Flower

この日誌がお嬢様の眼に触れるころには心地よく晴れた春の青空の元思いっきり深呼吸できていることをねがっております。


いやはや花粉が厳しい毎日でございますね。


私も特にここ5年程、一人前の花粉症として生活しているのですが
この期に及んでも新しい発見があるところが忌々しいものでございます。


先日も大雨の中外出しておりまして、気温も真冬並み、
経験上この天気ならさすがに大丈夫だろうと油断しておりましたところ
ひどい一日となってしまいました。

風邪だろうとおもったのですが、目の痒さと肌が焼けるような感覚はかなり重いパターンの症状でした。
きっとその時の体調などもあったのでしょう。難しいものでございます。
ちなみにその大雨の後、むしろかなりきつくなりそうな日に全く問題がなかったのでそれもまた不思議でございますね。


お嬢様には同じ苦しみを感じてほしくございません。
もはや草一本はえない砂漠か海の上でカクテルを飲みながら過ごすのはいかがでございましょう。
勿論私もお供いたします!
Filed under: 大河内 — 13:00

財布はシステム

カメラとレンズ、外部ストロボなど様々なアクセサリー群のことをシステムなどと呼ぶことがあります。

昨年末に新しい財布を探していた時にこのカメラの経験と似た悩みを感じました。


庶民的でお嬢様方には伝わりづらいお話ではございましょうが……



一般的に。財布にはおおまかに、お札、コイン、カード類、そこにこまごまとしたものを収納することになると思います(私は鍵類も入れていました)
私はそれを一つにまとめていたのですが今回買い替えるにあたり、どうやって分別するのかをまず悩みまして。

そのあとにデザインや材質、作りの良さ、収納力、サイズ等々……
考えることが次々でてきてどのような形に着地させるのが最善なのかかなり悩んでしまいました。

男性の服にはポケットが多いのですが基本的には内ポケット以外は使わないものですし
キャッシュレス化も進んでおりますのでカードケースを軸にマネークリップに小銭入れという組み合わせが大人なのかもしれませんが……現実には難しいですね。
これは次の買い替えの時の課題でございましょうか。


最終的にはしょうもない理由で決定してしまったのですが、買い物は悩んでいる最中こそ脳内の満足度が一番高まるそうですし、また結果的には使いやすいなかなかの「システム」になりました。
これでよかったということにいたしましょう。
Filed under: 大河内 — 22:00

日誌

2月になって一段と冷え込んだ気がいたしますね。
風邪などひかずに元気にすごしてらっしゃいますか?
もう少し頑張って春の訪れを待ちましょう。


さて、その冷えたからだ温める為というわけではないのですが
冬にこそ食べたくなるような深みのある味わいのアイスをご用意いたしました。



今回のアイスはキャラメルアイスにダークラムをかけてご用意致します。



ベースのキャラメルアイスはラムのアルコールの強さを受ける濃厚な甘さを持たせて
またラムの香りに複雑さを与える燻製香をドライフィグに与えました。
フィグの甘さもまたラムと相性がいいです。

そしてナッツに関しては食感にアクセントを与えるのと、塩を少し強めに振ってあるので塩キャラメルのような印象を感じられるはずです。

ラムはカクテルでもよく使うバカルディのダークラムを。製菓での定番であるマイヤーズですと香りに癖がつよいですし、ゴスリングのブラックシールラムなどもきれいでいいのですがこちらですともう少し主張が欲しくなります。そう考えますとやはりバカルディかなと。



過去2回考案したアイスはどちらもカクテルをモチーフにご用意したのですが、アルコールが凍らない関係上どうしても理想的なバランスに作るのが難しかったので今回はアフォガードのスタイルとしました。

ただ、完成のイメージとしてはカクテルではなく飽くまでおいしいアイスになることを心掛けてアイディアを積み重ねております。
食感でしたり、食べる場所によって味が変わる楽しみもアイスならではのものでございましょう。



名前に関しては一応アイスのイメージやモチーフもあったのでこじゃれたものでも良かったのすが、あえてシンプルなものとしました。
味や材料の組み合わせのこだわりが一番伝えたいポイントでもございましたので。


寒い時期ではございますが手前味噌ながら自信作でございますので是非召し上がってみてください。
今のアッサムやルフナ、キームンなどは相性がよろしいかと存じます。
Filed under: 大河内 — 13:10

日誌

師走という言葉の通り、慌ただしい年末をどうにかこうにか、
もまれながらも乗り切ってほっと一息ついたところでございます。

元旦だからといって活力に満ちた一日を過ごすような歳でもございませんので
例によって好きなワインを一本開けてみることに致しました。




ドメーヌ・セシル・トランブレイ ヴォーヌ・ロマネVV 2010
Domaine Cécile Tremblay Vosne-Romanée VV 2010



数年程前から特に名前を聞くようになった女性の作り手で、当時メインでリリースされていた2010年が良年だったこともありまとめて買ったものの一つです。

もっとナチュラルな作りをイメージしていたのですがしっかり樽の香りがのり、それをうける重厚かつまろやかな果実味もあるモダンさが同居したワインでございました。
面白いのは、ローストがそこまで強くないためか最初に入ってくる樽の香りはまるでムルソーやピュリニーのようだったところです。

充実した果実味が軸ですが決してだれた印象はなく、重くしっかりした輪郭がございます。柔らかい酸と果実味が描く球体はヴォーヌロマネらしい味わいで、良年だったことがわかるクラス以上のスケールのワインでございました。



毎回申し上げますが、ワインは開けるまでわからないものでございます。
こういったワインに出会えた幸運はこの一年の幸先の良さを感じさせてくれます。
Filed under: 大河内 — 21:00

日誌

今年のボジョレーヌーボーはお口に合いましたでしょうか?

