春の一日

春分の日

日本国民の祝日の一つであり、祝日法により天文観測による春分日が選定され休日とされる。
通例、3月20日から3月21日ごろのいずれか1日。

しばしば昼が長くなって「昼と夜の長さが等しくなる日」といわれているが、実際は昼の方が少し長い。
        執事ぺディア

「ふむふむなるほど、、、つまりこれからはお昼の時間が長くなるのか」
 春分の日を調べ終えると、明石太郎(あかしたろう)はふかふかの布団に寝ころんだ。
「お昼の時間が長くなるということは、日が昇り暖かい時間が長くなるということ、、、」
「素晴らしいではないか!!!」
 そう考えると先ほどよりも暖かく感じ、瞼が重くなってくる。時間は午後一時を回ったところ。
「今日はゆっくり過ごす日、お昼寝でもするか」そう決心をし、ゆっくり瞼を閉じようとした刹那ふとあることに気が付いた。
「暖かい日に着る服を買わなければ」
 ゆるりと体を起こそうとするとまた別のことに気が付いた。
「いやまて、お金はあったか?」
ふと茶棚に目をやると、そこにはぺちゃんこなガマ口財布が悲しそうにたたずんでいた。
「君はいつも痩せているな、少しはプックリ膨れてみろ」
そう言いはなち、思案した。
「お金を得るにはお勤めを頑張らなければ、お勤めを頑張るには前日に体を休めなければ、、、」
「やはりここはお昼寝だ!」
           終わり

※明石太郎と明石は別人でございます。