私たちの日常

毎日藤堂執事がお嬢様に挨拶をしている様子を見ておりますと、私たちの日常にとって本当に大切なものを教えていただける気がいたします。

朝目が覚めて一杯の紅茶を淹れ支度をし、燕尾服に袖を通しティーサロンの準備をする。

そしてそこにはお嬢様の姿とゆっくり過ぎる時間…

表情を眺めながらお継ぎ足しやデザートのタイミングを伺いながら

本日はどんなお気分か、どんな紅茶やスイーツをお出しするべきかを読み解いていく。

そんな、言葉の無いお嬢様との会話を重ねてまいります。

当たり前の様に見えて、たくさんの出来事から生まれた奇跡の様な空間。

そちらを重ねられる事がいかに恵まれている事か痛感いたします。

本日も美味しい紅茶やスイーツをご用意してお待ちしております。

お顔が見れない時間もどうか素敵に過ごされております様に。

無題

ご機嫌麗しゅうございます。
八幡でございます。

今月は桐島とスペシャルカクテルをご用意致します。桐島とエクストラティーをお嬢様にお出ししてから1年半…….

あの頃よりパワーアップ致しました私達のカクテルをどうぞ楽しみにお待ち下さいませ。

我々の集大成をお嬢様にお出し致します。

また当家の離れ、ブルームーンでカクテルをご用意しているビバレージユニットの日誌も是非ご覧くださいませ。

また少々違った我々が拝見できるかもしれません。

ではこの辺りで失礼いたします。

お湯

白湯が飲めません。
伊織でございます。

お水は飲めても、お湯が飲めないのです。
においが気になってしまうのが1番の原因ですが、ただしこれがミネラルウォーターといったパッキングされた水であっても、飲めません。

人間誰でも苦手がございます。
苦手に限らず、他人からは理解の得がたい事情というものは少なからず存在いたします。
それもまた個性と認め合うことも大切なことですね。

Maceration

少しずつ日も伸びて参りまして、いよいよ春分の日が近づいております。

今年の春こそはバイクで遠出の計画を練ろうと考え中の能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

今年のアニバーサリー期間もスペシャルなワインをご用意する予定です。

今回のマダムバタフライに合わせまして、私がご選定をさせて頂きました。

お嬢様へソムリエからのプレゼントをお受け取り頂ければ多幸に存じます。

テーブルを彩ります、プレミアムなシャンパーニュもご紹介致しましょう。

『デュヴァル・ルロワ レディ・ロゼ・セック』

ベリーの華やかな香りが甘酸っぱさと共に余韻まで深い広がりをみせます。

マカロンで有名な「ピエール・エルメ・パリ」とのコラボレーションにて

誕生した、スイーツにぴったりの甘口のロゼシャンパーニュでございます。

『テタンジェ・ノクターン・スリーヴァ―』

アプリコットや黄桃の熟れた果実、アカシアの花を連想させるフレーヴァ―。

なめらかでクリーミーな泡がグラスの中でジュエリーのように輝き続けます。

「夜想曲」の名の通り、夜の幸せなひとときを味わうシャンパーニュです。

今年は以上の二種類のシャンパーニュをご用意させていただきました。

こちらで当館のアニバーサリーをお祝い下さりますと嬉しゅうございます。

シャンパーニュの泡のように、煌びやかな毎日がずっと続きますように。

私からの祝福と感謝の意を込めまして。

能見

三月

ご機嫌麗しゅうございますお嬢様

山岡でございます

毎度申し上げているかも知れませんが

早いものでもう三月でございますね

一月は行く月

二月は逃げる月

三月は去る月等とも申しますからね

いつも以上に時が経つ事があっという間でございます

梅の花なんかはもう巷で咲いているとの事で

花粉も含め色んな事が例年よりも早うございますね

桜の花はこれからが見頃でございましょうか

是非お嬢様様と一緒にお花見をさせて頂ければ
非常に嬉しゅうございますが

使用人という立場をわきまえぐっとこらえ

御屋敷でお待ちしております

お花見などなさいましたらば

是非とも今年の桜の様子などお聞かせくださいませ

巷では某コロナウイルス等も流行ってございますから

お身体だけは十分にご自愛くださいませ

どうやら小中高等学校では卒業式を行う事が
出来ないまま卒業してまう学校なども
あるようでございますね

卒業と言えば「旅立ちの日に」でございますが

私がもし現役の小中高等学生だったとして

この曲を歌えないまま次のステップに進めと言われても

なかなか心の整理がつかないような気が致します

各所でイベントの延期や中止
テーマパーク等も閉鎖してございますし
オリンピックも危ぶまれておりますね

年中マスクが無いと簡単に喉鼻を痛めやすい
私と致しましては
このマスク不足の現状もなかなか辛いものでございます

不安な時期に差し掛かってしまいましたが

こういう時こそご自身を信じ周りを信じ

チームワークで乗り切りいつも過ごす事が

大事かと私は存じます

お嬢様には微力ながら私が
そっとお力添えさせて頂きます故

どうぞいつも通りお外の世界でご活躍くださいませ

私共はいつでも

御屋敷でお戻りをお待ちしております

それでは

桃の花の下で

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか。

ようやく暖かな陽射しが降りそそぐようになり、春の気配が濃厚となって参りました。
三月といえば、雛祭り。
“桃の節句”と申しますように、この季節に咲き誇るのは桃の花でございますね。
庭園の木々も、春の訪れを祝福するかのように、梅、桃、桜と順々に、華やかな装いが繰り広げられております。
そろそろ、厚手のお召し物もお役御免でしょう。

さて、古来より桃の花には邪気を払う力があると伝えられております。
西遊記において孫悟空が盗み食いをしましたのは、西王母が開く宴に供される仙桃でございましたし、三国志演義で劉備、関羽、張飛が義兄弟の契りを結んだのも、満開の桃花の下でございました。日本では、鬼退治で有名な桃太郎が代表といったところでございますね。

せっかく咲き誇った当家自慢の庭園でございます。お部屋のバルコニーからご覧いただくのもよろしゅうございますが、今宵はたくさんの灯りをご用意し、大勢の賓客を招いて、ガーデン・パーティーなど催しましょうか。

・・・はっ?もう、ひな祭りは終わってしまった?季節外れの宴なんて恥ずかしいと?

いいえ。そのようなことは心配ご無用。三月後半は、当サロンのアニバーサリーをお祝いいただく大切な時季でございます。ゲストの皆様方がおかしく思われるはずもございません。なによりも、お嬢様方のお顔に笑顔が浮かべば、花々もとても喜びます。どうぞ、縁起の良い桃花の下、心おきなく一夜の宴をお楽しみくださいませ。

早速、使用人たち総出で、テーブルセッティングに取りかかるといたしましょう。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。

今年もまた

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

今年もまたあの恐ろしい時期がやってまいりました。
そうです、花粉症です。
今年は2月中旬あたりから感じており、例年よりも早い気がいたします。
このまま早く終わってくれれば良いのですが……。
今年は例年よりも花粉の量が少ないとのことで、確かに薬の服用も最小限で済んでいるように感じます。
毎年、桜の時期は、寒さと花粉に悩まされながら花見をするのが通例なのですが、暖冬の今年はポカポカ陽気で、花粉も無い、穏やかな花見をしたい所です。