着圧ソックス

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

以前からCMなどで気にはなっていたものの、女性向けという思い込みから購入を躊躇していた商品の代表格、それが着圧ソックスです。
「就寝中に脚をリラックスさせる」という効果は、男女問わず魅力的ではあるのですが、二の足を踏んでおりました。
しかし意を決して女性向けであろうと思われるキュッとする商品を入手し、就寝中に着用してみました。
確かに何となく血行が良くなり、何となく翌朝スッキリしているような気はしますが、何となくの範疇で、そこまで劇的な効果は無いような気もします。
とりあえず数ヶ月は使い続け、着用と洗濯を繰り返しているうちに太腿の部分が徐々に緩くなってきてしまいました。
そろそろ買い替え時ではあるため、競合商品に買い替えるかどうか悩みながらネットショッピングしてみると、類似品として男性向けというものが出てきました。
なるほど、ちゃんと男性向け商品があるのかと思い調べると、男性向けは着圧がかなり強く、疲労回復やマッサージ効果もある、どちらかと言えばスポーツ用のバンテージやサポーターに近いものであるようです。
これ幸いと注文し、着用してみると、何たる圧の強さ!
足首を通すだけで一苦労です。
ただ、ある一点を越えるとスルッと入っていき、その着圧の強さにより脱げることもなく、着用感は女性向け商品よりも良好です。
そして何より着圧が強いことで、筋肉がサポートされているような心地良さがあります。
就寝中に着用する私としてはさほど意味はないのですが、着用しているだけで立ちやすく歩きやすい感覚があります。
また、着圧が強いにも関わらず、いや強いからこそなのか、皮膚にジャストフィットして不思議なほどに違和感がありません。
脚全体をギュッと絞り込んで、文字通り一本化しているかのような感覚です。
しかも翌朝に着脱したときの爽快感がまた心地良い。
急に血液が流れ出して、脚が軽くなったような気がします。
男性向け着圧ソックス、今後は欠かせない寝具になりそうです。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

何年も前の話ではあるのですが、セカンドスチュワードの伊織に【英国執事〜貴族をささえる執事の素顔〜】という本を借りました。

この本から学んだ当時の英国での貴族の方々の生活や使用人たちの実情は私の心を深く魅了しました。

滅私奉公の心を持ち、忠義を尽くす彼らにもそれぞれの人生や個性があったのだなぁ、と想像して勇気をもらったものです。

実話を中心に少し捻くれたエピソードやユーモラスな内容も多くございまして、そこも愉快でした。

中でも印象に残っているのは、若きフットマンが仲間の使用人たちに囃し立てられ「仮装パーティ」に身分を隠して参加して、自らの主人である憧れの奥様と一曲踊る、というお話。

同じ使用人からするとなんとも畏れ多いゆき過ぎた行為だと軽蔑しつつも、少しロマンチックに思います。

つい最近、記憶の中のこのお話を取っ掛かりに歌詞を書いた楽曲を執事歌劇団にてお披露目いたしました。

もちろん本のお話のままというわけではなく、僭越ながら私なりに構築させていただいた物語仕立ての楽曲。

もしお聴きいただく機会がございましたら、様々なご想像を膨らませて歌詞もお読みくださいましたら幸いです。

それではまた。

隈川

日誌

1月は…

才木とのエクストラ…

お召しあがりいただきありがとうございました

今後も…

お嬢様に喜んで頂けるような

紅茶、カクテルをご提供できるよう

精進してまいります

如月

春の陽気が待ち遠しい今日この頃お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

二月の四日は立春となり暦の上では春でございますが、まだまだ冬本番といったところでございますね。

ただ、二月の十九日頃の雨水からは少しづつ春の兆しが訪れ春一番が吹いたり、鶯の鳴き声が聞こえ始まる地域もございます。

バレンタインデーが過ぎましたら春のお洋服の準備を致しましょう。

今年の春のコートは何色がよろしいでしょうか?

さて、今月はペンギンの折り紙です。

お上着をお着せいたします時に「ペンギンのポーズを」と申しますので折り紙を作ってみました。

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

夜の庭園

2月。ティーサロンにて私が提案したアイスをご用意できることとなりました。

「カフェローズ」

名前の通り、コーヒーとバラの組み合わせでございます。

定番の間違いない組み合わせは数多く存在しますし、手の届く範囲に多くございましょう。
今回のカフェローズはそうではなく、一瞬驚きを覚えるような組み合わせに致しました。
陰影のある、コントラストの強い組み合わせ。

メインのコーヒーのアイスは甘さ控えめで少しビターに。
そちらにナッツを加えて食感にリズム感をあたえております。

また、ローズとベリーのソースを合わせているのですが
混ぜこむと味わいが一体になってしまいまますので、口の中で別々の味わいとして楽しめるように下に敷いてご用意いたしました。

とても面白い組みあわせなのですが、素直に美味しいと感じる味ではないはずです。
夜の帳に包まれた庭園の中で出口を求めさ迷うように、ご自身の答えを見つけてみてください。

最後になりましたが、私の我儘を形に変えてくれた当家のパティシエに感謝を。
ありがとうございました。

SW2022

2022年が始まったかと思った瞬間に新しい月がやってまいりました。

寅年であることを一年間声高に叫ぶ覚悟のできた能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

寒い日が続く今年の冬。ご体調は崩されていらっしゃいませんか?

私は夜の寒さに耐えかね、今冬、湯たんぽを購入いたしました。

電子レンジで温められる簡易的なタイプで、構造も至ってシンプル。

そんなに効果は期待できないだろうと、たかを括っていたのですが。

至福。

この一言に尽きます。

ベッドに入り込んでから入眠まで、秒針が一周しない私ですが、

今冬、遂に「10秒の壁」をも超えてしまったかもしれません。

こんなことなら早くに入手しておけばと後悔の念に苛まれますが、

冬の楽しみがひとつ増えたと自身を納得させることにしましょう。

今月が終わりますと、

また季節が巡ります。

今月28日には重光とカクテルをご用意する運びとなりました。

ライダーバトラーがお作りするサイドカー改め「Tourer SW2022」。

キャンプツーリングで焚き火を囲いながら、仲間と語り合う瞬間。

生命の温もりを感じながらもどこか別世界で非日常なひとときを。

今年もお嬢様のお傍で。

そのような時間を紡いでまいりたいものです。

能見