白兎

ご機嫌麗しゅうございます。
小瀧でございます。

突然でございますが
9月といえば何を思い浮かべますか?

ダリア、秋の七草、さんま、マスカット、
と、と、、、とんぼ、、、?

しりとりになってしまいましたが、
私は中秋の名月を思い浮かべます。

それには理由がございまして、
幼き日まで遡ることになります。

幼き日の小瀧は学習機関でとある五七五を作成しました。

あきにはね

まあるいつきに

しろうさぎ

この五七五を父が気に入ったようで「こんな五七五を作るなんて天才だ」と賞賛してくださいました。
その後も定期的に話題に出すものですから、
今も尚私の記憶に刻まれているのでございます。

美しい月を見ると過去の様々な出来事を思い出します。
日々を積み重ねていく過程で得られるものあれば、
失われていくものもあるような気がいたします。
「まあるい」という表現は今の私には出来そうにありませんね。

今年のまあるい月にはあの日思い描いた白兎はいるでしょうか?

小瀧

生活改善

もう2023年が3分の1を切ってしまった事に驚きを隠せない百合野でございます。

暑さの引かない昨今でございますが、ご体調崩されておりませんか?

寝苦しい夜が続き、自律神経が乱れやすうございますので、私は最近カフェインを控えるように気をつけてございます。

「眠り姫」はデカフェ、「リリス」はほうじ茶ベースのローカフェイン。
ですので、自身のブレンドのアイスティはストックしてございます。

そのおかげか少々体調が良くなりました。

作業には欠かせなかったカフェインの覚醒作用でございますが、最近はそちらの代わりに20分程度の短時間仮眠で乗り越えてございます。

白米は大好きなのですが、眠くなってしまうので無糖のグラノーラへと変更いたしました。

体調について気になる機会が増えておりますので、生活改善し乗り越えてまいりたく存じます。

お嬢様もどうかご自愛くださいませ。

古谷でございます

9月でございます

じめじめとした湿度が気になる夏も

気がつけば過ぎ去り

秋深くなり乾いた空気に潤いを求めたくなるものです

お嬢様も季節の変わり目

ご体調も崩しやすい季節でございます

どうかご自愛なさってお過ごしください

秋に向けて

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

「暦の上ではもう残暑」
という文言を聞きまして、
それから気に入ってたびたび申しております。

残暑どころか先が見えない気がいたしますし、
海の向こうに広がる水平線と例えれば爽やかに感じますが、
この暑さを思うとそんな気持ちも雲散してしまいます。

この日誌をお読みいただく頃には、
過ごしやすい程度になっていると嬉しいのですが……。
現実そうもいかないのでしょうか。

さて先月の終わりに、
佐々木と共にカクテルをご用意いたしました。
当家伝統のチョコミントカクテルお楽しみいただけたでしょうか。

早速来年は新しい形も模索していきたいなどと話しておりますが、
お決まりの形というのも残してはいきたいところです。
またご用意が叶いましたら、お楽しみいただければ幸いでございます。

――

日頃書庫管理を仰せつかっておりまして、
歴史的な名著を目にする機会も多くございます。
(不勉強故、しっかりと目を通したことがないものも多いのですが)

執事歌劇団十五回公演において、
劇中劇のシーンがございました。
拝見しながらぼんやりと
「かもめ」っぽいな。などと思いました。

「かもめ」はアントン・チェーホフというロシアの劇作家の作品です。
チェーホフの代表的な作品であり、
チェーホフの最も私的な作品などと評されることもあります。

様々な作品のモチーフになりましたり、
現在も度々上演されておりますね。

当家の春の定番「チェーホフ」も、
彼の「桜の園」という作品からとって名付けたものです。

これらの作品は「戯曲」というジャンルで括られ、出版されております。
小説などと違い馴染みのないものですので、
読みづらさはあると存じますかが、
ご興味があれば試されるのも良いかと。

