さようなら、メドゥ・アダラク。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
もう間もなくメドゥ・アダラクが逝こうとしております。

私はお屋敷にお仕えさせていただいてからティーサロンを離れ、様々な土地で修行の日々を送ってからギフトショップの責任者という形でお屋敷に舞い戻ってまいりました。
その時よりメドゥ・アダラクをお出しして6年。
思えば色々な思い出がございます。
メートル・ドゥ・バンドゥールを拝命した時も、数々のバンドゥール達との出会いや別れの時も。
私はメドゥ・アダラクと歩んで来たのだなあ、と感じます。

メドゥ・アダラクとは!
ハニーフレーバーの紅茶にジンジャーチップをブレンドした紅茶でございます。
ヒンドゥー語で「メドゥ」はハチミツ、「アダラク」は生姜の意味がございます。
お砂糖を入れるとハニー感がアップ致します。
ミルクを入れるとチャイティーの様な味わいをお楽しみいただけます。
また、ご自身でお召し上がりになる際はハチミツを入れても生姜を足してもその他のスパイスを混ぜても美味しくお召し上がりになっていただけます。

私は体が丈夫でなかなか体が壊れないのですが、ある日立てなくなる程体調を崩した事がございました。
その時パティシエにいただいた濃縮還元ジンジャーシロップを飲んだ時に半日経たずに復活した事がメドゥ誕生のきっかけでございます。
お嬢様にもお元気になっていただきたく思いお作り致しました。
紅茶やスパイスは粒が細かいほど味が濃く出ますので、ジンジャーが苦手な方にもお召し上がりになっていただきやすい様、できるだけ大きなジンジャーの粒を使用しております。

そんなメドゥ・アダラクともそろそろお別れでございます。
思い入れがあるので次の紅茶の事はすぐには考えられません。

頭の中に「大きな古時計」が流れました。
願わくばおじいさんと時計の様に、共に生涯最期までお付き合いしたかったですがお時間の様です。
最早僅かではございますが、そんなメドゥ・アダラクを是非お召し上がり下さいませ。

それでは本日はこれにて。

時任ゲーム。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

先日よりお出ししております「執事喫茶トランプ」はご覧になりましたか?
27名もの使用人が2枚ずつ登場するトランプは初の試みでございます。
執事歌劇団ではお出しした事のあるトランプでございますが、
今回の様に人数が増えると並べた時に壮観でございますね!

「七並べをして遊ぶだけでも楽しめそうだなあ」
などと思っておりましたら時任が何やらブツブツ申しております。
「このトランプならこういうルールで…」
と、まるで怪しいカクテルを調合している時の様な真剣な表情でトランプを見ながら呟いておりました。

その後の展開がこちらでございます。↓↓

あまりまだ知られていない事ではございますが蓮見、影山もカードゲームやボードゲームに明るいそうでございます。
私はあまり詳しくないのですが、時任をはじめティーサロンの使用人と戯れるのは非常に楽しい時間でございました。
もっと大きな規模で様々な使用人とゲームしたいものでございますね!

香川が四角い卓を囲むのが好きだったり、新人フットマンでは西槙や加藤もカードやボードに詳しいのだとか。
私ワクワクが止まりません。
どんどん新しい企画を催してお嬢様にもお楽しみいただける様に邁進してまいりますので、ゲームではしゃぐ使用人達を生温かい目で見守っていただけると幸いでございます。

それでは本日はこれにて。

後日談。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
15回公演には特に呼ばれませんでした。
的場でございます。

その代わりと言っては何ですが、先日隈川の月曜動画にお呼ばれしてまいりましたよ!
歌に演技に鬼才ぶりを発揮する、言わずと知れた当家の至宝隈川でございます。
その才能は「ボケ」にもその手を届かせているらしいのでございます。
ほほう…。ならば私のツッコミ力(つっこみぢから)を以てして挑んでやろう…

結果は惨敗でございました。くそー!
隈川は私との撮影でボケ倒した後に神編集を施してくれました。
編集までもできるなんて…っ!
編集では色々カットされておりますが様々な攻防が繰り広げられているのです。

普段能見と漫才をしている時とはやはり勝手が違いました。
人が変われば品変わる…。
短い時間ではございましたが、非常にエキサイティングなひと時でございました。
類まれなるボケの宝箱でございましたね!
頭の回転が早いのでツッコミが追い付かない場面もございました。
うーむ。第2回の月曜動画に向けて素振りをせねば!
と的場は考えた次第でございます。

しかしこんな隈川でもツッコミに回らざるを得ない八幡とは一体…。
お屋敷の使用人にはまだまだ強い猛者が潜んでおります。

ご覧になっていただいたお嬢様、誠にありがとうございました。
お楽しみいただけましたか?

