汗をかいたグラス

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。

いやはや暑いですなー、近年の夏は暑さが尋常ではございません、熱中症には十分にお気をつけください。

暑い時には水分をいつも以上に摂ることが大切です。
冷たい物も美味しいですね、今月から夏の期間は当家の通常お品書き紅茶全てをアイスティーでもご用意出来るようになりました。
夏のお楽しみの一つとして是非お試しくださいませ!

いつものカップの際は素敵なバカラのグラスで!

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がんばってBIGになろう!

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。
春の風を感じる日も多くなってまいりました。しかしまだまだ寒い日も多くございます、風邪などには十分お気をつけ下さいませ。

さて今私はお屋敷での勤めを終え自室で神津島の焼酎 盛若をお湯割りで一杯やりつつ、衝動買いしてしまった車雑誌をペラペラと見ております。
見ている本は外国車専門雑誌、それも超のつく高級車がいっぱい、
一台ン千万円のスーパーカーがズラリ!
使用人の身分では絶対に手の届かない車達です。本の中に少しだけセレブな気分を味わっております。
スーパーカー!憧れますね~運転してみたいな~

華のある車たちにフッと思う…
当家の使用人がもしお坊っちゃまだったらどんな車が似合うかな?
華のあるTactの面々で考えてみた

環さん、 フェラーリ F12ベルリネッタ
(画像を載せたいのですが大人の事情がありますので気になりましたら検索をして下さればと存じます)
ん~思い浮かびます、軽井沢の隠れ家カフェのテラスでカプチーノを飲んでいる姿が、ハッと思いジャケットからモンテグラッパのペンを取り出し、束になっていた紙ナプキンを一枚取り何かを書いています、どうやら素敵な歌詞が産まれた瞬間のようです!
緑の木々の間に佇む赤いフェラーリ いいですな~

百合野さん、 アストンマーチン ヴァンキッシュ
そこは西新宿にそびえ立つ高層高級ホテル、正面玄関の車寄せに到着すると後部座席からギターケースを取り出す、今日は曲の打ち合わせのようだ。
車係にキーを渡し「お願いします」とどんな時も穏やかでジェントルマンな対応が実にスマートだ
シルバーのアストンマーチンが照明の光でキラキラ輝いている

隈川さん、 シボレーコルベット Z06
温厚なイメージな彼だがプライベートではヤンチャな少年の心を持っている
オールバックがビシッとキマッたところでこの日は横浜横須賀道路をぶっ飛ばし南へ!どぶ板通りにあるあの店にオーダーしておいたスカジャンを取りに行くのだ
ブラックのコルベットは矢のように走る!
こらこらスピードおさえて

葵さん、 ランボルギーニ アヴェンタドール
暴れ牛のように荒々しいエンジン音を轟かせながら青山通りを爆走!
表参道のとある店の前に止め、誰に贈るのかな?花束を買って車に戻ると、「写真撮っていいですか?」と声をかけられる、車の前でキメッキメにポージングする葵さん、
声の主の女性「…」「あの~」「じゃあ…」
最初は車を撮るつもりだったのだけど、その後写真を見返しているうちに…恋が芽生えてしまったようだ
もう葵さんったら

他の使用人も考えてみたいですな~いろいろ想像(妄想とも言う)をするのは楽しいです。

桐島くん、 ローバーミニ
大きな体で小さい車に縮こまって運転する姿
環八通りで渋滞に巻き込まれてしまっている
ぼーっとしてたら前が進んでいて後ろの車からクラクションを鳴らされ、慌ててクラッチをつないだらエンスト、またブッブーと鳴らされてしまう。
自ら可愛がられポイントを作ってしまうそんな所が彼の良いところでもある
車が故障したら直してあげますよ

……
あら?
盛若が無くなってしまった
空いたボトルを名残惜しみつつ今日はこのくらいに
明日はお休みなので私は、10万キロ走破のオンボロ国産車で海方面に生しらすでも買いに行きます。

『 Rock’n Rouge 』♪

冬の空

お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。
これから冬本番でございます、風邪などには十分お気をつけくださいませ。

さて今私は新年を気持ちよく迎えるべく自室の大掃除をしています。
何でも物をとっておいてしまうタイプでして部屋は物で溢れかえっております。これではいかんと思い切って断捨離をしています。
うーむ、しかしどんなささやかな物でも思い入れがあると捨てる事が出来ずで…
朝から始めた大掃除もはかどることなく夕方近くに…
ちょっとティーブレイクと致しましょう!

