第十五回 フットマンティーの魅力

ついこの間、年が明けたと思いましたらもうニ月。

紅茶係の白川でございます。

もうすぐ来ます春に期待を膨らませながらこの厳しい寒さを共に乗り越えましょう。

 

それでは第十五回フットマンティーの魅力の開幕でございます。

 

私「それは貴方にとってどの様な紅茶でございますか?」

 

??「それは当家看板紅茶、ダイアナローズを超えるべくしてお作りしました紅茶でございます。」

 

ダイアナローズを超える?

ダイアナローズを意識した紅茶?

ダイアナローズと同じくローズペタルを使用した紅茶?

お分かりいただけましたでしょうか?

本日は当家執事でありハウススチュワードも勤め、執事歌劇団をも支える椎名のフットマンティー〝カプリシャス〟の魅力に迫ります!

 

まずカプリシャスの誕生はその昔、ティーサロンにて四月十七日を417
にちなみ〝椎名の日〟とし、スペシャルティーを提供し、それがカプリシャスの原型となりました。

そしてそれを更にブラッシュアップしたものが現在のカプリシャスとなったのでございます。

それではカプリシャスのブレンドを。

ベースはダージリンを使用しダイアナローズと同じくローズペタル。

甘みとフルーティーさを加えるためにドライパイン。

香りの奥行きの演出とローズペタルの濃厚な香りをすっきりとまとめるため、極少量のラベンダー。

そして〝キャットニップ〟

このキャットニップはカプリシャスの名前の由来にも関係すると同時にカプリシャスにとって大事な役割を持っております。

ラベンダーと同様にキャットニップのハッカにも似たすっきりとした香りが後味と香りを軽いものにしております。

またキャットニップには〝ゲラニオール〟というバラの香りにも含まれる同じ成分が入っており、バラとキャットニップのダブルゲラニオールで更に香りを高めているのでございます。

 

おすすめの召し上がり方でございますが、純粋にその香りを楽しんでいただくにはそのままホットで。

椎名おすすめの召し上がり方は水出しでございます。

すっきりとした後味と香りがアイスにもぴったりでございます。

 

私はキャットニップなるハーブを椎名の話により初めて知りました。

その名の〝キャットニップ=猫が噛む〟の通り猫が好むハーブで活発になったりリラックスしたりとしつけにも使われるそうでございます。

 

そう、猫が好き。

椎名は大変な猫好きであります。

だからこそこのカプリシャスにも猫にまつわるハーブを使用しております。

ここでお知らせでございます。

この度ギフトショップにて椎名の完全プロデュース。

見た目と味も椎名の完全オーダーの二月二十二日の猫の日にちなみましたお品〝にゃ?にゃ?×2〟(ニャーニャーニャー)がご帰宅。

椎名「見た目にもこだわり、どなたが召し上がっても美味しく感じていただけるをコンセプトにお作りいたしました。」とのこと。

二匹セットでご用意しており、まず一匹目はオーソドックスな黒のハチワレをイメージ。

ホワイトチョコムースの中にはキャラメルムース。

更に中にはショコラクリーム、キャラメルアーモンド、キャラメルナッツプラリネソースと相性の良いものが盛りだくさん。

二匹目は居たら良いなとピンクのハチワレをイメージ。

ヨーグルトムースの中にはフランボワーズムース、更に中にはフランボワーズジャムとこちらも相性の良いヨーグルトとベリーの組み合わせでさっぱりと召し上がりいただけます。

二匹の猫のお顔にパウダーを振り質感も猫に近づけてより可愛らしさをアップ。

是非、椎名が細部までこだわり抜いたお品〝にゃ~にゃ~×2〟をカプリシャスと合わせて別宅まで連れて帰っていただけると幸いでございます。

 

最後にカプリシャスの名前の由来でございます。

カプリシャスの意味は 気まぐれな、移り気な

キャットニップを使用したカプリシャスは気まぐれな、移り気な猫を表しております。

そしてもう一つ、

当家使用人はもう一つ、いやもう一人、気まぐれで移り気な方を存じ上げております。

そんな〝カプリシャス〟な方にダイアナローズとカプリシャスの勝敗の行方は委ねとうございます。

どうぞきたんの無い意見を椎名までお寄せ下さいませ。

私たちの敬愛する〝カプリシャス〟様。

 

 

次回はどのフットマンティーにいたしましょう?

