お屋敷まで何デシベル?

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

皆も申しておりますが、最近は外に出る機会がなく、私も山小屋で過ごす事が多々ございます。
ずっと自室で過ごす事にストレスはないのですが、ふと最近大声を出す事が少なくなったなあ、と感じました。
考え出すと大きな声を出したい欲求が止まりません。
しかし飛沫感染の危険がある中で大声を出すワケにもまいりません。
どこかで発散する術はないものでしょうか?

私はあまり存じ上げなかったのですが、大声コンテストなる催しがあるらしいのです。
優勝した方は120デシベルを越えるらしいですよ!
…デシベルって何でしょう?
普通の会話は50~60デシベルぐらいで、100を越えると騒音だそうです。
考えてみたら試合や大会などに出場する機会はほぼございませんでした。
「的場は声がうるさい」と他の使用人からよく言われますが、こんな活路があったとは!
これは腕が、いや喉が鳴りますね!

…しかし調べてみるとやはり!
というか当然しばらくの開催はどこも見込めない様子です…。
私も溜飲を下げ、腹筋を鍛えてしばらくは我慢することに致しました。
早く泰平の世が来ると良いですね。

それでは本日はこれにて。

夏のおすすめ

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
最近よく聴くミュージシャンは「Coldplay」明石でございます。

そろそろ暑い夏の季節でございます。夏といえば海やスイカやカブトムシなど様々思い浮かぶかと存じますが、最も楽しみな夏の風物詩といえばやはり「ホラー」でございます。
お嬢様「ホラー」は得意でございますか?

私は肝試しや映画(びっくり系やスプラッターは苦手)、怖い話などジャンルは問わずホラーが大好きで、その中でも特に嵌っておりますのが怖い話でございます。

理由は3つ
1すぐ読める。
2沢山読める。
3工夫すれば肝試しや映画より怖い雰囲気を味わえる。
という点でございます。

1と2は、インターネットさえ使用できれば可能でございます。
現代では色々な方が身も心も震えるようなお話をインターネットに投稿しており、数多の怪談話をすぐに拝読でき、ただ怖いだけでなく少し不思議なお話しや、ちょっぴり切ないお話しなど様々楽しめるのです。

そして大事な3でございますが、まず時間帯は深夜で周りに誰もいない状況が望ましく、敷布団やベッドに寝転がり可能であれば明かりを消し枕元だけ電気を点けます。そうすることで文字に集中でき、読み終えた後も聴力などが敏感になり、普段は気にも留めないラップ音や外から聞こえる謎の生き物の鳴き声などが聞こえ、より怖い雰囲気を醸し出すでしょう。
さらにクローゼットなどの扉を少し開けたり、掛布団から足首だけ出したりすれば「幽霊が隙間から覗いているかも!」「何者かに足を掴まれるかも!」といった妄想も膨らみます。

ここまで環境を整えれば肝試しなど、遊園地で散歩するのと同じでございます。

是非お試しくださいませ。

ホラーについて書いていたら、なんだか私怖い話を読みたい気分になってまいりました。
時間も午前零時を過ぎ、せっかくなので今まで書いたことを実践して読もうかと存じます。
(まぁ私は慣れておりますゆえ、あまり効果がないかもしれませんが)
では少々失礼いたします。

~一時間後~

いやぁ~今回も楽しく読ませていただきました。
今後はもっと怖い雰囲気を出す方法を考えなければいけませんね。

それではお嬢様おやすみなさいませ。

、、、たまには明かりを点けて寝ようかな。

終わり。

藤堂会のアレコレ。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

去年は開催できなかった藤堂会が今年は催されますよ!
配信で直接お祝いパーティーが開けないのは残念ではございますが、
配信でしか実現しないものも含めて様々な楽しい企画が盛り沢山の内容でございます。

僭越ながら私も現場に参加させていただきました。
例年はカウントダウンパーティーでしかやらないアレをやらせていただいてしまいました。
藤堂執事の誕生日なので藤堂執事の話をしておりますが…。
詳しくは配信をご覧になっていただく事に致しましょう。

「あれ?この使用人は参加していないのかな?」と思ったお嬢様。
ご安心下さいませ。
僅かばかりではございますが、藤堂執事のお誕生日をお祝いしたい使用人が、出演メンバー以外の使用人もたくさん集まってくれましたよ!
ギフトショップからは赤井、明石も参戦しております。
ギフトショップの鬼才明石が小芝居を作ったみたいなので、そちらも必見でございます。

「みんな本当に藤堂執事が大好きなんだなあ」と感じていただける様な、
見ていて頬が緩んでしまう様な内容に仕上がっているかと存じますので、
まだご覧になっていない様でしたら是非!ご覧になって下さいませ。
7月1日までご覧になっていただけますよ!

