雨は降る降る じんば(人馬、陣羽)は濡れる
越すに越されぬ 田原坂

田原坂なら 昔が戀し
男同士の夢の跡

退くに退かれぬ 田原の嶮は 
男涙の 小夜嵐

熊本民謡の「田原坂」の歌詞でございます。
3月の頃の唄だったようですが、雨が降り続く戦場を唄ったこの唄を雨の時期になるといつも思い出します。
メロディが非常に美しく、好きな曲の一つでございます。

・・・とは申しましても。本当に雨が降らない6月でございましたね。

我々はお屋敷にいることがほとんどでございますので外の天候はそこまで気にかけないのですが、ここまで降らないと心配にもなります。

お屋敷の泉も枯れないといいのですが。

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リストの「愛の夢」
夢の名を冠した曲は数多くございます。

と。曲名を述べましたが今回の話しとはなんの関係もございません。
思いついたので書いてみただけでございます。
もちろんどの曲も好きですが。

私非常によく夢を見ます。
ほぼ毎日夢をみます、しかも大抵覚えております。
おきていても夢見がちな、半分妄想で生きているような自分ですので
いわんや睡眠時をや。でございます。

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スワロウテイルで学んだこと。

スワロウテイルでは多くのことを学びました。
自分は当家で働くようになり、一まわりも二まわりも大きくなれたと自負しております。

その中でも特に自分の生活に大きな影響を与えたことは・・・
「リボン結び」ができるようになったことです。
このことにつきます。

今まではどれだけ苦心して結んでも縦になったり、左右の長さがバラバラだったり・・・
全く結べませんでした。さらにいうなら、結べていないという自覚すらありませんでした。

しかし、最近では「大河内はリボンを結ぶの上手ね。」と、お嬢様にお褒めの言葉をいただけるまでなりました。

人間やればできるものなのですね。

季節と音楽

一月。
一年で一番邦楽に触れる機会が多い時期ですね。
邦楽といっても私が触れたいのは純邦楽でございます。
我が国の音楽なのにこの一瞬しか光らない。少々かわいそうですね。
お嬢様方はたしなみとして、箏、日舞などを修めておりますのでご存じかとは思いますが。
箏、三絃、尺八、琵琶、などの俗楽。龍笛、能管、笙などの雅楽
などでございます。

世界最古のオーケストラともいえる雅楽。
フレーズと間のみが支配する古曲の世界。
他にはない魅力が多い音楽です。
是非この機会に楽しんでみてください。

・・・と思い、私も元旦から一週間くらいは是非「春の海」を!!
と思ったのですが・・・やはりダメでした。残念。
お屋敷の空気には合いませんね。