それでは次回まで、

ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。

第十四回フットマンティーの魅力

明けましておめでとうございます。お嬢様、お坊ちゃま。

紅茶係の白川でございます。

お嬢様、お坊ちゃまの輝かしい未来を祝うかの様な初日の出とともに明けました2023年。

今年もお嬢様、お坊ちゃまの歩みが順風満帆であります様に当家一同、心より願っております。

 

それでは参りましょう。

今年初のフットマンティーの魅力の幕開けでございます。

 

 

私「それはどの様な紅茶でございますか?」

 

??「それは華やかでありながら、落ち着きを感じさせる紅茶でございます。」

 

 

華やか……?

そう、今回はその華やかという言葉のごとく金木犀を使用した紅茶。

ある時は唎酒師、ある時は歌劇団メンバー、本日は香川の〝ステイゴールド〟の魅力に迫ります!

香川におきましてはその昔、〝いいあんばい〟という私も大変気に入っていた紅茶があったのですが、

香川「〝いいあんばい〟に使用する梅が咲かなくなりまして…」

との事でございます。

 

なにか新しい紅茶はないか……

 

そうだ!金木犀にしよう!

 

香川は当ティーサロンで以前提供していたバースデイティーや限定紅茶〝月下美人〟に使用されていた金木犀の香りをいたく気に入っておりました。

また以前ティーサロンで使用した紅茶は金木犀の香りを着香したものでしたが、より自然な香りをと思い金木犀の花びらと、繊細なその香りを損なわぬようリーフタイプのアッサムをブレンドし、誕生したのがステイゴールドでございます。

誰しもがその時期の街、公園などを歩く時に感じ、秋を知らせる幸せな金木犀の香りを感じていただくにはそのままホットが一番のおすすめ。

また、

香川「ミルクをお使いの際は、少量ずつお試しいただき、お嬢様だけのベストな量をお探し下さいませ。」

との事でございます。

 

ここで当家オリジナル日本酒についてお知らせを。

昨年末、香川が大旦那様の命により新しい川香をご用意させていただきました。

〝川香 はつしぼりS9〟と命名しまして、〝S9〟とは酵母の名前でございます。

香川に聞きましたところこれまでの川香は7号系という酵母を使用しておりましたが、その系統は華やかな香りを生み、かつさわやかな口当たりで飲みやすいという特徴がございます。

今回の川香を私も試飲したところS9の特徴は熟した果実の香り。

隈川のフットマンティー〝ネーヴェ〟を思わせる様な濃厚な味わいと香りでございます。

ですが、しつこく無くさらりと飲め〝もう一杯〟と思わせる見事な味わいでございました。

と、この様にご紹介させていただきましたが、すでに〝川香 はつしぼりS9〟はご用意した全てにご用命を賜ったとの事。

申し訳ございませんが、次作の川香にご期待いただければと存じます。

 

最後になりますが、〝ステイゴールド〟の名前の由来でございます。

〝ゴールド〟と〝金木犀〟を掛けているのは言わずもがな。

〝Stay Gold〟の意味は「いつまでも輝いていて。」

お嬢様、お坊ちゃまの輝きに負けぬ様、使用人一同、お互いに〝Stay Gold〟

 

 

それでは次回はどのフットマンティーで御座いましょうか?

それでは次回まで、

ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。

第一三回フットマンティーの魅力

寒さも厳しさを増し、年の瀬の迫る今日この頃、いかがお過ごしでしょうかお嬢様、お坊っちゃま。
ティーサロンではクリスマスディナーやカウントダウン配信、ギフトショップではクリスマスフェアーなどイベント盛りだくさん。
今年もあともう少し、それまでお付き合い下さいませ。

 

それでは参りましょう。

今年を締めくくる第十三回フットマンティーの魅力の幕開けでございます。

 

私「それはどの様な紅茶でございますか?」

??「それは香りの複雑さと奥行きを楽しんでいただきたいジャスミンティーでございます。」

 

香りにこだわった紅茶?
そう紅茶は味だけではなくその香りも楽しむもの。
香りにこだわり、かつ大いなるヒント、ジャスミンティーである。

お分かりいただけましたでしょうか?

本日はフットマンティーの魅力、二回目の登場。満を持して執事歌劇団メンバー、脚本家、紅茶の管理を務めます伊織の〝姫睡蓮〟の魅力に迫ります!

