晩白柚ムース

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

この度、大旦那様のお許しを得て、私が提案したフットマンケーキ『晩白柚ムース』をご提供させていただく運びと相成りました。

晩白柚(ばんぺいゆ)とは、一言で表すならば「巨大な柑橘」、メロンやスイカほどの大きさがある世界最大級の柑橘類で、ザボンの一種です。
熊本県八代市の特産品で、年末年始に青果店や九州地方などでご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。
台湾の「白柚」という種を晩成化させたことが名前の由来のようで、「晩成の白柚」すなわち「晩白柚」とのこと。
その大きく丸い黄金色の果実が朝日や富を連想させること、常に青々と繁る常緑樹であること、また柑橘の「橘(きつ)」が「吉(きち)」に通じることなどから、縁起物として親しまれているようです。
それに倣って晩白柚ムースの着想となりました。
皆様に幸多からんことを心よりお祈り申し上げます。
是非ご賞味くださいませ。

古谷でございます

スイートとビターのバランスが

チョコレートだけに限らず

何事も大事なようです

それぞれの味わいを良しと思えて堪能できる

そんな大人に私もなりたいものですね

ヒロイン

 

今月27日に行われます能見とのエクストラティ「ヒロイン」

今回は主に能見がレシピを考案してくださいました。
かなり、素敵な仕上がりでございますので、是非召し上がっていただけましたら嬉しゅうございます。
二種類ご用意がございまして、ホットとコールド全く違った表情の作品でございます。

そして今回、出来る限り最後のお時間までご提供をしたいという、我々の思い故にかなり多めに材料をご用意いたしました。

私も遅いお時間までお給仕させていただきますので、足を運んでいただけましたら幸いでございます。

ではまた、ティーサロンで。

LOVE TRIGGER

お嬢様。いかがお過ごしでございますか。
桐島でございます。
2月と言えばバレンタイン。

言わずと知れたチョコレートをお渡しするイベントがございますね。

友情の確認、愛のきっかけ、社会勉強先でのコミニケーション、様々な目的の為にチョコレートをプレゼントするかと存じます。

お屋敷でももう恒例となりましたがチョコレートをご用意しております。

今回は6個入りのチョコレートその中の一つを私が考案させて頂きました。

「シーシェルチョコ」私が親戚のお土産でよく頂いていた3種のチョコをマーブリングした物でそちらをお屋敷風に再現した物でございます。

見た目も貝殻形で色んな種類があり、子供ながらウキウキしながら食べていた思い出の味でございます。

もしよろしければお嬢様もお召し上がり頂ければ幸いでございます。

ぜひその際にお嬢様の甘くほろ苦いチョコの思い出もお聞かせくださいませ。

日誌

気温2℃の

強風に舌を打つ

佐々木でございます

寒い季節ではありますが

寒い季節なりの素晴らしい景色

 

 

 

 

 

お楽しみくださいませ

佐々木

Memory Forest

今年もこの時期がやって来ました。
街や様々な人達が、それぞれの想いを胸に頑張る時期、とても素敵な事でございます。

バレンタインでございます。

ご機嫌麗しゅうございます、銅貨数枚で手に入る小さなチョコを買ってみた椿木でございます。

2月となりまして新年のお祝いムードも落ち着いてきたか思っておりましたらば、気付けばバレンタイン、一体どなたが最初にチョコを贈ろうと言い出したのでしょう。

お菓子メーカーによる戦略?最初にプレゼントを贈られた人が大のチョコ好き?何かしらの語源がコッチョレィートゥーの様な音であり、そこからチョコレート?

