新年のご挨拶

椎名でございます。
新年あけましておめでとうございます。

年始はごゆっくりお過ごしでございましょうか。
ここ数週間で気温もグッと落ち、なんともお正月らしい雰囲気となりましたね。

さて、2021年が訪れました。
昨年は様々な出来事がございましたね。
お屋敷もそんな世の中の影響を沢山受けましたがお嬢様のお力があり、
そして使用人たちのたゆまぬ努力がありましたおかげで、無事乗り切ることが出来ました。

2021年も益々の努力をし、よりお嬢様に安心してお楽しみ頂けるお屋敷であり続けて参ります。

ところでお嬢様は今年の抱負はお決めになりましたか?
私は、今年は何か一つ専門的な知識のお勉強に取り組みたい一年としとうございます。

お嬢様もぜひ抱負をお決めになられましたら、お教えくださいませ。
小さなことでも何か目標があるとそれだけで毎日が楽しくなりそうですね。

それでは、本年もお屋敷一同宜しくお願いいたします。
私お手製の梅酒もご用意してお屋敷にてお待ち申し上げます。

それでは。

季節の贈り物 -その2-

椎名でございます。
以前夏前に「梅のシロップ」をサロンにてお出しいたしましたが、
覚えておいででしょうか。
6月に実った梅たちを三温糖に漬け込み、甘酸っぱいクエン酸たっぷりのシロップをソーダで割ってジュースとしてお届けさせて頂きました。

実は時同じくして、別の梅を使いとあるものを仕込んでいたのです。
それは「梅酒」でございます。

例年、個人的に梅酒を仕込んでは自身で楽しんでいる旨は、過去にもご紹介させて頂きましたが、実はお嬢様にも是非お召し上がり頂きたいという想いがございました。

今回は私のその長年の夢が叶い、ようやくお嬢様にお届けいたします。

今回使用した梅は定番の「南高梅」。
こだわったのは、梅を青梅の状態で使用するのではなく、なるだけ熟したものを仕込みに使用するという点でございます。
熟した梅は少し柔らかく、鼻をくすぐるような桃の香気を発します。
この様な梅を使用する事で、まろやかで優しい酸味の梅酒に仕上げました。

ベースのアルコールにはブランデーを。
そこにゴロっと大ぶりの氷砂糖を加えて漬け込むこと半年。
程よく梅のエキスは抽出され、フレッシュで飲みやすい梅酒に仕上がりました。

飲み方は「ストレート」「ロック」「ソーダ割り」の3種をご用意いたしました。

私のオススメの飲み方は何と言っても、ストレート(またはロック)でございます。
ただ、今回はブランデーで漬け込んでおりますので、少しアルコール味を抑えてお召し上がりいただきたいお嬢様には「ソーダ割り」でお召し上がりくださいませ。
また、この寒い季節にはピッタリのお湯割りもご用意させて頂きます。

「梅・氷砂糖・ブランデー」のみで仕込んだシンプルかつ、奥深い梅酒をぜひご堪能下さいませ。

それでは。

決して抗えないもの

椎名でございます。
ここ最近ますます冷えてまいりましたね。
今年は皆さんマスクを付けることが常となっております事から風邪を引く割合も少ない様に感じておりますが、それでも油断しますと朝夕の寒さにあっという間に負けてしまいそうでございます。

さてお話が変わりますが、当家の執事歌劇団も動画サービスを積極的に利用し、お嬢様の為に様々な動画をお届けしてございますが、それ以外にもサイト内に目を向けてみますと本当に多くの方が色々な動画を発信してございますね。
私も時折そんな動画たちを拝見したりしてございますが、本日はその中で興味深いものがありましたので少しご紹介をしてみたいと存じます。

それは、私の猫成分が枯渇し猫を求めて動画を探していた時のことでございます。
猫科の大型動物に「段ボール」を与えるとどの様な反応をするのか?といった趣旨の動画が目に止まりました。
猫、といえば箱物は大好物でございます。
四方が囲まれた環境に安心感を覚え、本能的に箱にその身を投じます。

余談ですが、狭い箱に無理にでも入ろうとする猫の姿は至高でございます。
丁度みっしり収まった猫の何とも可愛らしいこと。
長方形の箱ぴったり収まるその姿を見ておりますと、彼らは液体なのでは?という気さえ致します。

話が逸れました。
ライオンを始め堂々と普段大草原で生活して、隠れる必要もない彼らが段ボールに対し一体どの様な行動を取るのか⁉︎

その結果は••••

みんな入ってました。

ライオンも虎もヒョウも例外なく。
ちょっかいをかけたりと興味の持ち方は様々でしたが、
最終的には箱にすっぽり収まってしまったのです。
中には大型動物らしくその大きな体で箱を壊してしまう子もおりましたが、
目を細めそこに入る姿は猫そのもの。

