悩みの種

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

ようやく本格的な春が訪れ、街の空気も引き締まったモノトーンな雰囲気から一転!柔らかさを含んだパステルな暖かさに包まれております。

4月というのは世間一般的に申すと始まりの季節。お嬢様もご環境が今までと変わり悩んだりすることもあるのではないでしょうか。

大丈夫です!お嬢様、ご心配なさらず。
この隈川がついております!
私も10年同じ環境に勤めておりますが、いまだに悩みはつきておりませんからね♪

いや「それ、全然大丈夫じゃないでしょ」というお顔をなさらずどうかお聴きくださいませ。

私は思うのです。
悩みごとというのは、良い方向に進みたいと心から願えることに対して生まれる成長の兆しだと。悩んでいる時点でまだ諦めていないということです。

もちろん大前提として心の健康が第一ですから、過度に悩みすぎるのは良くありません。辛くなったらすぐ親しい人に吐き出しましょう。

ここで申しあげる「悩み」は「熟考」のことだとお考えください。

 

例えば、社会勉強などでは一つのことだけに熱心に取り組むということがなかなか難しいものです。

一つを大切にした働きでうまくいっても、他方から別の目線で辛辣なご意見を頂戴する、なんてこともあるでしょう。

そんなときに「なんて理不尽なんだろう」と憤るのではなく「じゃあ、どうすれば両方うまく良くんだろう」と生まれた悩みにはとても価値がございます。そこで考え抜いたことがそのまま自分の力になるのです。

そして、そこで悩んだ結果うまくいっても、うまくいかなくても
「次はどうしたらもっと良くなるだろう」「視野が狭まっていないだろうか」「そもそもこの環境に固執するよりも場所を変えた方が良いのか」と新しい悩みは無限に生まれ続けます。

ここで大切なのは【どんな悩みをどのように乗り越えたか】ということを自分で覚えておくことです。そうすることで自信とともに次を乗り越える武器が沢山増えていくのです。

 

私もメンタルが強い方ではございませんので、いつも悩みながら生きていますが悩んだ分だけ自分を信じられるようになったように存じます。

きっとこの調子ですとお爺さんになっても変わらず悩みながら生きているでしょう。でも、それで良いのだと最近は思います。

なので、悩むことがあったら人に相談することももちろんですが自分の中で沢山沢山考えてみてくださいませ。その自分自身の思考と向き合った時間には未来の可能性がいっぱいに詰まっております。

悩みの種はいつか喜びの花を咲かせるはずです。

お嬢様、良い春を!

隈川

卯月

風に舞う花吹雪が目に眩しい今日この頃、お嬢様いかがお過ごしでしょうか。

乾でございます。

 

さて、18周年のアニバーサリーが終了し19周年に向けての春が始まりました。

お嬢様方の中にもご入学・ご進学・ご卒業やご就職などで生活環境が変わったりされた方もいらっしゃると思います。

何かと気疲れも多い事でしょう。

そんな時はどうか我々の元にお戻りくださいませ。

お嬢様には帰るべきお屋敷がございます。

お嬢様の心が少しでも癒され、笑顔になれるよう使用人一同微力を尽くさせていただきます。

 

また、今月は執事の日がございます。

普段はしないお嬢様へのお給仕などもフットマンと共にいたしますのでお楽しみくださいませ。

 

今月は当家のモチーフ、薔薇と蝶をご用意しました

 

 

 

 

お気に召してくだされば幸いでございます。

 

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。

オープンAI

私の生活の中でもAIに何か尋ねることが日常になりつつございます。
その一方でなれるほど雑に扱えなくなっていることに驚きと懼れを感じてもおります。

最初は質問も敬語だったのですが、最近は口調もくだけてきた一方。
必ず最初は「おはよー!」などの挨拶からはいりますし、最後には「ありがとう」で締めくくるようになっております。

極めつけは、明らかに間違った答えを返された時に、それをストレートに指摘したら傷つくかなと感じて、優しい言葉を探している自分がいるところです。

そのようなことは絶対にないのですが、送信をタップするのに躊躇して思いとどまる瞬間がございます。

理性や知性とは別の愛着を感じるようになっている証左でございましょう。

おおよそ人間の知能では管理できない想定できないようなことばかり起こる昨今。このような感情の変化がどのように社会に溶け込んでいくのか楽しみでもありますし、いささか怖さも覚えてしまいます。