えほんを読む。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

今月末に図書館での読み聞かせの催しがございます。
お恥ずかしいお話ですが、最近は活字を読む機会も若い頃に比べればめっきりと少なくなり、こと小説や絵本などの「おはなし」に触れる機会がなくなってまいりました。
少年期に読んだおはなし何だっけ?
と振り返る良い機会になりました。
幼い頃に読んだ絵本を大人になってから読み返すと意味が変わって見えるものです。

「星の王子さま」は幼い頃、王子さまが様々な星を巡る冒険活劇と捉えて読んでおりましたが、大人になって見返すと「何て悪い奴だ!」と思っていた大物気取りで褒められたがりの男や、酒びたりの男に自分を投影する部分があったり
(お酒をたくさん飲むところが同じ、という訳ではございませんよ!)
幼い頃は気にもしなかったラストシーンに「どういう意味なのか?」と考察を始めたり。
「大人なんて!」と思っていた筈なのに、そんな大人になっている様な気も致します。
お嬢様は如何でしょうか?

「100万回生きたねこ」は始めに読んだ時は「死んでも生まれ変われていいなあ」とねこの不死身の体を羨むばかりでした。
何と浅はかな事か…っ!
あまりネタバラシになってしまってもいけませんが、100万回生きたと見せかけて、その実ねこの一生は1回だったのだなぁ、と思ったり。

昔に読んだ作品は思い入れが強く「また読みたいな」と思った時に読み返すと違った見え方があって興味深いというお話でした。

何だかよくあるお話になってしまいましたね。

それでは本日はこれにて。