そう思うと獰猛なはずの彼らもとても可愛らしく感じますね。

とある海外の実験では段ボールが猫のストレス軽減に一役買っているとの結果も出ているそうです。
どうにも段ボールの魅力にはDNAレベルで争うことができない様でございます。

もし宜しければ、お嬢様もご覧になってみてくださいませ。

それでは。

ブラブラと

さて、最近はお嬢様についつい気候の話をしてしまいがちな私でございますが、
本当にすっかり秋めいてまいりましたね。
涼しくなってまいりますと勝手なもので、あれだけ出不精だったものが途端にお出かけしたくなってまいります。
確かに思うと特に4月あたりから出るに出れない日々も続き、夏の暑さも相まって外出らしい外出をしていないことに気付かされます。

大自然を感じに山などに出かけるのも好きなのですが、街を目的もなくブラブラするのも好きなものでして、せっかくなのでという事で、少し買いたい物もあったので出かけてみることにいたしました。

お屋敷を離れ、いつもとは違う場所に足を運ぶことは、それだけでも少しワクワクといたします。
先日、懲りずにまた新しいマスクを購入してしまったのでのですが、その具合も確かめるのにも良さそうです。

落ち着いたら旅行にでも、と言いつつ未だなかなかそうも言っていられない時期が続きますが、
お嬢様はどこにご旅行に行かれたいですか?

私個人の趣向にはなりますが車に自転車を積み込んで、今は気ままに旅するのも良いなと思っております。
気になった所でおもむろに足を止め、新たな出会いを楽しみ、
良さそうな山を見つけては自転車に跨り登ってみたり。

旅行というと綿密な計画を立てる派と、そうでない派の方がいらっしゃるかと思いますが、
私は後者でございます。
目的のために移動するのではなく、移動そのものが目的と申しましょうか。
当てもなく歩いておりますと、視界や、思考が開いてゆく感覚が心地よいのです。

普段考えもしないことを閃いたりもいたします。

さて、今回もつらつらと取り留めのない内容となってしまい恐縮でございます。
10月に入りお屋敷でもハロウィンのお食事や、歌劇団でも催しがございます。
執事歌劇団はとうとう結成10年でございますね。
何やらお嬢様に記念の催し物準備している様でございますので、こちらも是非お知らせを楽しみにお待ち頂ければと存じます。

それでは。

お気に入りの相棒

突然ですが、お嬢様はご自身のお使いになる家電製品でお気に入りのものはございますか?
先日、お気に入りのオーブントースターが随分古くなっていたことに気づき、そろそろ買い替え時なのかどうかと思案しておりました。
まだすぐの交換の必要性はないものの、次購入するとすれば、どの様な製品がいいかと考え
あれこれと調べておりましたら、あっという間に時間が過ぎていたことに驚かされたものです。

戦後にはすでにある程度一般家庭に普及し始め、高度経済成長時に本格的に広まりだした生活家電は、今や現代人にとってなくてはならないものとなりました。
古き良きを大切にするティーサロンも多分にもれず多くの機械たちが活躍しております。
この夏、連日とてつもない暑さが日本を襲いましたが、もし空調設備がなかったとしたら・・・
考えただけでもゾッといたします。

さて以前どこかで「家電○○」と言った肩書で活躍されるタレントの方々がいらっしゃると伺ったことがございます。
意味はそのまま、家電製品をこよなく愛し、テレビなどで出演されては家電製品の説明を時に詳しく、時に現実的に熱く語る方々です。
主に男性タレントさんに多いそうですが、
ただの「好き」にとどまらず、その巧みな話術を駆使し紹介するその説得力は、時に市場の売り上げにも影響を及ぼしたそうです。

私も「家電執事」と名乗れるほどの知識を持ち合わせているのかは分かりませんが、家電製品好きの一人ではございます。
一体何がそんなに惹かれるのでございましょうか。
私の場合は家電製品だけではなく、「道具」全般に惹かれるものがあると感じているのですが、
根底に、困難を解決してくれる事への尊敬や感謝の念がある様に考えております。

これらは全て、先人たちの知恵と努力の賜物です。
彼らの「想い」があったからこそ、今私たちが快適に暮らせているのだと痛感いたします。
もし、何の知識もないまま無人島に放り出されたら、私はどこまで生き残ることができるだろうか…?
ひょっとしたら、木槌の一つも生み出すことが出来ずに人生を全うする可能性は否定できません。

…とそんなことを考えてるうちに、私の長年の相棒であるオーブントースターから、香ばしい良い香りがしてきました。
つらつらと思案するのはここまで。
そろそろ自慢のグラタンが焼き上がった様です。

庫内の広さもあり、無段階で温度の調節できるこのトースターは私のお気に入りでございます。
扉や底が取り外せ、メンテナンスがし易いのもお気に入りのポイントです。
古くはありますが、彼には今しばらく頑張ってもらいたいものです。
私の自慢の道具の一つなのですから。

取り留めのない内容となってしまいましたが、
お嬢様のお気に入りの道具は何でございますか?