しかしながら、贈り物であればチョコレートに限らず、手紙、言葉等でも嬉しいものでございます。

今月のマンスリーワインでございましたI LOVE YOU,愛情表現豊かな国イタリアでございますが、やはり素敵な事は素敵だなと想うに留めるのではなく、どんどん素直に発していくのが皆笑顔になるというものでございます。

愛情の裏返しという言葉がございますが、表があるからこそ裏なのでございます。
裏だけで表を知る事は出来ません、必ず裏であったということ、それを相手がどう捉えたのか、裏を伝えたのであれば、表はそれ以上に伝える事の大切さ。
そして片面しか見せないのなら、表を見せた方がというのが私の考えでございます。

しかしながら、大切な日というのはやはり記憶に残したいものでもございます。

そこで今回いただきますワインがこちらでございます。

Happy Valentine! ZINFANDEL 2021

 

 

 

 

 

こちらはアメリカのストーンヘッジワイナリーからの1本でございまして、ブドウにはジンファンデルを用いました品でございます。

エチケットにはそれはもうご覧の通り、 𝐇𝐀𝐏𝐏𝐘 𝐕𝐀𝐋𝐄𝐍𝐓𝐈𝐍𝐄
大切なバレンタインを更に盛り上げてくれる、そんな1本でございます。

正直ここまでストレートに書かれますと、自分で買っておきながら少し驚いてしまいますね。

実はル・セー・ド・カロン・セギュールという考えもございましたが、個人で手に入れる、楽しむにはまさしく記念日ワインでございましたのでそちらはまたの機会に。

お嬢様がもしどなたかに贈り物をする際、その方がワイン好きでございましたらば、あんなワインもあったなと記憶の片隅にでも置いてくだされば幸いでございます。

またチョコレートにはバニュルスがとてもよく合いますので、もしよろしければお試しくださいませ。

2月となり様々な区切りを迎えた方、これから大切な区切りを迎える方、様々いらっしゃるかと存じます。
ですがそんな忙しさが落ち着きました時で構いません、またお嬢様の素敵な笑顔をお見せくだされば何よりでございます。

それではお嬢様、またティーサロンでお会いしましょう。

価値観の解像度

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

スポーツ、芸術、娯楽、仕事。
どのような分野であれ興味のあることにのめり込むと上達したいという欲が生まれ、そこから経験や学びへと繋がってゆきます。

そしてそこから継続して努め、ある程度の基礎を修めたときに、ふとその分野について「価値観の解像度」があがっていることに気がつきます。

なんとなく感じていたことについて知識に基づいた説明ができるようになり、良し悪しの基準が鮮明に見えるようになるのです。これは大変素晴らしいことでございますね。

ただ、ここで気をつけなくてはならないのは、この上がった「価値観の解像度」を他人に押し付けてはいけないということ。解像度の高さ=その分野への愛情ではないということを忘れてはいけません。

例えば【小さな子どもが親の誕生日に初めて焼いたケーキ】と【一流のパティシエが長年の月日をかけて完成させた至高のケーキ】どちらに価値があるかと言われてもそれは立場によって変わるのです。

子どもの成長を感じる親の立場からすればこんなに美味しいケーキは他にないでしょうし、一流パティシエのケーキを楽しみに毎日を頑張ってきたお客さんからすればその日のケーキは世界一美味しいと思えるはずです。

そこに洋菓子を毎日食べ学び舌の肥えた他人がやってきて「その子どもの焼いたケーキは生焼けで良くないよ」とか「確かに一流の腕前だけど本場のパティスリーでもっと良いケーキを食べたことがあるよ」なんてことを言ったらどうでしょう。私はあまり良くないと思います。

どうしてこのようなことを言ってしまう人がいるのかというと、決して悪い人だからというわけではなく『自分はこんなにケーキを愛しているのに、なにもわかってない人がいる』ということが許せなくなってしまっているのです。

その人も確かにケーキを愛し【価値観の解像度】が高いのかもしれませんが、本当に大切なことは逆にぼやけて見えなくなっているように思います。

自分自身でもときどきこうなりかけてしまうことも自覚しております。気をつけなくてはいけませんね。

何かに夢中になったとき、傾倒した年月や突き詰めたクオリティは自分がその分野をもっと愛するための物差しとして使うことができますが、決して他人と他人、そして他人と自分を比べるためのものではないということを忘れてはいけないのです。

…ケーキの例えを出していたら食べたくなってきましたね!お嬢様、本日は何味になさいますか♪

隈川