まだご覧になっていらっしゃらないお嬢様はどうぞこちらへ。

それでは私は素振りがございますので本日はこれにて。

懐かしい洋食。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

時々子供の頃いただいた懐かしい洋食を食べたくなる時がございませんか?
「幼少の記憶が甦る様な、童心に帰ることができる様なごはんが食べたい!」
この度お出ししたハヤシライスクレープもその様な思いから生まれたクレープでございます。

ハヤシライスクレープはキュイジニエの青木が口では面倒くさがりながら、
しかして丁寧に美味しく仕上げて下さいました。
その美味しさはほっぺたが落ちること山の如しでございます!
もうギフトショップでもお手に取っていただけますので是非是非ご感想をお伝え下さいませ。

私は洋食が大好きでございまして、大人になってからも「お子様ランチ」の大きいヴァージョンのものを作って食べたりしておりました。
お嬢様もよくお召し上がりになるであろう「カレーライス」(古くはライスカレー)や「コロッケ」も洋食でございますね。
今でも「オムライス」や「ハンバーグ」はよく自身で作る事がございます。

他に懐かしい洋食は何でしょう?
ピラフは如何ですか?
もう「ピラフ」という単語自体、聞くこともない様な気が致しますね。
チャーハンよりもあっさりしていて炒める、というより具材と共に炊いていた様な記憶がございます。
あとは最近聞かないシリーズでいくと「カツレツ」などもございますね。
スライスした肉を使用致しますので、今より貧しい時期は時折揚げて食したものでございます。
「エビフライ」や「カニクリームコロッケ」も作る事はございますが、揚げ物は手間がかかるのと、眠くなりやすいので控えめにしております。

つらつらと思いつくまま洋食を並べてみましたが、お嬢様の「懐かしい」はどこかで見つかりましたか?
…見つからない?
私が大正生まれだからでしょうか?
(大正生まれな訳がないのでは!?と思ったお嬢様はカウントダウン配信をご覧下さいませ。
な、何と1月14日までご覧になっていただけるのでございますよ!)

それでは本日はこれにて。

年末も終わり。

お嬢様、お坊ちゃま。
ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

もう間もなく2021年が終わろうとしております。
お屋敷から少し離れた山小屋からお送りしております。
今年一年の事を思い出しておりました。

1月の事から思い出しておりますと、
「あれがまだ今年の事なのか!」と一年の事を長く感じる事もございます。
反面、私がギフトショップに降り立ってからはや5年半…!
ギフトショップでの日々を短く感じる事もございます。
あっと言う間にただ老いていかぬ様、一日一日を大切に過ごしてゆきとうございますね。

毎年年末に感じる事ではございますが、
「激動の一年だった!これ以上はない」と思う気持ちと、それ以上に
「もっと何かできる事はないか」「お嬢様、お坊ちゃまにもっと驚きと喜びを」
という気持ちが沸いて出てまいります。

それは私一人の力で成し得る事ではございません。
周りの使用人達が力を貸してくれております。

明石の鬼才が発揮されたのも今年からでございますね。
ギフトショップのブログを皮切りに、フットマンスイーツや的場の山小屋CDでも赤井と共にその才能を如何なく花開かせておりました。
カウントダウンでも何と…いや、これはまだお話できる内容ではございませんね。
今夜を楽しみにお待ち下さいませ。

また今年は桐島、才木と共にお写真や動画の企画を進めてまいりました。
お楽しみいただけましたでしょうか?
2022年も更なるチャレンジの可能性を秘めているのではないかと考えております。
もっと彼らと遊びたい!お嬢様、お坊ちゃまにもお楽しみいただきたい!
という気持ちでございます。

能見、八幡と「燕たちの井戸端会議」を行っておりますが、
こちらもまだまだお嬢様、お坊ちゃまのお力が必要でございます!
「これがあったら喜ぶよ!」というご意見がございましたら
是非ともご参考にさせていただきとう存じます。
来年はもっと話題の幅を広げ、配信の間隔も縮めていく事ができたらなあ、と考えております。

本年もたくさんお足を運んでいただき、誠にありがとうございました。
個性豊かな使用人達と楽しいお屋敷を作っていければ!と存じておりますので、
2022も一年間何卒よろしくお願い申し上げます。

…それと2022年1月からは的場の美味しいハヤシライスのクレープのご用意がございますので、ギフトショップにてお待ち申し上げております!