 

〝姫睡蓮〟の香りとは?

それでは姫睡蓮の香りとブレンドの秘密に迫りましょう。

まずジャスミンティーは厳密にはジャスミンの香りを付けました中国の緑茶でございます。
そんな姫睡蓮をホットで淹れた時にまず感じるのはスパイシーな香り。
その元はアニスシードと呼ばれ、料理や茶に幅広く使われるアニスという植物の種子でございます。

八角に似たスパイシーな香りの後、ジャスミンを感じその後に感じる花々の香り。
薔薇のローズペタルと甘く優しいコーンフラワーの香りを感じていただけます。

アニスシードでアジアン、ローズペタルとコーンフラワーでヨーロピアンな雰囲気を感じていただける緑茶。
それが〝姫睡蓮〟なのでございます。

その綺麗な黄金色の水色をした緑茶の味は芳醇な香りとは裏腹に清流のような渋みの少ない飲みやすい紅茶でございます。
ほのかに感じます甘味は砂糖の二百倍から三百倍甘いと言われますステビアを少量ブレンド。

おすすめの召し上がり方はもちろんそのままホットで。また伊織に特別な淹れ方を教わりました。その淹れ方はいたって簡単。

伊織「ピッチャーなどに氷をたっぷりと入れていただき、そこに姫睡蓮を入れます。」

私「はい、してそのあとは?」

伊織「以上でございます。」

私「!?!?!?」

私も初めて知ったのですが、なんでも茶は熱湯で淹れる事によりその魅力でもある渋味が生まれるそうでございます。
ですので、渋味を抑えるためにはいかに低温で紅茶を淹れるかがポイントでございます。そして世にある水出しを超えた究極がこの〝氷出し〟でございます。

渋味に隠れておりました複雑な味わいと氷出しで引き立てられました茶葉本来の甘さが絶妙との事でございます。
召し上がる際はティーストレーナーでこして召し上がって下さいませ。

 

ここでお知らせがございます。

十二月は冒頭でもお知らせしました通り、様々なイベントをご用意しております。
その中でもギフトショップにてクリスマス商品として伊織が手がけましたものを二品ご紹介させていだだきます。

まずはクリスマス仕様にアレンジされました伝統のケーキ、ナポレオンパイ〝ユールタイド〟でございます。
サンタ帽に見立てた苺の帽子の雪だるまが大変可愛らしく、サクサクのパイ生地に伊織リクエストのたっぷりの苺とデュプロマット(生クリームとカスタードを混ぜたもの)をはさみました。
シンプルながらも苺、デュプロマットとサクサクのパイが奏でるハーモニーが大変素晴らしく美味な一品でございます。

もう一つは毎年恒例の伊織が手がけますクリスマス紅茶〝スターブライト〟ハチミツのフレーバーティーでございます。
私も試飲しましたがハチミツの甘い香りが心が落ち着き穏やかにさせ、冬の澄んだ夜空の星々を眺める、そんなシーンにぴったりな紅茶でございます。

是非、皇帝ナポレオンの名を冠しました伝統菓子ナポレオンパイの〝ユールタイド〟と
星型の金箔を散りばめた贅沢な紅茶〝スターブライト〟を合わせて手に取っていただけると幸いでございます。

 

最後になりますが〝姫睡蓮〟の名前の由来でございます。

睡蓮は別名ヒツジグサとも呼ばれ未(ヒツジ)の刻(午後二時)頃に花開く事からその名が付けられました。
ですが実際の開花時間はまちまちで開花が見られない事もしばしば。

伊織「澄んだ水面に浮かぶ綺麗な睡蓮の花。いつ会えるとも分からない…手を伸ばしても届かない…そんな情景を思い浮かべて命名いたしました。」

あとは〝姫〟を足せば…………。

もうお分かりでございますね?

 

伊織をはじめ、当家スワロウテイル一同は〝姫睡蓮〟のお早いご帰宅をお待ちしております。

 

それでは来年はどのフットマンティーにいたしましょう?

それでは良いお年を!

お嬢様、お坊っちゃま。

第十二回フットマンティーの魅力

秋の情緒を感じる間もなく早急な冬の訪れを感じます今日この頃、

いかがお過ごしでしょうか?お嬢様、お坊ちゃま。

紅茶係の白川でございます。

そんな寒くなり始めました季節にぴったりの心温まる紅茶とそのお話をお届けさせていただきます。

それでは第十二回フットマンティーの魅力の幕開けでございます。

 

私「それはあなたにとってどの様な紅茶でしょうか?」

???「それはそう………相棒…の様なものでございますかね。」

 

相棒…?

