る技術が存在する。
・心霊現象(ポルターガイスト)
・自分の超能力が目覚めた。
・疲れて頭がおかしくなった。
・ありえない、これは夢である。

などの可能性が考えられますが、結局のところ
それが何故浮いたのか推測は出来ても断定はできないわけでございます。

極論を申し上げますと、理解していない現象はもはや魔法と言って良いのかと。

普段手にしている携帯電話。
様々な技術で加工をされた金属に電気を流すと画面が光り、遠くの方と話などできる装置…

これを魔法道具だと思う方はほとんどいませんね。ですが電気とはなにか、チップやメモリーの正体を本当に理解して使っている方もほとんどいないのです。

携帯電話を200年前の方に見せたら魔法だ!と思われるでしょうし、200年先の誰もが携帯電話で物を浮かせられる世界で、手品としてティーカップ浮かせたとしてもそれは魔法ではなく科学だということになるのでしょう。

我々人間はあらゆる物事の正体を本当の意味で理解しないまま、教科書に載っているであるとか、偶然自分で手に入れたからといった理由だけで、そのそれらしい少ない情報を愚かにも【そういうものだ】と信じ受け入れてしまいます。

お嬢様、お坊っちゃま
勉強するというのは知っているが増えることではなく、自分の知らないことが世界にはまだまだ沢山あるというのを知ることなのです。

この世界は不思議な魔法で溢れています。ですが答えのない難問はございません。

これからもティーサロンで様々な魔法を一緒に解き明かして参りましょう。


とはいえ科学が進歩した現代でも魔法の世界観というのは存在している訳で…
この話はまた次の機会に!

日比野
Filed under: 日比野 — 14:50

朝の新習慣

お嬢様、お坊ちゃま
ご機嫌麗しくお過ごしでございますか?
日比野でございます。

私たち使用人は寮で生活を共にしております。一人部屋を持つ者もいれば、相部屋の者もいるわけで。

現在は洲崎と相部屋でございますが、サーカスにおりましたので共同生活はなんの問題もございません。
ひとつ問題があるとすれば、私が世話焼きすぎることでしょうか。

朝起きたら窓を開けます。
太陽の光を身体に取り込み、布団をたたみます。
水を1杯飲んで、髪を整え、服を着替えて。
ふと耳をすますと洲崎の寝息が聞こえてきます。

すー、すー、
フリッタータ、、
すー、すー、

ん?

これは朝食に、12月のカトリーヌで肉料理の付け合せでお皿に乗っていたイタリアの伝統的な卵焼きのような料理「フリッタータ」が食べたい。ということなのか?

まったくなんて奴なんでしょう。

(洲崎の寝顔を見る)

まったく…仕方ないなぁ。

おーい洲崎、起きろー
今日の朝食は野菜のフリッタータだ。

あしたは何を作ることになるのやら。
Filed under: 日比野 — 10:45

ある優しい先輩のお話

お嬢様、お坊ちゃま
ご機嫌麗しくお過ごしでございますか?
日比野でございます。

道化師から一転、ティーサロンでお給仕しはじめてから早いもので1ヶ月が経とうとしております。優しい先輩方にも恵まれ、お屋敷での生活にもすこし慣れてまいりました。

優しい…
そう、優しいといえば瑞沢でございます。

ティーサロンでお給仕していたある日のこと。

幽霊が出現したという話を聞きつけた私は掃除機とトランクを片手に本邸へ。
格闘の末、なんとかファンタスティックなビーストの保護には成功したものの、気がつけば全身ほこりまみれ。

この姿ではティーサロンに戻れない、、しかもいまの時間大浴場は清掃中。
どうしたものかと寮の談話室で頭を抱えていると、稽古着を着た瑞沢が通りかかりました。

瑞沢「あれ、日比野か。一瞬誰だかわからなかったよ 」

私「かくかくしかじかでして、もう裏山に行って水浴びでもするしかないかと…」

瑞沢「それは大変だね、じゃあ僕の部屋でシャワー浴びてく?」

私「?!!!!!!!!」

瑞沢「はい、じゃあこれ鍵!これから稽古だから終わったら返してね〜」

その後、私は憧れの先輩の部屋に恐る恐るひとりで入り、シャワーを浴び、何事もなかったようにティーサロンへ戻ったのでした。

緊張の汗で結果的に身体が綺麗になったかは謎でございます。笑

その他にも先輩方とのエピソードは多々ございますが、それはまたの機会に。
Filed under: 日比野 — 15:30

お初にお目にかかります。

お嬢様、お坊ちゃま
ご機嫌麗しゅうお過ごしでございますか。
私、日比野と申します。

大旦那様より命を受け、この度ティーサロンにてお給仕させていただく運びとなりました。

嘗てはサーカス団の道化師をしておりました故、使用人用遊戯施設の管理も仰せつかっております。

人々の笑顔を見ること、それが私の何よりの生きがい。
ティーサロンでの時間を通し、最高の笑顔になっていただける様努めさせていただきます。

一日も早くお逢い出来る日を、心待ちにしております。

日比野
Filed under: 日比野 — 14:00