ご覧になった後のご感想をギフトショップでお待ちしております。
それでは本日はこれにて。

密着富田24時!!緊迫の豆腐摂取!

いかがお過ごしでございますか。桐島でございます。

富田ももう皆様にだいぶご周知頂けたかと存じますが。

まだ。

そうまだまだ富田の事を知ってて頂きとうございます。

という事で今回は富田の活動時間についてでございます。

まずはこちらは22〜1時にかけての富田でございます.

バッチリ覚醒して豆腐を貪りついておりますね。豆腐を貰えることになんの疑いもない曇りなき眼でございます。

そしてこちらが6〜8時ごろの富田でございます。

完全に寝ぼけております。耳が半分畳まれてまだまだ寝足りない。しかしトイレに行くために仕方なくと言った様子でございます。この時に触ろうとすると絶望感を漂わせる顔をします。

この様に私が寝てる時に元気になり、私がお屋敷に赴く時に寝ておりますのでほぼ顔を合わす事はございません。

まぁ豆腐をチラつかせるとノコノコ出てくるのでございますが…

全くもって怠惰な彼ではございますが、執務から帰るとひょっこり出てきて労ってくれるのでそれで許してしまう辺りまだまだ私も甘いですね。

また面白い富田の様子が撮れましたらご報告させて頂きます。

それではまたギフトショップでお会い致しましょう。

アカっちFC

全国のサッカーを愛するお嬢様、お坊ちゃまこんばんは。実況のアカシJでございます。
今夜は極々少数であろうサッカーをあまりご存じでないお嬢様、お坊ちゃまに向けて、元サッカー日本代表でオリンピックの経験もある明石次郎氏を解説にお迎えしサッカーについてご説明いたします。

J:次郎さんよろしくお願いします。
次郎:よろしくお願いします。

J:初めに、何故このような場を設けたかと申しますと、来月には東京オリンピック、延いてはサッカーU-24、日本女子サッカーが始まります。
勿論、賛否両論あり開催されるかは分かりませんが、もし開催された場合「ルールが分からない方にも楽しんでいただきたい」という思いがきっかけで設けた次第です。
次郎:なるほど、確かにスポーツはルールが分かると途端に面白くなりますからね。
J:はい。ということでサッカーのルールや魅力、さらに次郎さんも経験があるU-24代表の注目ポイントをお話しいたします。

次郎:まずサッカーとは丸い球体を使用し11人対11人で行います。基本的に手は使えず(ゴールキーパーは除く)縦105メートル、横68メートルのフィールドを選手が縦横無尽に動き相手のゴールにボールをシュートし点数を競います。時間は前後半45分+ロスタイム(1~5分ほど)でトーナメントなど引き分けで終わらない試合に関してはさらに延長戦(前後半15分)やPK戦などもございます。

J:やはり選手とボールが流動的に動くところがサッカーの面白いところですか?
次郎:ええ。特にボールをゴールまでどう運ぶかが面白く、個人技でドリブルをするか華麗なチームワークでパスを繋ぐか、チームによってボールを運ぶ戦術も違いますので、そういったところに注目するのも良いかもしれません。

J:あとはゴール前の攻防も見どころの一つですよね!
次郎:そうですね、シュートが決まる瞬間が一番盛り上がりますから。オフェンスは必死に点を取りに行き、ディフェンスは死に物狂いで守り、さらに1点を争う展開ともなるとより苛烈になりますね。

J:お互い一歩も譲らない試合をして、最後の最後で1点取られるのは悔しいでよね。
次郎:はい。記憶に新しいところですと2018年ロシアワールドカップ決勝トーナメント一回戦で日本代表がベルギー代表にロスタイムギリギリで1点を決められ敗北を喫しました。あれほど悔しかった日は無かったですね。