カナリーに柚子ピールを加えてみました。
爽やかな柚子の風味が加わりいい感じです!香り付け程度に少しだけ加えるのが良いです

冬の空を見ながらお茶を飲み今年一年を振り返ります。例年になく激動な年でした

過去に囚われてばかりはいられません。
人生は一度きり、たった一度きり
お茶を飲んだら前へ歩き出せ!
明日はやってくるのだから

さすがに日がすっかり傾いていると寒さが増してきました。早々に戦いにもどるとします。

『夜空ノムコウ』♪

Canary

辿り着いた場所は緑一面の広い草原
パステルカラーの青空は高く
レースのような雲がゆっくり流れている
頬に伝わるそよ風がとても心地よい…
トンビが気持ち良さそうに円を描いている

圧倒的な自然だけれどどこか優しい…
風の香りが心を落ち着かせてくれる
肩からリュックサックを下ろし両手を広げ思いっきり深呼吸をした
空気がとっても美味しい…体に染み渡っていく…
自然に包まれ風に包まれ癒されていく自分に気づく…

半分夢の中にいるような気持ち…
いつまでもこの景色を見ていたい
いつまでもこの風を感じていたい

そっと目を閉じると目尻からポロポロとこぼれた
風が目にあたっているからだろう…
手で拭いきれないほどポロポロ…ポロポロ…
リュックからハンカチを取り出した

今日ここに来てよかった…
何かに救いを求めるように電車に乗りバスに乗り辿り着いた場所…
私には今ここに来ることが必要だったに違いない…

現実と非現実の間をふわっと飛んでいる…

やって来た飛行機の音にハッと現実にもどる
どのくらいいただろう…気づくとさっきまで見ていた雲が形を変えずっと遠くに行っていた

もう帰らないと…名残惜しい…

「そうだ!」
リュックから空になっていた水筒を取り出す
蓋を開け空に手を伸ばし飛行機が残した雲に沿って走る!
今だ!と急いで蓋を閉めた

……

一時間に一本しかないバスを待っていた
ベンチに腰掛けビスケットを食べていると黄色い小鳥が現れた!
ビスケットのかけらをあげると怖がりもせず私の側へやってくる
「もしかして今日の幸せはあなたが運んできてくれたの?」

バスを待っている間、私は胸が締め付けられるような幸せを感じていた…

バスは5分早くやって来た
しばらくバス停で止まっていたがここで乗る乗客は私だけのよう
車窓から幸せの黄色い小鳥がこっちを見たり首を傾げたり

さようなら…ありがとう…
バスはゆっくり走りだした

イヤホンを取り出し音楽を聴く
アコースティックギターの音色は、
『風の詩』

車窓から優しい陽の光…
ポロポロ…ポロポロ…
風のせいかな…

手に持ったままの水筒をぎゅっと握りしめた。

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お嬢様、お坊っちゃま、ご機嫌いかがでございましょう金澤でございます。
先日よりご用意させて頂いておりますフットマンブレンドティーのカナリー、多くのお嬢様方にお試しいただきまして、本当に嬉しく感激しております。
お口に合いましたらどうぞこれからもお召し上がりになるお茶のレパートリーに加えて頂けたら嬉しゅうございます。

水筒に持ち帰ったものをお茶にしてみました。
お嬢様に少しでもお届けしたい…
そんな気持ちから出来たお茶でございます。

お茶を一口、目を閉じるとふわっと優しい風がくるでしょうか…
時にお屋敷が草原となり、お嬢様を癒し、幸せを感じていただける場所となりますように…