それでは本年はこれにて。

カウントダウン先生。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
カウントダウンのお知らせが発表されましたね。
早くお目にかけたくて仕方のうございます!

あまり詳しくはお話できませんが、
今年は新しい事にチャレンジして
かなり練習を重ねております。

内容は申し上げられませんが、
誰と出し物の練習をしたかを少しだけお伝え致します。

その使用人は何と古谷でございます!!

古谷と的場…
少し意外な組み合わせではございませんか?
古谷とは対等に何かを練習したという事ではございません。
古谷先生に私が様々な事を学びつつ練習致しました。

古谷は執事歌劇団に入ってからというもの、自身が学んだ事をとても大切に積み重ねておりました。
最近の事は勿論、昔の事も学びたての様に覚えており、とても丁寧に教えてくれております。
ずっと一人で練習している姿は度々見かけておりましたが、一度教わった事を何回も大事に反芻していたのでしょうね。

そして教え方も非常に優しい!
古谷先生が褒めて伸ばすタイプだとは…。
(いや、別に厳しい冷たいイメージがあった訳ではございませんが)
何となくクールな印象だったので、少々感動した様なリアクションと共に
「すごく上手になりましたね!」
と言ってくれる古谷は新鮮でございました。

会話をする時に緊張するのか照れくさいのか、あまりしっかり目が合わないところもチャームポイントでございます。
一つ一つ言葉を慎重に選びながら教えてくれる姿も、舞台に上がっている時とは違ってギャップがございました。

カウントダウンは毎年お嬢様に楽しいものをお届けする為に邁進してはおりますが、
今年、私にとっては思いのほか使用人の新たな魅力を感じる事ができた良い年末になりました。
あまり詳しい事をお伝えできないのはもどかしゅうございますが、年末の使用人達の宴を是非!
楽しみにお待ち下さいませ。

エイス・アニヴァーサリー。

お嬢様、お坊ちゃま。ご機嫌麗しゅうございます。
本日でギフトショップも8周年を迎えることができました。
これも一重にいつも足を運んで下さるお嬢様、お坊ちゃまのおかげでございます。

私もギフトショップへ赴いてから、かれこれ5年半が経過致しました。
色々な事がございましたね。

新しいお品物もたくさん増えました。
洋菓子の入れ替わりも盛んになり、2年前からはフットマンスイーツも登場致しました。
今では生菓子もフットマンがご提案させていただいているものが様々ございます。
彼等とはなかなかティーサロンで一緒にお仕事をする事が叶わない間柄ではございますが、
こうして毎月フットマンスイーツを考案してくれる事で繋がりが生まれている感じが致します。

現在並んでいるアクセサリーやソムリエナイフなど、お屋敷オリジナルのグッズもたくさん増えました。
万年筆やトートバッグなど、こちらも使用人が考案したお品物をお出しする機会もございました。

執事歌劇団は多くのイベントを行い、CDやDVDもおお嬢様、お坊ちゃまに喜んでいただいていることかと存じます。
その水面下で八幡率いる歌劇団以外のメンバーも「執事たちの休日」という企画でDVDをお出し致しました。
今月の終わりにも久々に万を持して第3弾がお披露目されますね。
歌やダンスだけではなく、イベントもバラエティができる使用人が増えてまいりましたね。
私と能見の漫才も負けてはいられません!

