牧神の午後

6月。


この度、瑞沢に続いて私のケーキもご用意できる運びとなりました。


まどろみの中、幾重にも風をはらんだシルクのヴェールにつつまれながら手を伸ばす


そんなイメージをケーキで表現いたしました。


重層的で、口に運ぶたびに新しい、香り、味、食感が見つけられるはずです。




春らしい軽やかさを感じられる、くちどけのいいムースがベースです。

こちらには隈川の紅茶「オルソ」が使われております。

またその中に、味 香り共に強い印象を持つシェリー酒のムースをいれました。

こちらを核に食感、香り、味に複雑さを加えております。




合わせる紅茶としては

当然オルソ、あとは 姫睡蓮、メイリン、シェリー、カナリー、四季春、アテナ

辺りは面白いと思います。

お酒でしたらドイツの軽めの白ワインがよろしいでしょう。





ちりばめた要素としては


・フレッシュのグレープフルーツ 
 こちらは瑞々しさとほろ苦さ、春や初夏らしい風味を、はじける食感。
 (一番上のジュレもグレープフルーツのジュレです)

・クルミ
 こちらもグレープフルーツに通じるほろ苦さ、食感のアクセント、そしてシェリーに通じる香ばしい香り。
 ぜひ、シェリーのセンターと召し上がってください。

・塩
 粗めの塩を添えています。味覚的に甘さを開く作用があるのでより一層それぞれの素材の良さを引き立てるはずです。


・フレッシュミント
 こちらも春らしさを感じられるさわやかな味わいでオルソによく合います。苦手でなければ是非口にしてください。




お気に入りの食べ方を探しながらお楽しみくださいませ。




手前味噌ながら非常に美味しいムースに仕上がりました。

大分我儘を押し付けてしまったのですが、それを実現してくれたパティシエには本当に感謝しております。

この場を借りてお礼を。ありがとうございました。
Filed under: 大河内 — 10:00