文月

うだるような暑さが続いておりますが

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

そうそう、先月に出題した答え合わせでございます。

勿論、正解でございますね。

論理が破綻しなければ必ずこの答えにたどり着きますので

答え合わせは必要ない気がいたしますが念の為でございます。

この様なパズルは私が好きな推理小説等と似ておりますね。

名探偵が申します「真実はたった一つ」でございます。

お嬢様が飽き足りしない様に今度はまた別の種類の問題も

ご用意いたしましょうか。

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。

季節の贈り物

椎名でございます。
私の趣味の一つに「梅酒づくり」がございます。
もう何年も前の日誌にもご紹介させて頂きましたが、
ある時期には毎年梅を農家から直接仕入れてはいろいろなバリエーションで梅酒づくりに没頭したものです。

一般的なホワイトリカー(甲類焼酎)に氷砂糖の組み合わせはもちろん、
ブランデーベースのものや、
黒糖を使用した黒糖梅酒。
日本酒の原酒を使った、日本酒ベースの梅酒などなど・・・

どれもそれぞれに個性があり、時間と共に味わい深くなってゆく梅酒たちには
ある種の「自分の子供たち」といった類の愛着を感じて参ります。

因みに一番年上(?)の子(梅酒)は今年で中学2年生になります!

先日そのうちの一つをティーサロンに持ち込み一部使用人たちに振舞いましたが、
好評いただけたようでした。

そんな梅好きの私が、今年お嬢様方に「梅シロップ」を漬け込み、ご用意させて頂く事となりました。

三温糖とフレッシュな梅の実のみでじっくり漬け込んだ濃厚なシロップをソーダで割ってすっきりとお召し上がりいただきます。

先日少しお味見いたしましたが、市販のシロップにも絶対に負けないお味になったかと存じます。
そして、ブランデーを少し落としてお召し上がりいただく「梅酒風」もご用意しております。

アルコール度数も数パーセントと普段お酒をあまり飲まない方でもお召し上がりいただけますので、ご興味ございましたら是非ご用命くださいませ。

たっぷり仕込んだつもりですが、数に限りがございますのでお許しくださいませ。

今年は、どうやら梅も不作で、
例年よりも早めに梅の姿が市場から姿を消したようです。
今年も梅酒を付けようと沢山梅を仕入れましたが、私の運がよかったのかもしれませんね。

今回はベーシックに、少し熟して桃にも似た香りを放つ南高梅にブランデーと氷砂糖で仕込みましょうか。
まだ、しっかりとしたお約束はできませんが、今年はわたくしの仕込んだ梅酒をお嬢様にお届けできればと考えております。

また進展がございましたらお嬢様にもご報告差し上げますので、楽しみにお待ちくださいませ。

香魚

今年はあっという間に過ぎていってしまうように感じます。
7月を迎え、すでに2020年を折り返してしまいました。
少しでも充実した後半にできますよう、努めたいと思います。
伊織でございます。

鮎の出回る季節となりました。
鮎と言えば、やはり塩焼きでございますかね。
新鮮な鮎の焼きたては、本当においしいものです。できることなら白いご飯より、冷えた日本酒で楽しみたくなってしまいます。
お酒に合わせるとなると、塩焼きとならんでいただきたくなるのが、背ごしでございます。
いわゆるお刺身でございますが、お刺身で食べられるということは新鮮である証でもあります。
新鮮な鮎が食べられるところに行きたい……とも言い換えられますね。
木漏れ日と皮のせせらぎを薬味に鮎とお酒で過ごす夏、今年も夢物語のまま過ぎ去っていきそうです。