自身の紅茶を相棒と例えるほどの紅茶とは一体何でございましょう?

相棒という言葉だけではまだ紐解けない紅茶、本日はファーストフットマンの傍ら執事歌劇団も務めます百合野のフットマンティー〝リリス〟の魅力に迫ります。

 

 

まずリリスはほうじ茶とアッサムのブレンドティーでございます。

淹れた時にそれと分かる香ばしい良いほうじ茶の香りがいたします。

ですがブレンド比率はほうじ茶の方が少なめとなんとも存在感あるほうじ茶でございます。

そのほうじ茶は、ほうじ茶好きの百合野が自身の足で探し回り、紅茶を管理いたします伊織に直談判し、使用に至ったというこだわりの品でございます。

また、ほうじ茶自体は日本食に馴染みの深いものでございますが、洋食や洋菓子にも合う様に、アッサムをブレンドしました。

百合野「ほうじ茶の魅力を損なうことなく、当家の繊細なお食事の味をぼかさぬ様、ブレンドには苦労いたしました。」

との事でございます。

おすすめの召しあがり方はもちろんホットのストレート、またアイスでもホットでもミルクとお砂糖を加えてほうじ茶ラテ風もおすすめとの事でございます。

また百合野に聞きましたところ〝リリス占い〟というものがあるらしく、リリスを淹れた時にほうじ茶が強く出るか?アッサムが強く出るか?で占うそうでございます。

ほうじ茶が強く感じられる隈川は几帳面。

アッサムが強く感じられる伊織はワイルド。

との事でございます。

リリスをご用命いただきその日の紅茶係を占ってみるのも一興かも知れませんね。

 

ここでお知らせでございます。

十一月はピスタチオ好きの百合野がピスタチオ好きのお嬢様、お坊っちゃまの為に仕上げましたピスタチオフィナンシェ〝レジーナ〟がギフトショップに登場いたします。

その名の冠する通り、ナッツの女王ピスタチオを通常の二倍使用し、ピスタチオがふんだんに香る一品でございます。

百合野がこだわり抜いたリリスと同じくこだわりましたピスタチオフィナンシェ〝レジーナ〟を手に取っていただけると幸いでございます。

 

最後になりますがリリスの名前の由来でございます。

百合野「リリスは様々な伝承、書物によって語られこの世に誕生した最初の女性とされております。

この最初の女性にちなみティーサロンにて最初にほうじ茶を使用した紅茶としてリリスと命名いたしました。」

百合野「そしてもう一つ。」

伝承にてリリスは平等を求めた為に神の怒りに触れ楽園を追われます。

百合野「窮地に立たされ周りが全て敵になったとしても私だけはお嬢様の理解者、味方で在りたいという意味も。」

 

〝リリス〟にはいつも百合野がかたわらに。

 

 

それでは次回はどのフットマンティーで御座いましょうか?

それでは次回まで、

ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。

第十一回 フットマンティーの魅力

秋の訪れをひしひしと感じる今日この頃。

いかがお過ごしでしょうか?お嬢様、お坊っちゃま。

日中は暖かいからといっても夜は冷えますのでお気をつけ下さいませ。

 

それでは参りましょう…

第十一回フットマンティーの魅力の幕開けでございます。

 

私「それはどんな紅茶でございますか?」

??「それは浪漫でございます。」

私「?」

??「カシオレ……好きやから……」

 

カシオレ……?

そうカシオレ、即ちカシスオレンジと言えば…?

もうお分かりでございますね?

カシスオレンジのフレーバーティーと言えば〝アルジャーノン〟

今回は当家のハウススチュワード、ソムリエ、執事歌劇団のメンバーと活躍します能見のフットマンティー〝アルジャーノン〟の魅力に迫ります!

 

まず、〝アルジャーノン〟はセイロン茶にカシスオレンジフレーバーを足した世界に一つだけ!この広い世界でスワロウテイルでだけ召し上がりいただける紅茶なのでございます!

