年末

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。明石でございます。

今年もあと僅かでございますが、お嬢様はどんな一年を過ごされましたか?

私は、様々なギフトショップの催し物に参加したり、ティーアドバイザーの資格を取ったりと、使用人として充実した日々を過ごせました。

ここまで頑張れた要因は、ひとえにお嬢様のおかげでございます。

そして、それらによって少しでもお嬢様の生活に喜びや笑いが増えていたのであれば、使用人冥利に尽きる次第でございます。

改めまして、今年もありがとうございました。

 

おまけ

 

前回掲載したブログで、りんご飴のお話を書かせていただきましたが、その後もう一度同じくらいの時間帯に足を運んでみると、やはりそこには例の屋台がございました。

ただ、よくよく見てみると屋台ではなく、いわゆるキッチンカーと呼ばれるものでございました。

これならば何もない所に、いきなりお店が出現しているのも頷けるというものでございます。

そしてそのキッチンカーに並ぶ煌めくお品物の中から、今回はりんご飴ではなく、動物をかたどったマシュマロを手にし、その場をあとにいたしました。(このマシュマロに関しては、とある事情で感想を割愛させていただきます)

帰路についていると、ふと、とあることを思い付きました。

キッチンカーがあれば、出張ギフトショップができるのではないか!と………

つまり、お嬢様の別荘やご別宅付近で楽しんでいただくことはもちろんのこと、お出かけ先、あるいは社会勉強の合間などにお腹を空かされた場合に即座にキッチンカーで駆けつけ、スコーンを振る舞うことができる!ということでございます。

さらに申しますと、お嬢様のためのキッチンカーでございますので、最低でも二階建ての観光バスサイズであることは間違いなく、そうなると車内でおくつろぎいただける空間を確保することができます。

そしてそこにキッチンスペースを完備することができれば、お嬢様がどこにいらしても、ひとときの優雅なティータイムを楽しんでいただけるのです!

 

実装された暁には、私が責任を持ってキッチンカー(ギフトショップ号)を走らせたいと存じます。

 

それではお嬢様、良いお年をお迎えくださいませ。

 

終わり。

年の瀬

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌麗しゅうございます。
この頃は随分と冷え込んでまいりましたね。
年末は催し事も多くございます故、お忙しくしていらっしゃることかと存じます。

12月は旧い暦では「師走」とも呼ばれているそうでございますね。
「年の瀬になると、お経をあげるために師(お坊さん)が各地を走り回る」ことに由来があるとか。
年末が忙しいのは、昔の人々も同じようでございます。

かく言う私も少し早くはございますが、先日お部屋の大掃除に取り組んでおりました。
たかが一年、されど一年。
あっという間に過ぎたと思っていても、お部屋の掃除をしているとあれこれ思い出すことがございます。
思えば今年は多くの挑戦がございました。
初めてお嬢様のお手元にわたるお品物に携わらせていただきましたり、私一人でギフトショップにてお帰りをお待ちすることや、執事歌劇団の公演を拝見することもございました。
もちろんペン習字のお稽古も続けております。
などと1年を振り返りながらお部屋の掃除をしておりますと、思い出の品が様々見つかり、ついついノスタルジーに浸ってしまうわけでございますね。

初めて参加させていただいた、アニバーサリーフェアのブロマイド。
「しっとりみかんピューレ」を考案する際に使用したメモ。
今年入手した末に、読了に至らなかった本。

見つけるたびに、ふと手に取り懐かしんでしまうものでございます。

…そう、ここまでお聞きいただけばお分かりかと存じますが、大掃除、全く進んでおりません。
その上、不思議なことに窓の外はすっかり日が落ちており、結局大掃除が一通り終わるころには0時を回っておりました。

そう、タイムスリップでございます。

なんでも後ほどお調べしたところ、大掃除に時間旅行はつきものなのだとか。
大変危険でございますね。
危うく、私一人でお先に2026年にたどり着いてしまうところでございました。

お嬢様、お坊ちゃまも、これから大掃除をされるやもしれませんが、不本意な時間旅行に巻き込まれぬように十分お気を付けくださいませ。

今年も一年お仕えさせていただき、ありがとうございます。
2026年もお帰りをお待ちしております。

宗方