私も何種類かテイスティングいたしましたが昨年に続きいい年になりそうですね。2年連続で良年ということもあまりないのですが期待できそうです。


さて、「今年もよかった」というと簡単に聞こえるのですが実際には「良い」にも色々ございます。

個人的な好みの話になってしまうのですが、昨年は現在のブルゴーニュには理想的な年だったのかなという気がします。
特にヴォーヌロマネのワインには期待ができそうです。
詳しくは昨年の日誌に認めてございます。


一方で今年のワインは、丁寧に誠実に作ったワイン程ボジョレーヌーボーには向かない味わいだったのではないでしょうか。
今回印象的だったフィリップ・パカレ、ジュイヤール・ヴォルコヴィッキどちらのワインもやや硬さが残る印象で、一瞬で幸福感を感じる昨年のようなわかりやすい味わいではありませんでした。
ただ、果実味、酸味共に充実しており、特にタンニンが印象的でやや硬さを感じさせます。それぞれの要素のレベルは高い位置にありました。
まだ全体がまとまりきらないのですが、もしそれがしっかり溶け合ったらクラシカルでスケールの大きなワインが生まれそうな予感がございます。
ジュブレイシャンベルタンのワインなどは骨太でいいワインになりそうですね。


個人的には2017でしたらフーリエやエマニュエル・ルジェ、2018でしたらルソーやルーミエのワインを飲んでみたいものです。
Filed under: 大河内 — 15:30

日誌

大河内でございます。
秋も深まり冬の足音も聞こえてまいりました。街一面がクリスマス飾りでいっぱいになるのも時間の問題でございましょう。
そしてそれと共に日々寒さも増して参りましたがこれもまた心地よさを覚えるものでございますね。

今回はそのような寒さで冷えた体を芯から温めるような一杯。
ショコラショーをご用意致します。

私にとっても久しぶりのカクテルなのですが今回は伊織の力を借りることができました。
私とは比べ物にならないくらい多忙な使用人ですので声をかけるか考えてしまったのですが、二つ返事で引き受けてくれました。いくら感謝しても足りません。

ショコラショーにはお酒だけではなくハーブも大事ですし
なにより伊織となら面白い一杯が作れるのではないかという予感があったのが一番の理由でございます。

彼のためにも胸を張ってお出しできる一品を完成させなければなりませんね。
期待していてください。
Filed under: 大河内 — 15:00

日誌

何年かに一度どうしても好みのものが見つからないなと言うタイミングが訪れるのですが今年はまさにそうだったようで、それならばと服を1着仕立ててもらうことにいたしました。


生地やサイズ、仕様を好みのものにできるということも嬉しいのですが、担当の方とバンチブックをめくりながら色々と相談する時間がなんとも愉しくここが一番の醍醐味なのかなとも感じます。


最終的な決め手が職務というのも考えものではございますが、立場上燕尾がありますのでドレス過ぎるものは必要ございません。
ここは狩のシーズンが近いですし大旦那様に随行することも考えウェイトも重くスポーティーなフランネルのものを選ぶことにいたしました。
(春夏のリネンなどもそうですがガチガチの英国生地を何年もかけて馴染ませる愉しさはとてもよろしいものです)
柄に関してはこの秋はガンクラブやグレンプレイドなどには多く出会えそうですので敢えてシンプルなハウンドトゥースを。


暑い盛りの8月に注文したのですがこの日誌がお嬢様方の目に触れる頃には手元に届いているはずです。
今はカントリーブーツやジョッパーブーツの手入れをして待つことにいたしましょう。
Filed under: 大河内 — 10:55

日誌

9月。秋の始まりですね。

「9月は実質的には夏みたいなものだ」などとうそぶいておりましたが

いやはや実際に迎えてみますと空気がまったく違いますね。
長く生きていてもなかなかわからないものでございます。


さて、
職務柄真っ先に思いをはせるのはボジョレーヌーボーでございましょうか。


豪徳寺のように現地に知人がいるわけでもないですし、ましてや足を運ぶことなども到底かなわないのですが、様々な情報をみるたびに心躍らせております。



昨年日誌にも認めたのですがワインが他のアルコールと決定的に違うところは素材であるブドウの味を強く反映しているところでしょう。
同じ醸造酒である日本酒やビールなどと比べてもその幅の広さがうかがえます。

「天」つまりその年の微細な気候の移り変わり
「地」つまりその土地特有の土壌や地形、風通し等の地理的な特徴
「人」つまり人の手

それらが一体となってはじめてワインが生まれます。
大きな要因であるヴィンテージをはかる一つの機会がボジョレーヌーボーということでしょう。

「ボジョレーヌーボーはおいしいか?」

という話題はよく上りますがそこは大した問題ではありません。
今年も新しいワインが生まれたという感謝(ワイン業界、生産者に対する一番の恩返しは消費でしょう)、
そしてなによりも躊躇なくお酒を飲める口実が目の前にあるのに逃す手はないというところでございましょう。


楽しみに待ちましょう。
Filed under: 大河内 — 20:50

日誌

どうにも耐え難い暑さが続いておりますがこの日誌がお嬢様の眼に触れる頃には若干でも過ごしやすくなっているのでしょうか。
ほとんど冷房を使わずに過ごせた去年が嘘のようです。


(more...)
Filed under: 大河内 — 09:59

日誌

先日久しぶりに面白いワインをいただきました。
クラスが高いワインがおいしいのは当然なのですが、感動はそういった枠組みとは関係なく
ワインの状態、飲むタイミングそして飲み手の受け入れる状態(経験や心も含めて)
そういった様々な要因がかみ合った瞬間に大きなものとなります。
(more...)
Filed under: 大河内 — 20:00