J:私も泣いてしまいました(笑)。他にもルールなどで難しいポイントはございますか?
次郎:やはりオフサイドですかね。サッカー未経験者はこれに泣かされることが多いですね。
簡単に説明いたしますと味方からパスを貰う時、ゴールキーパーを除く相手チームの最後尾にいる選手より後ろで貰ってはいけない。ただしパスを出した後に最後尾の相手選手の後ろに走りこんで貰うのは反則ではない。あくまでパスを出す前に相手選手の後ろに立ってボールを貰うと反則というルールでございます。

J:結局ややこしい説明になった気がしますけど、、、(汗)
次郎:(笑)、やはりホワイトボードなど使わないとオフサイドの説明は難しいですね。

J:では最後にUー24代表の注目ポイントについてお願いいたします。
次郎:一言で表すなら、国内組(Jリーグ)と海外組(主にヨーロッパのリーグ)の融合でございます。

J:なるほど、オリンピックに向けた6月の親善試合でも随所に見受けられた気がします。
次郎:6月5日ガーナ戦での上田選手(国)と久保選手(海)のパス交換からのゴールシーンや、田中碧選手(国)と遠藤航選手(海)がボランチで組んだ時の相性や距離感などは分かりやすかったのではないでしょうか。

J:遠藤航選手で思い出しましたが、今回のオーバーエイジ枠も注目ですね。
次郎:ええ、今回は日本屈指のディフェンシブな選手を選出しましたから。

次郎:基本的にオリンピックは23才以下しか出場できません(東京オリンピックは一年延期したので24才以下まで)しかし、1996年のアトランタオリンピックから導入された「23才以上の選手を3名まで登録してよい」というルールがオーバーエイジでございます。
今回選ばれた遠藤航選手、吉田麻也選手、酒井宏樹選手は守備に定評があり、この三人が後ろのポジションにいることで、前線の若い選手たちがボールを奪われることを恐れず、アグレッシブに戦えるのです。

J:いやー、今回の大会は期待してしまいますね。
次郎:そうですね。ただ油断は禁物です。日本が選ばれた予選グループAには強豪メキシコや優勝候補フランスがおりますゆえ、ただそれでも期待してしまうメンバーが今年は揃いました。
是非我々をいい意味で裏切ってほしいです。

J:今回は貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。
次郎:いえいえ、こちらこそありがとうございました。

J:サッカーファンのお嬢様、お坊ちゃまご覧いただきありがとうございます。
オリンピックが開催された暁には応援のほどよろしくお願いいたします。
実況はアカシJ、解説は明石次郎でお送りいたしました。では最後に、、、

J、次郎:頑張れ日本!

番組終了。

今回も阿呆な文章につきあわせてしまい申し訳ございませんでした!!!

終わり。

15周年でございますよ。

お嬢様!ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

ティーサロンが15周年を迎えたのは3月の事でございますが、この度15周年記念フォトブックがお送りできる運びとなりました!
今回はこの素晴らしい冊子の魅力を余すところなくお伝えしてまいりましょう。

まずはフォトブック本体でございます。
意外なことに、今まで使用人達が燕尾服で写真集をお出しした事は数えるほどしかございません。
(私は燕尾服ではございませんが…)
我々がお送りする15周年記念のお品物の集大成と申しても過言ではない煌びやかなお写真の数々…!
こういった大きな節目でしか、なかなか出せない我々の本気を活目してご覧下さいませ。
また、個人の使用人の紹介文やQ&Aといった読み物も今回の冊子のポイントでございます。
「まだあんまり知っている使用人いないし…」などとお考えのお嬢様!
細かい使用人のパーソナルな部分をご存知いただけますので、これがまだ出会っていない使用人とのファーストコンタクトになるやもしれませんよ!

そして大河内が撮影したお写真を集めた小冊子が付いてまいります。
大河内のお写真をご覧になった事がございますか?
陰影がしっかりとした魅惑のお写真の数々は、我々使用人も
「え…?これが私…?」
と新たな自身の魅力と出会いどよめいております。
ここでしか出会えない使用人の表情に魅了されてしまうやもしれませんので、心して小冊子をお開き下さいませ。

撮影風景を収めたDVDが漏れなく手に入るのも今回の15周年フォトブックの素晴らしいところでございます。
あまりお給仕をしている最中では見られない使用人の砕けた表情が見どころでございます。
また、ランダムで使用人の直筆サインが表紙の裏に書かれているものがございます。
表紙をめくって「サインが入ってなかった…」と呟かれたお嬢様!
ご安心下さいませ。
使用人の個人ページの一番大きな写真の傍らに、印刷ではございますが一人ひとりサインが入っております。
直筆ではなかったとしても、これは全て当たりの様なものでございますね!

