春眠

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

ようやく春本番、いや、時には初夏を思わせるような暖かさがやって参りました。
身も心も縮こまってしまう冬の寒さと比べて、なんとも過ごしやすい季節となりましたね。

―春眠、暁を覚えず―

有名な漢文の一節でございます。
春の夜は眠り心地がいいので、朝が来たことに気づけずつい寝過ごしてしまう。
といった意味でございますが、やはり春の季節には、のんびりとしたうたた寝が実に似合うようで。
自室の窓際で、陽射しに包まれながら読書をしておりますと、目蓋がだんだんと閉じていくこともしばしばでございます。

このまま・・・心地よく・・・
夢の世界・・・へと・・・

 

おや、ついつい職務を忘れてしまうところでございました。
使用人たるもの、主を差し置いて、呑気にうたた寝を楽しむなどは言語道断でございます。

4月と申しますと、新たなる環境に身を置かれる方々も数多くいらっしゃると存じます。
不慣れな状況に、お疲れになることも多くなることでございましょう。
そのような方々にゆっくりとお過ごしいただけるように気を配るのが、使用人の務め。

春眠はしばらくお預けにしまして、まずはお嬢様方の寝具をもっと軽やかなものにお取替えをいたしましょうか。