私としてはシェイクスピア「ヴェニスの商人」や
ブレヒト「三文オペラ」あたりが
滑稽で面白く読めました。

秋に向けて新しい作品を、
というのも素晴らしくは存じますが、
腰を据えて過去の名著をお読みになるのも
また一興かと存じます。

ちなみにお好みがあるところですが、
古典作品を読むと言えば、
岩波文庫や新潮文庫が定番ですね。

新潮文庫ですと、毎年のプレミアムカバーセレクションを
手にとってみるのも面白いと存じます。

最近ですと光文社の新訳シリーズも読みやすいところ。

話はズレますが近現代の戯曲を少しお試しになるなら、
ハヤカワ演劇文庫もオススメです。

海外古典ですと訳文自体に若干の取っ付きにくさもございますので、
お好みのものが見つかると幸いです。

私自身もまだまだ触れたことのない作品が多くございます。
何か皆様のオススメがありましたら、
お教えくださいませ。

才木

We are

窓を開けると夏の名残を感じながらも涼やかな風が自室に吹き抜けます。

お恥ずかしながら「重陽の節句」の意義を初めて知った能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

執事歌劇団のInstagramでもお伝えをいたしました通り、富士登山に赴きました。

的場、影山とともに三名で臨みました。かなり異色のメンバーでございますね。

「ご来光」すなわち富士山から日の出を見るということが目標でございまして、

上り下りで二日間かけて富士山と向き合う素晴らしい機会を頂戴いたしました。

 

結果、三人とも無事に頂上まで辿り着き、「ご来光」を拝むことができました。

日本一高い山に登ったという達成感に満たされ、同時に安堵感に包まれました。

無事に怪我なくお屋敷に戻ることが、何よりの最優先事項でございますので。

秋のはじまり。早速たくさんの思い出ができました。

 

道中で数多の写真を撮ってまいりましたので、別の機会にお届けいたします。

我々の富士山登頂のリアルな様子をぜひともお楽しみにお待ちくださいませ。

 

行楽の秋という言葉の通り季節に触れる機会を今年は増やしていく予定です。

勇気を持ってお外の世界に出ていきませんと、新たな発見は少ないでしょう。

虎穴に入らずんば虎子を得ず。何事もチャレンジしていく所存でございます。

 

「虎」で思い出しましたが、こちらの日誌がお嬢様の目にとまるころには、

わたくしが贔屓にしております某球団は「アレ」を達成できたのでしょうか。

ティーサロンが創設されてからの長い年月、一度も味わったことのない悲願。

目標に向けて日々頑張るスポーツマンはいくつになっても憧れでございます。

 

能見

花鳥風月

花のように彩られ

鳥のように可愛らしく

風のように爽やかに

月のように美しく

9月19日に影山と火野でエクストラティーをお作りいたします。

お嬢様に美味しいと言っていただけるように精査していきたいと存じます。

お帰りをお待ちしております。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。
片倉でございます。

今月は私が提案したパスタをご用意する事と相成りました。

秋茄子と根菜のペンネボロネーゼ
そして
大根と生ハムのサラダマリネ

夏野菜の代表の一角でもある茄子…秋茄子に因んだ諺もありますが夏の茄子と秋の茄子には大きな違いがございます。

それは実り方、
夏茄子は高い気温と強い日差しを浴びることで皮が厚く果肉がギッシリ詰まった形で成長します。
秋茄子は昼夜の寒暖差と夏より優しくなった日差しによって皮は柔らかくしっとりとみずみずしい果肉になり生でも食すことの出来る茄子に成長します。

今回はそんな柔らかい秋茄子とザクッとした蓮根と牛蒡を食感に加えた赤ワインと相性のよろしいボロネーゼ、
サラダは生ハムにシャキッとした大根を加えた白ワインとも相性の良いさっぱりとしたマリネをご用意致します。

一度私も試作して特に美味しかったものを提案致しまして、料理人達の腕でさらに磨きがかかったお品となってございます。

是非とも一度お試しくださいませ。

片倉