冬の空

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。
これから冬本番でございます、風邪などには十分お気をつけくださいませ。

さて今私は新年を気持ちよく迎えるべく自室の大掃除をしています。
何でも物をとっておいてしまうタイプでして部屋は物で溢れかえっております。これではいかんと思い切って断捨離をしています。
うーむ、しかしどんなささやかな物でも思い入れがあると捨てる事が出来ずで…
朝から始めた大掃除もはかどることなく夕方近くに…
ちょっとティーブレイクと致しましょう!

カナリーに柚子ピールを加えてみました。
爽やかな柚子の風味が加わりいい感じです!香り付け程度に少しだけ加えるのが良いです

冬の空を見ながらお茶を飲み今年一年を振り返ります。例年になく激動な年でした

過去に囚われてばかりはいられません。
人生は一度きり、たった一度きり
お茶を飲んだら前へ歩き出せ!
明日はやってくるのだから

さすがに日がすっかり傾いていると寒さが増してきました。早々に戦いにもどるとします。

『夜空ノムコウ』♪

Canary

辿り着いた場所は緑一面の広い草原
パステルカラーの青空は高く
レースのような雲がゆっくり流れている
頬に伝わるそよ風がとても心地よい…
トンビが気持ち良さそうに円を描いている

圧倒的な自然だけれどどこか優しい…
風の香りが心を落ち着かせてくれる
肩からリュックサックを下ろし両手を広げ思いっきり深呼吸をした
空気がとっても美味しい…体に染み渡っていく…
自然に包まれ風に包まれ癒されていく自分に気づく…

半分夢の中にいるような気持ち…
いつまでもこの景色を見ていたい
いつまでもこの風を感じていたい

そっと目を閉じると目尻からポロポロとこぼれた
風が目にあたっているからだろう…
手で拭いきれないほどポロポロ…ポロポロ…
リュックからハンカチを取り出した

今日ここに来てよかった…
何かに救いを求めるように電車に乗りバスに乗り辿り着いた場所…
私には今ここに来ることが必要だったに違いない…

現実と非現実の間をふわっと飛んでいる…

やって来た飛行機の音にハッと現実にもどる
どのくらいいただろう…気づくとさっきまで見ていた雲が形を変えずっと遠くに行っていた

もう帰らないと…名残惜しい…

「そうだ!」
リュックから空になっていた水筒を取り出す
蓋を開け空に手を伸ばし飛行機が残した雲に沿って走る!
今だ!と急いで蓋を閉めた

……

一時間に一本しかないバスを待っていた
ベンチに腰掛けビスケットを食べていると黄色い小鳥が現れた!
ビスケットのかけらをあげると怖がりもせず私の側へやってくる
「もしかして今日の幸せはあなたが運んできてくれたの?」

バスを待っている間、私は胸が締め付けられるような幸せを感じていた…

バスは5分早くやって来た
しばらくバス停で止まっていたがここで乗る乗客は私だけのよう
車窓から幸せの黄色い小鳥がこっちを見たり首を傾げたり

さようなら…ありがとう…
バスはゆっくり走りだした

イヤホンを取り出し音楽を聴く
アコースティックギターの音色は、
『風の詩』

車窓から優しい陽の光…
ポロポロ…ポロポロ…
風のせいかな…

手に持ったままの水筒をぎゅっと握りしめた。

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お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう金澤でございます。
先日よりご用意させて頂いておりますフットマンブレンドティーのカナリー、多くのお嬢様方にお試しいただきまして、本当に嬉しく感激しております。
お口に合いましたらどうぞこれからもお召し上がりになるお茶のレパートリーに加えて頂けたら嬉しゅうございます。

水筒に持ち帰ったものをお茶にしてみました。
お嬢様に少しでもお届けしたい…
そんな気持ちから出来たお茶でございます。

お茶を一口、目を閉じるとふわっと優しい風がくるでしょうか…
時にお屋敷が草原となり、お嬢様を癒し、幸せを感じていただける場所となりますように…

心の中の一輪の薔薇

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。

お嬢様は今頃どこで何をされているのでしょう・・・
今どちらでこの日誌を読んでいただいているのでしょう、社会勉強中でしょうか、学業の合間でしょうか、電車の中でしょうか、バスを待たれているところでしょうか、番号札の番号が早く来ないかなと待たれているところでしょうか、カウンターに腰掛けコーヒーとドーナツを食べながらでしょうか、別宅でお寛ぎ中でしょうか、お布団にもぐり込み夢を見る前でしょうか・・・
本宅のお屋敷から離れ普段は別宅で一般社会の生活をされているお嬢様、今どこで何をされているのでしょう・・・
私は只々お嬢様がお元気であればと思いながら夜空の月を見ています。

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職人

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。
初夏を感じる日が増えてまいりました。
麦ジュースが美味しく感じるこの頃でございます。

えー今私は、マスター・オブ・サーバンツホールの任を受け、その最中にこっそりとこちらにに登場しております
気付かれぬようこっそりと…

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これからは金澤の時代です!

「金澤っていいよね~!」
「金澤って素敵よね~!」
「これから金澤は熱いよね!」

なんでしょうこの世の中の声は?
私はただ粛々と過ごしているだけなのに…
まいっちゃうな~もうん!
そんなに言ったって何もでないぞ!ニヤニヤ…

「金澤行ってみたい!」
「金澤って美味しい物いっぱいあるよね!」

おや?
あれれ?

あ!金沢ね、はいはい、あははは

ということで、金沢が熱いのです!

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