能見おすすめの召し上がり方は、まずはホットのストレート、アイスも良し、ミルクを加えてカシスミルク風にも召し上がりいただけます。

そのカシスオレンジを選びました理由ですが、能見は幼い頃からカシスオレンジというカクテルに強い憧れを抱いており、カシスオレンジを一気に飲み干す事が大人の階段を登る事だと信じていたそうでございます。

(あくまで能見の子供時代の憧れでございます。お嬢様、お坊ちゃまにおかれましてはごゆっくりカクテルをお楽しみ下さいませ。)

名前の由来はそう、原作はダニエル・キイスの小説、映画やドラマ、舞台にと幅広く知られております名作〝アルジャーノンに花束を〟からでございます。

能見自身この作品がいたくお気に入りで、主人公チャーリイ・ゴードンの二面性をカシスオレンジのセパレートされた色に見立て、オレンジに幼く純朴なチャーリーを、
カシスのパープルには秀才ながらも苦悩するチャーリーを感じたとも申しております。

アルジャーノンは?と思われるかも知れませんが、アルジャーノンの正体は是非お嬢様、お坊ちゃまに〝アルジャーノンに花束を〟の様々な作品をもって確かめていただければ幸いでございます。

 

そんな能見でございますが、十月と言えばハロウィン。

そんなハロウィンにぴったりの素敵なお菓子がギフトショップに登場となります。

〝ジャック・オ・ランタン フロランタン〟能見が好きな洒落のきいた一品でございます。

ほんのりシナモンが香るかぼちゃの生地の上には香ばしいキャラメリゼされたアーモンドと食感も楽しいかぼちゃの種やナッツ、そこにアクセントのクランベリーを加えました。

フロランタン好きの能見がフロランタンにハロウィンを落とし込み、お洒落なのはネーミングだけで無い、スペシャルなフロランタンでございます。

パンダーバをはじめとするアッサム紅茶、コーヒーやブランデー、ラム酒との取り合わせが良く、締めの一品としての召し上がりがおすすめとの事でございます。

是非、この〝アルジャーノン〟と共に〝ジャック・オ・ランタン フロランタン〟も手に取っていただけると幸いでございます。

また十月はスワロウテイル、執事歌劇団とギフトショップにて様々なハロウィンの催しをご用意しております。

楽しみにお待ちくださいませ。

 

最後になりますが、能見の話を聞いているうちに能見は〝アルジャーノンに花束を〟の主人公〝チャーリイ・ゴードン〟に自身を重ねて見ているのでは無いかと思えてまいりました。

お嬢様、お坊ちゃまとお話しする時は純朴な能見、

ハウススチュワードとして、執事歌劇団メンバーとして厳しい壁に直面した時の苦悩する能見。

苦悩している様は決してお嬢様、お坊ちゃまにはお見せしませんし、能見自身もそれを良しとはしないでしょう。

能見は、「制服姿なんて、お嬢様、お坊っちゃまに笑われてしまうかもしれません。」

と言ってさも、からかって欲しそうに屈託の無い笑顔を浮かべておりました。

そんな時は是非、能見に送って欲しいのです。言葉という花束を。

 

次回はどのフットマンティーで御座いましょうか?

それでは次回まで、

ご機嫌よう!お嬢様、お坊っちゃま。

第十回フットマンティーの魅力 特別編

焼けるような日差しも残暑に移り変わり次の季節の訪れを感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
お嬢様、お坊っちゃま。
紅茶係の白川でございます。

お屋敷も使用人も次の季節の準備を始めました所でございます。
お嬢様、お坊っちゃまもお早目の準備をお願いいたします。

さて、特別編と銘打ちました今回、どんなお話になるのでしょうか?
それでは参りましょう!第十回フットマンティーの魅力の開幕でございます!

 

私「それはどの様な紅茶でございますか?」

??「それは当家スワロウテイルに伝わります上質かつ伝統の紅茶でございます。」

??「ニルギリ、ウバ、アッサムを独自の配合でブレンドし、何方が召し上がっても美味しく感じて頂ける、自信をもってお勧め出来る紅茶でございます。」

このヒントでどの紅茶かお分かり頂けたお嬢様、お坊っちゃまも少なからずいらっしゃるかと存じます。

 

 

今回は長らくご無沙汰しておりました紅茶サロン「ティーミキシングクラス2022 オータム」の開催を記念いたしまして〝バタフライクラシック〟の魅力を
執事歌劇団メンバー、脚本家、紅茶の管理人と多岐に渡り活躍します伊織のインタビューを元にお届けいたします!