これはいけません。
今回の15周年本への思いが強過ぎてつい長くなってしまいました。
数に限りがございますのでお早めにギフトショップまで起こし下さいませ。
「でもこんなご時勢でなかなかギフトショップに行けないし…」というお嬢様!
通信販売もございますよ!
今までにない試みがたくさん入っておりますので、お嬢様のご感想もお待ち申し上げております。

それでは本日はこれにて。

趣味

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。

最近鑑賞した映画は「七年目の浮気」明石でございます。
ビリー・ワイルダー監督の作品は面白いものばかりでございますな。

本日は普段あほうな文章ばかり書いておりますので、偶には真面目に趣味のことを書こうかと存じます。

上記で触れた映画鑑賞もよいですが、それはまた後日語るとして、、、
今回は「釣り」について書こうかと存じます。

お嬢様は釣りというと、どのようなイメージでございますか?

「釣れるまで退屈そう」「餌が気持ち悪くて触りたくない」「おじさんの趣味でしょ」
等の意見が聞こえてきそうな気がいたしますが。

これから私がそのイメージを払拭しとうございます。

まず釣りには狙い目となる「日にち」と「時間帯」がございます。
「日にち」は月ごとに8回ほどある大潮がお勧めでございます。大潮は潮の流れが大きく海中のプランクトンが増え、それを食べにくる魚がたくさんやってきます。
そして「時間帯」は日の出前後の「朝マズメ」と日没前後の「夕マズメ」でございます。どちらも魚が最も活動する時間帯(これもプランクトンが関係している)と言われております。

この2つを意識することで魚がかからない時間帯を極力短くすることが可能なのです!

続いて「餌」でございますが、餌には大きく分けて2種類ございます。
まず本物の虫やエビなどを使用する方法と、魚を模したルアーを使用する方法でございます。
前者は魚が食いつくまでじっと待つのを基本とし、餌だけ食べられたらまた付け直さなければなりません。
後者は魚が食いつくまで待つという点は同じでございますが、遠くに投げてすぐ引いてを繰り返します。するとルアーがあたかも本物の小魚の如く水中を泳ぎ、大きな魚が食いつくのです。ルアーはちょっと齧られたくらいではびくともしないので毎回付け替える必要もございません。

なのでルアーを使用することで虫に触れることもなく、手を汚さずに釣りを楽しめるのです!

そろそろ読むのが億劫になるころかもしれませんが、もう少々お付き合いいただければ幸いでございます。
それと先日釣った可愛らしい魚のお写真を文章の最後に添付いたしますので、是非ご覧くださいませ。
(リアルな魚の顔が苦手なお嬢様は、ゆっっっっっっくりとスクロールしてくださいませ)

では最後に「おじさんばかりでは」という点でございますが、確かに男性の釣り人は多いかと存じます。しかし近年では夫婦や恋人同士、祝日では家族連れで訪れる方々も見受けられます。

つまり釣りとは老若男女、誰でも楽しめる一大レジャースポーツということでございます!!!

ここまで読んでくださりありがとうございました。読んでいる途中で欠伸を召されたお嬢様もいらっしゃるかと存じますが、私明石はこれに懲りずまた趣味のお話しをするかもしれません。
その時はまたよろしくお願いいたします。それでは失礼いたします。

追伸、写真の一番下のカサゴ君が一番可愛いかと存じます。

終わり。

もうやめ手

いかがお過ごしでございますか。桐島です。

犬の代表的な芸でございます『お手』

なんと富田も習得したのでございます。

発動する条件は餌を食べてるときに触っていると最初は気にならなかったけどだんだん気になってきて、もうやめてください。といった感じでしてきます。

限定的な条件でございますがしっかりと意思表示する富田、成長を感じました。

また何か変化がございましたらお知らせいたします。

それではギフトショップでお会いしましょう。

ソウス&マヨネイズ。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

今月も残り僅か。
もう私のレモンチーズタルトはお召し上がりいただけましたか?
月ごとの限定でございますので、6月にはお出しできないかと存じます。
まだお召し上がりいただけていらっしゃらない様でしたら是非!
急ぎギフトショップにお越し下さいませ。