今度ぜひともお屋敷でお聞かせくださいませ。

夏に備え

椎名でございます。
ますます暑さが増してきましたね。

さて、先日は梅シロップとエクストラティーでは沢山のお嬢様にお召し上がりいただき、
誠にありがとうございました。
また機会がございましたら、どこかでお出しできればと思います。

さて、
どこかでお話ししたかもしれませんが、今年はその暑さ対策として「日傘」を購入いたしました。
と申しますのも、昨年の夏のことでございます。
とにかく日々が暑く、日頃室内にこもって仕事をしております所為か、
ひどい時は外を移動する際は常にタオルに手にはハンディクーラーと保冷剤を持って出ておりました。
それはそれで効果はあるのですが、来年こそは日傘を購入するのだと心に誓ったものです。

最近は男性が持っても違和感のないデザインも多く、
少し調べてみるだけでも、男性日傘用の特集が組まれていたり「日傘男子」などという新しい造語とともに様々な商品が売り出されております。
そしてあちらこちらに散りばめられる、なんだか小難しい用語とともに紹介される機能面たち。
遮光、遮熱、UVカット、軽量素材…体感温度マイナス〇〇度などなど。
きっと私のような男性の心に響くように、あえて機能面を推しているのでしょうね。
まんまとそのマーケティング策略にハマってしまったようです。

これまで単純に傘、とだけ認識しておりましたものにこんな奥深い世界が広がっていたのだと感動を覚えました。
そこからあれこれと記事を調べてみたり、お店に足を運んで実物を見てみたりし、
ようやくお気に入りの1本を見つけ出すことができました。

機能と、デザイン、価格にバランスを考え商品選びをするのは大変ですが、非常に楽しいものです。

今回私が選びましたのは携帯の利便性を考えた折り畳み形状のもので、
お色は晴天の使用を考え白(オフホワイト?)を選びました。
いつもは条件反射的に黒ばかりをチョイスするのですが、ここで他の色を選びたくなるのもこれまでにな経験で少し新鮮です。
きっちりと遮光一級、遮熱効果、紫外線カットも外さずに。
面が白に対し、内側が黒なのも個人的に惹かれたポイントでした。

既に先月からこの傘のお世話になっておりますが、これからの季節ますます活躍してくれることでございましょう。

お嬢様は最近されたお気に入りのお買い物は何ですか?
ぜひまたお聞かせくださいませ。

それでは。

季節の贈り物

椎名でございます。
私の趣味の一つに「梅酒づくり」がございます。
もう何年も前の日誌にもご紹介させて頂きましたが、
ある時期には毎年梅を農家から直接仕入れてはいろいろなバリエーションで梅酒づくりに没頭したものです。

一般的なホワイトリカー(甲類焼酎)に氷砂糖の組み合わせはもちろん、
ブランデーベースのものや、
黒糖を使用した黒糖梅酒。
日本酒の原酒を使った、日本酒ベースの梅酒などなど・・・

どれもそれぞれに個性があり、時間と共に味わい深くなってゆく梅酒たちには
ある種の「自分の子供たち」といった類の愛着を感じて参ります。

因みに一番年上(?)の子(梅酒)は今年で中学2年生になります!

先日そのうちの一つをティーサロンに持ち込み一部使用人たちに振舞いましたが、
好評いただけたようでした。

そんな梅好きの私が、今年お嬢様方に「梅シロップ」を漬け込み、ご用意させて頂く事となりました。

三温糖とフレッシュな梅の実のみでじっくり漬け込んだ濃厚なシロップをソーダで割ってすっきりとお召し上がりいただきます。

先日少しお味見いたしましたが、市販のシロップにも絶対に負けないお味になったかと存じます。
そして、ブランデーを少し落としてお召し上がりいただく「梅酒風」もご用意しております。

アルコール度数も数パーセントと普段お酒をあまり飲まない方でもお召し上がりいただけますので、ご興味ございましたら是非ご用命くださいませ。

たっぷり仕込んだつもりですが、数に限りがございますのでお許しくださいませ。

今年は、どうやら梅も不作で、
例年よりも早めに梅の姿が市場から姿を消したようです。
今年も梅酒を付けようと沢山梅を仕入れましたが、私の運がよかったのかもしれませんね。

今回はベーシックに、少し熟して桃にも似た香りを放つ南高梅にブランデーと氷砂糖で仕込みましょうか。
まだ、しっかりとしたお約束はできませんが、今年はわたくしの仕込んだ梅酒をお嬢様にお届けできればと考えております。

また進展がございましたらお嬢様にもご報告差し上げますので、楽しみにお待ちくださいませ。