そう、当家の看板紅茶〝バタフライクラシック〟それは執事歌劇団の楽曲〝EAT〟にも歌われます(ニルギリ♪ウバ♪アーッサーム♪)を
伊織秘伝のブレンドでお作りしましたイギリスを代表するアフタヌーンティーブレンドにカテゴライズされる紅茶でございます。

まずイギリスを代表する紅茶は多岐に渡りますがその中でも有名ですのはイングリッシュブレックファーストや
アールグレイなどその一つにアフタヌーンティーブレンドがございます。

アフタヌーンティーブレンドの特色といたしましてはその名が冠します通りアフタヌーンティーに用いられ、
お菓子や食事に合い、渋味も弱めで軽め、紅茶の苦手な方でもお召し上がりやすいと言う万能な紅茶なのでございます。

一般的にブレンドされるものはダージリンやアッサム、セイロン茶やケニア茶で水色を整えたりとこちらも多岐に渡ります。

まるで夜空の星の様に無限にも思える紅茶の中から伊織が選びましたのはウバとアッサム。
この二つはミルクティーにした時にミルクに負けないコクを出しニルギリもブレンドする事により後味を軽やかなものに仕上げました。
そのままホット、ミルクティー、アイスにとお召し上がりいただける紅茶なのでございます。

私も初めて試飲しました時の印象は、まず渋味よりも紅茶の旨味。強い旨味を感じながらも後味は軽く丸くて角が無い優しい味であると感じた次第でございます。

伊織「何方が召し上がっても美味しいと感じて頂ける紅茶を目指しお作りいたしました。」

そう、その言葉通り、〝バタフライクラシック〟はどんなシーン、どんなお食事にも合います万能な紅茶として伊織が作り上げたのでございます。

 

伊織が試行錯誤を重ね、完成しました〝バタフライクラシック〟
その喜びはいかほどのものでございましょうか?

そんな喜びを共に味わっていただきたく開催されますのが今回の「ティーミキシングクラス2022 オータム」なのでございます。

今回の紅茶サロン開催に至りましては厳しい時世の中、足繁くご帰宅して下さるお嬢様、お坊っちゃまのお陰でございます。
誠にありがとうございます。

それでは気になるその内容を少しだけご紹介いたします。

ベースとなる紅茶と数々のハーブ。
ドライフルーツ等をブレンドしお嬢様、お坊っちゃまだけの紅茶を作り上げる紅茶サロンでございます。
ティーインストラクター、ティーアドバイザーの資格を持ちます使用人一同が自身のフットマンティーを作り上げたお話、
紅茶の基礎的なお話などを交えながらサポートいたします。

是非お嬢様、お坊っちゃまは遠慮などせず使用人を唸らせる一杯をお作り下さいませ。

 

今回〝バタフライクラシック〟を取り上げた理由でございますが、

私「伊織さん、次回の執事日誌は紅茶サロンのお話を交えながら〝姫睡蓮〟のご紹介をしたいのですがいかがでしょうか?」

伊織「紅茶サロンのお話を交えながらでしたら先ずはなにより当家の看板紅茶〝バタフライクラシック〟をご紹介したい。」
との事でございました。

〝バタフライクラシック〟の名前の由来、バタフライは当家のトレードマークでありますアゲハ蝶。
クラシックは上質な、伝統的なという意味を込めてございます。

伊織も初めてのご帰宅の方もまだ召し上がりになられていない方も是非一度はお召し上がりいただきたいと申しておりました。

当家の伝統を、伊織の思いを、裏切らぬ様に紅茶係一同、心を込めてお淹れいたします。

是非、ご帰宅の際は〝バタフライクラシック〟をご用命下さいませ。

 

残念ながら〝姫睡蓮〟は一時お預けとなりましたが、次回はどのフットマンティーにいたしましょうか?