6月で思い出しましたが、能見のお好み焼きクレープボックスが登場致します。
こちらはクレープの良さとお好み焼きの良さの融合をお楽しみいただける逸品でございます。

お好み焼きで思い出しましたが、お嬢様はお好み焼きをご飯と一緒にお召し上がりになりますか?
私はお好み焼き定食肯定派でございます。
よく勘違いされるのですが、関西でもたこ焼きとご飯は一緒にはいただきません。

たこ焼きで思い出しましたが、関西にはたこ焼きとは似て非なる「明石焼き」なるものがございます。
たこ焼きをソースではなくお出汁でいただく粉ものでございます。
関西は何でも濃ゆいイメージを持たれがちですが、お出汁は上品なのです。
当家で仕える明石もそこから名前を取ったとか取らないとか。

明石焼きで思い出しましたが、関西地方の明石より更に西に行くと「広島焼き」なるものがございます。
こちらもお好み焼きとは似て非なるもの。
お好み焼き粉と具を混ぜない、キャベツと焼きそばをたっぷり使った粉ものでございます。
お好み焼きも広島焼きも甲乙つけがたく、私は気分で作り分けて食します。
そして広島焼きもご飯と一緒にいただきます。

時節柄なかなか東から西への大移動は難しゅうございますが、逆にご別宅でお作りになってみては如何でしょうか?
どれも意外と手間がかからず美味しく作っていただけるかと存じます。

あ!しかしレモンチーズタルトやお好み焼きクレープボックスはご自身で作るのにはいささか大変かと存じます。
ギフトショップにてお待ち申し上げております。

それでは本日はこれにて。

「感動した!!!」
 それが映画「七人の侍」を見た明石太郎(あかしたろう)の率直な感想であった。
「頭でっかちの気取った評論家が見る映画かと思っていたが考えを改めなければいけないな」

 七人の侍といえば言わずと知れた映画界の巨匠「黒澤 明」氏の代表作であり、「志村 喬」や「三船 敏郎」といったそうそうたる俳優陣を擁した大作時代劇で、日本史上最高の映画との呼び声も高い一作である。そんな作品に明石太郎が影響されるのは自然の流れであり、侍になりたいと言い出すのはそう時間がかからなかった。

「男に生まれると『侍に憧れたりする感情が訪れる』という事を聞いたことがあるが、とうとう私、、、、いや拙者にもその時期が来ようとは!」
 勿論、明石太郎の言う「その時期」というのは健全な男性であれば14才頃に来るどころか、卒業しなければいけない感情であり、お酒が飲める年齢で来てはいけない代物という事を、この男は知らなかった。

「やはり侍といえば『髷を結い』『刀を携え』『恰好は着流し』であるが、結ったことも着物も刀も持っていない」
「まぁ着物の代わりは甚平を着るとして、、、髷は結ったことなどないからなぁ」
「取り合えず固めて縛ればなんとかなるだろう」と、おもむろに整髪料を取り出し髪全体をガチガチに固め、前も後ろも横もかき上げたあと、頭のてっぺんで縛った。
「へへっ、中々の出来栄え」
 髷というより玉ねぎにしか見えなかったが明石太郎は満足だったらしい。

「あとは刀だが、そういえばあれがあったな」そういうと、この玉ねぎ侍は押入れの奥から木刀を引っ張り出した。
「修学旅行の思い出がこんなところで役に立つとは、しかしこれで侍の完成だ!」

 全ての装備を整え、見た目も心も侍と化した明石太郎の瞳には一切の曇りはなく、勧善懲悪の志でこの世の悪に立ち向かうのであった。

「不逞の輩を滅ぼすために、いざ参る!!!」

 その後の物語の顛末は、書いていて恥ずかしくなってきたので割愛させていただきますが、日本には軽犯罪法とい
うものがございますので、この後の展開は想像に難くないかと存じます。
 
終わり。

※明石太郎と明石は別人でございます。