年始

お嬢様、明けましておめでとうございます。

2026年を無事迎えることができ、なによりでございます。

今年は、去年よりもさらに邁進し、お嬢様に喜んでいただけるような挑戦ができれば幸いでございます。

 

時にお嬢様、今年のおみくじは引かれましたか?

私はもちろん引きにまいりました。

 

結果は一体どうだったのか?まずはこちらをご覧くださいませ。

 

 

中吉というと、一般的には「大吉」「吉」の次に位置する結果でございますので、まずまずと言えるのではないでしょうか。

そして吉凶の結果と同じくらい気になるのが、後に続く文章でございます。

 

ということでここからは、それぞれの運勢の詳細について、紐解いてまいりたいと存じます。

 

 

初めに和歌の部分でございますが、恥ずかしながら私は、今回こうしておみくじとしっかり向き合うまで、この部分を〝なんとなく〟で、読んでおりました。

(ちなみに、ご存じのお嬢様も多いかもしれませんが、この部分は神社だと和歌で、お寺だと漢詩が多い傾向にあるそうです。今回は神社で引きましたゆえ、和歌が掲載されておりました)

 

ではまず書かれている和歌でございます。

 

【疎くなる人を何とて 恨むらん知られず 知らぬ折もありしに】

 

これは「新古今和歌集 巻第十四 恋歌四」の撰歌であり、西行法師が詠んだ歌でございます。

 

そして、その左側にはこう書いております。

 

【金がめあてで集まる人ならば無くなれば去ってゆくのも人である。知らぬ昔もあったと思えばなんら恨むに足りない。】

 

ここまでが、この和歌を訳した文章でございます。

ただ、調べてみると「疎くなる人」の部分は、恋歌に入集されているだけあり、恋人を示しているそうで、「恋人との関係が希薄になったとはいえ、どうして恨むことがある、お互いに知らない時もあったではないか」と、恨みや悲しみといった感情を、「知らない時のほうが長かっただろう」と、達観して受け入れる、という感情を詠んだ歌らしいのです。

 

しかし、このおみくじの「疎くなる人」の「人」は、「金がめあてで集まる人」と訳されておりますので、書かれている通りに受け取るのが良い気がいたします。(というよりも、書いてしまったあとに言うのも変でございますが、このおみくじを作った方は、そうとう和歌の歴史に精通し、あえてこのように訳していると考えるのが妥当でございます。そしてさらに申しますと、この和歌の部分こそが最も大切な神様からのお告げらしく、それを人の手を介して訳し、引いた人に届けているということなので、私が付け焼刃の知識を使って訳すのもお門違いな話でございます。)

 

そしてその先の文章に続きます。

 

【運不運は世の常の習い事。他に左右されず、慈愛と謙遜の心で開運を待て。】

 

この部分は恐らく、お告げに対しての解決策だと私は考えます。

この文章だけで読み解くと、「幸運と不運の移り変わりは、この世に生きる限り当たり前のことだから、周りに左右されず、自身の持つ慈愛と謙遜の心を忘れずに開運を待て」。そして、そこに【金がめあてで……】の文章を合わせると、「様々な人間関係を築いていくなかで、必ずしも良い人だけではなく、悪い意味で打算的に寄ってくる人もいるであろう。(このおみくじ的には、特にお金にまつわることで)そして、それで悲しい思いをするかもしれない…しかし、慈愛と謙遜の心を持ち続けていれば、損得抜きで分かりあえる素晴らしい人間関係が、その先に待っているかもしれない」という感じでしょうか?

 

この結果は心の中に留めておくといたします。

 

 

では次に、普段の生活にかかわる運勢の詳細について見てまいります。

 

【願望 人の助力あれば叶う】

最近の願望は、やはり私のオリジナルブレンドティーをお出しする、もしくはエクストラティーを開催することでしょうか。確かにこれは優しき先輩方に助力を乞えば叶うやもしれません。もちろん自分で努力することも忘れてはいけませんが。

 

【待人 直ちに来たる】

これは分かりやすうございます。

使用人が心の底からお待ち申し上げておりますは、お嬢様でございますので、この明石、大変嬉しゅうございます。ただ、ここで気を付けなければならないのは、来てくださったことに満足してしまうことでございます。そこからいかにお嬢様が快適にお過ごしいただけるようご案内できるか、そこをおろそかにしては、せっかくの結果も宝の持ち腐れでございます。

 

【失物 時たてば出てくる】

ここ最近、物を失くしたということは特にございませんが、待っていれば自然と出てくるということでございますので、これもありがたい限りでございます。ただ、少し気になるのは、逆に考えると、どれだけ探しても時間が経たなければ見つからないということでございます。仮にここに書かれている「時」というのが、一時ではなく多大な時間を要するとしたら、それは大変なことでございます。