それでは次回まで、
ご機嫌よう!お嬢様、お坊っちゃま。

第九回フットマンティーの魅力

蝉の鳴く声が本格的な夏の訪れを告げる今日この頃、如何お過ごしでしょうか?
お嬢様、お坊っちゃま。紅茶係の白川で御座います。

強い夏の日差しや流行病と、お嬢様、お坊っちゃまが乗り越え、成長出来る様にと日々応援しております。

そんな暑い夏にぴったりな紅茶に本日は迫ります。
それでは第九回フットマンティーの開幕で御座います。

 

私「それはどんな紅茶で御座いますか?」

???「それはブルーベリーの香り際立つブルーベリーのフレーバーティーで御座います。」

お分かり頂けましたでしょうか?
そう、それは本人が述べました通りブルーベリーの香り際立つ紅茶。佐々木の〝PSG(パリ・サンジェルマン〟

本日は佐々木のフットマンティー〝PSG(パリ・サンジェルマン〟の魅力に迫ります。

私「それではPSGのブレンドを教えて頂けますか?」

佐々木「ひ・み・つで御座います。」

私「またまた、御冗談を。それでは改めてブレンドの内容をお教え下さい。」

佐々木「内緒で御座います。」

私「えっ!?」

佐々木「私の紅茶PSGのブレンドは是非お嬢様、お坊っちゃま自身で手に取って推理して頂きたいのです。」

なんと!?いやはやそういう趣向であるならば致し方ない。
只このままですとフットマンティーの魅力に迫る事が…

佐々木「その代わりと言ってはで御座いますが…」
佐々木「お勧めのお召し上がり方をご用意して参りました。」

それでは佐々木お勧めのお召し上がり方で御座います。

先ずはそのままアイス!
伊織もいたくお気に入りのアイスでのお召し上がりで御座います。
また佐々木曰くPSGはフルーツとの相性が抜群に良くPSGアイスにお好きなフルーツ、佐々木のお勧めは桃、ラズベリー、パイナップル等を入れて頂き紅茶としてお召し上がり頂いたり、マチェドニア風デザートとして頂いても良いかと存じます。

ホットはそのままでも十分お召し上がり頂けますが、流行りの味変としましてはミルクを加えちょっぴり甘みも加えましてフルーティなミルクティーとしてお召し上がり頂けます。

これは何とも華やかなお召し上がり方が出揃いました。

佐々木「また茶葉のブレンドはパリ・サンジェルマンという事でフランスを意識し、青はブルーベリー、赤はアップルビッツ、白は純白のお嬢様を表しフランス国旗のトリコロールを表現いたしました。」

おお、これは凄い!まさか茶葉の見た目まで考えているなんて!
白はどんな素材を使用したのでしょうか?
是非お嬢様、お坊ちゃまの手で真相に辿り着いて頂きたく存じます。

そう、パリ・サンジェルマンの名前の由来で御座いますが、
記憶に新しく各種ニュースでも来日が報道されておりました、スーパースターを擁するフランスリーグのトップチーム〝パリ・サンジェルマン〟と名前が偶然にも一致しております。
ご存知のお嬢様、お坊ちゃまもいらっしゃるかと存じますが、佐々木は大のサッカーファンでありますが偶然の一致かも知れません。

私も良く佐々木と今年のチャンピオンズリーグは何処のチームが優勝するかなど一緒に予想したりしております。
お嬢様、お坊っちゃまもサッカーについて尋ねたい事がありましたら是非、佐々木にお尋ね下さいませ。

 

ここでお知らせで御座います。

八月度は佐々木の〝チョコミント〟クレープボックスをギフトショップとマジクレープまたパティスリースワロウテイルのオンラインストアでも販売させて頂きます。

佐々木のグラニテ(フランスの氷菓子)のチョコミントフットマンアイスも記憶に新しい、チョコミントが大好きな佐々木が手掛けました拘りの一品で御座います。

クレープの中にはたっぷりとミントクリームを入れチョコチップとホワイトチョコチップ、更に食感をお楽しみ頂ける様にココアビスケットもお入れいたしました。
クレープの上には鮮やかなミントクリームを絞り見た目にも涼しいクレープで御座います。

是非、佐々木の大好きを詰め込みましたチョコミントクレープボックスをPSGと合わせて手に取って頂けると幸いで御座います。

お嬢様、お坊ちゃまと使用人の信頼関係はお互いを知る事で始まるのだと存じます。
その始まりはやはり会話で御座いましょうか。

佐々木「私の大好きなものはサッカーとチョコミントで御座います、それではお嬢様、お坊っちゃまの大好きをお聞かせくださいませ。」

ご帰宅の際はお互いの大好きな話に花を咲かせながら優雅なティータイムをお過ごしください。

 

次回はどのフットマンティーで御座いましょうか?
それでは次回まで、
ご機嫌よう!お嬢様、お坊っちゃま。