遠回り

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。明石でございます。

お嬢様は〝遠回り〟をされたことはございますか?

「人生の遠回り」とか、そういう深い話ではなく、単純に道の話でございます。

先日、私は何となく遠回りをしたくなったので、違う道を使用して帰路についておりました。

「久しぶりにこの道を通るな〜」などと考えていると、行く先に覚えのない屋台がございました。

近くでお祭りが開催されているとか、何か特別なことがあったわけではなく、その一店だけポツンと道沿いに構えていたのです。

 

そんな、周りの風景にまったく溶け込めていない屋台に何が置いてあるのか、俄然興味が湧きました。

 

屋台の前まで歩き見てみると、美味しそうな鯛焼きだったりマシュマロなど、思っていた以上にそそられる品々が売られておりました。中でもひときわ輝いて見えたのがこちらでございました。

如何でしょうか?

今日日、お祭りの屋台でもこんな立派なりんご飴は見かけません。

あの時、別の道を選んだ私を褒めとうございます。

 

お嬢様も時間に余裕があれば、遠回りをしてみては如何でしょうか?

意外な出会いがお嬢様を待っているかもしれません。

 

私事でございますが…

私、5年目にして、まさかのティーアドバイザー取得でございます!

胸に新たなバッジを付けることになるとは、数年前の私では考えられないことでした。

これで私もより紅茶に携われる機会が増え、ブレンドティーを考案したり、もしかしたら紅茶の催しに参加することができるかもしれません!

そして、それらを通じて、お嬢様の楽しみが少しでも増えるのであれば、これ幸いでございます。

 

これからも紅茶の資格を持つものとして恥ずかしくないよう、精進してまいります。

 

終わり。