もし、私の物ではなく、お嬢様の大切な何かを失くしてしまったら……考えるのはよしましょう。常日頃気を付けるに越したことはございません。

 

【旅行 いずこも可。但し色事をつつしめ】

なるほど、硬派な私であれば、今年の旅行はどこへ行っても必ず成功するということでございますか。まずは気合を入れて釣り旅行計画を練ることにいたします。

 

【商売 慎重なれば利あり】

ついにお屋敷の紅茶や焼き菓子を日本全国に広めるときがやってきましたか。まずは焦らず慎重に作戦を考えるべきでしょう。そしてその作戦を実行に移すとなったら、例のギフトショップ号が活躍するかもしれません。(まさか、お嬢様の為以外にもこんな使い方があったとは!)夢が広がるばかりでございます。

 

【方角 北西の方よし】

このお屋敷より北西と申しますと、練馬区辺りでしょうか。いや、さらに範囲を広げてみましょう。埼玉県や長野県を越え、さらにその先、富山県や石川県などの北陸を越えると、そう、そこに広がるは日本海でございます。

ここで先ほどの「旅行」でございます。確かおみくじには「釣り旅行なら今年がよし!」と、書いておりました。つまりここから導き出せる結論は、「お嬢様に満足していただけるお魚は日本海に生息していたのか!!」で、ございます。

とりあえず目的地は決まりましたので、次は時期を考えとうございます。

 

【学業 沈着なれば成る】

これは学校でのお勉強以外にも資格勉強なども当てはまるらしいのですが、欲しかったティーアドバイザーの資格は去年取得したゆえ、特にこれといってないのですが、仮にその上のティーインストラクターやはたまた全然違う資格を取りたいと思ったときはこの言葉を忘れずに落ち着いて励みたいと存じます。

 

【争事 退くが勝】

争い事……。何かあったでしょうか……?

サッカー日本代表であれば、今年の6月から負けられない戦いがあるのですが……。まさか、サプライズで私が選出される可能性が!?確かに密かに狙ってはおりましたが……。メンバーの最終決定は、確か5月31日の壮行試合のあと。今から体を作っておいたほうがよさそうでございます!

あっ、それとお嬢様にお伝えしたいのですが、昨年お出しした「スポーツDVD」のとある競技のシーンは、絶対に森保一監督には見せないでくださいませ。

 

【転居 焦るなかれ】

早急に自室を移す予定もございませんので、いきなり大旦那様に「明石、2026年はイギリスの別荘地で執務をしてくれ」などと命じられない限りはこの結果は特に気になりません。

これが今の私にとって一番関係ないかもしれません。

 

【出産 女児安んずべし】

失礼いたしました。先ほどの言葉を撤回させてくださいませ。

性別で何かを分けるという考え方が古臭い時代ではございますが、さすがにこれは………と、思ったのですが、なんとこの「出産」という項目、実は新しい物や計画を創造するときにも関係するらしいのです。そして、ここからはAIによる概要でございますが、「出産・女児・安し」などの言葉には、そのままの意味の他に「アイデアや計画が円滑に進み、安泰である」という意味合いもあるそうです。

ならば、オリジナルブレンドティーを考える年としては素晴らしいタイミングなのかもしれません。

 

【病気 医師次第でなおる】

まずは体調を崩さないことが大切でございますが、仮にかかってしまったら、速やかに病院へ足を運んだ方がよいということでしょう。私は流行り病の気があるとき以外は、ほっといてしまうところがございますので、今年は早めの診断を受けるよう心掛けることにいたします。

 

【縁談 疑いの心なければ良縁なり】

調べてみますと「縁談」というのは、おみくじによくある「待人」や「恋愛」(なぜかこのおみくじには無いですが)とは違って、結婚に関しての縁に重きを置いているらしいのです。もしおみくじの中で今後無くなる項目があるとすれば、この「縁談」な気がいたします。最近の考え方的に「趣味」とかに変わってもおかしくないのではないでしょうか。

 

と、まあここまで色々書いてまいりましたが、引いたおみくじに書いている言葉や意味を調べ、自分自身の周りの環境や人間関係と照らし合わせ、自分なりの解釈を導き出してみる。

きっとこれもおみくじの楽しみ方の一つなのでしょう。

 

もし、お嬢様もおみくじを引いてらっしゃるのであれば、是非試してみてくださいませ。

きっと新たな発見があることでしょう。

 

ではお嬢様、改めまして本年もよろしくお願いいたします。

 

 

おまけ

 

今回のおみくじの結果でございますが、「慈愛と謙遜の心で開運を待て」「時たてば」「沈着」「焦るなかれ」など、とにかく慎重さを求められている気がいたします。

なのでこの「慎重」という言葉を一つキーワードとして、今年を走り抜けたいと存じます。

 

終わり。