8年間「ここまで登ってきたなぁ」という実感と、周りの使用人との思い出や絆にじんわりする気持ちと共に「まだまだこれからもっと!」という気持ちが鎌首をもたげてまいります。
ギフトショップでお仕えするバンドゥールの仲間たちと共に更に熱いギフトショップにしてゆく為に日々邁進してまいります。
9年目もお嬢様、お坊ちゃまの温かいご声援を頂戴できればと存じますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

拉麺。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
本日は歴史の勉強を致しましょう。

お嬢様は「辮髪」をご存じでしょうか?
「べんぱつ」でございます。

言葉では聞きなじみがないかと存じますので、私が描いた絵でご覧になっていただければ
きっとお嬢様もどこかでご覧になった事のあるヘアースタイルかと存じます。

前期。
一般的にイメージされるのはこちらかもしれません。

後期
あまり見覚えがないかもしれませんが、的場はこちらの方が格好良いと感じております。

昔の中国人男性の頭髪で、現代では見ることができませんが、
日本で言うところの「ちょんまげ」に近い感覚のものだそうです。

馬に乗る時、戦う時に邪魔にならない様にこういう髪型にしたそうでございますよ。
「じゃあこんなに前や上をたくさん剃る意味があるのか!?」とも思いますが…。

日本の江戸時代ぐらいの時期に中国ではみんなこのヘアーだったそうです。
非常にナウい感じがして気分が良いですね。

今見ると「とても変な髪型だなあ」という感じも致しますが、
何故か一周回ってノスタルジィというか、古き良き時代の浪漫を感じたり
現代の俳優が辮髪にしていると凄く格好良く見えたり致します。

つまり何かと言えば、私は辮髪にとても魅かれた、という次第でございます。

ギフトショップではハロウィンの使用人がたくさん!
私のお勧めはフォトブックでございます。

それでは本日はこれにて。

肌色ハロウィン。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

先日大旦那様より呼び出しがございました。

「…どれがバレたのだ…っ!」

心中穏やかではおれず、震えながら大旦那様のおられる大広間へ向かいました。

しかし蓋を開けてみれば意外な事にお叱りではなく、メートルドゥヴァンドゥールとしての新たな使命を頂戴致しました。
私に下された新しい使命とは!

「今年のハロウィンは顔の色を肌色でやりなさい」
との事でございました。

…!!!!!!

「顔を塗らない的場(ハロウィン時のみ)なんて!」

私はショックを隠せませんでした。
肌色のハロウィン的場など、
歌を忘れた百合野!
ダジャレのない隈川!
ノンアルコールの時任の様なものでございます。

私が涙を流して塗りを懇願すると
「どうしてそんなに顔を塗りたいんだ!」
と仰られました。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!

…し、至極当然の理由だ…!
理由など、「心が塗れと叫んでいるから」以外の理由がない…。
私はこうべを垂れ、泣く泣く大広間を後にしました。

床に着いた時に少し落ち着き考えました。
大旦那様は私にもっと後輩達の見本になる様に、との想いを託して下さったのでしょう。
今以上の使用人になるには必要な事だと教えて下さったのだと感じました。
自己中心的な考えを恥じ、深く反省を致しました。

お嬢様、そしてカラフル的場ファンの皆様。
今年から的場はドウラン(顔を塗るアイテム)に頼るのをやめに致します。
普通の男の子に戻ります。
少しだけ淋しい気持ちはございますが、ゆるりとハロウィンを楽しむことに致しましょう。

それでは本日はこれにて。

…フフフ。

明石だらけ。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

ここのところ明石の溢れ出る文才が止まりません。
彼はシャイなところがあり、写真や歌や演技が苦手なのでございます。
もっとも実際に歌などを聞いたことがないので自称ではございますが…。

このギフトショップのブログを書くように申したところ
「初めはお嬢様にご挨拶程度のものがよろしいでしょうか」
という温度感だったのにも関わらず、いきなりの「明石太郎」の登場でございます。
私は原稿を持つ手を震わせたものです。

「て、天才だ…!」

独特な世界観は留まることを知らず、容量もどんどん長文になっていきました。
妄想旅行やホラー作品の楽しみ方など、徐々に内容もディープなものに…っ!
遂には他の使用人の提出頻度をはるかに越え、先日の「走れ明石」などは三部作になる始末。
自己表現が苦手(自称)という明石に練習の場を与えるぐらいのつもりが、
とんでもない鬼才を生み出してしまいました。

方向性の違いはあれども、伊織や隈川と同じ長さの才能を感じます。
何か彼のセンスを活かす土俵はないものか…。
如何にすればこのモンスターの能力をのびのびと開花させられるでしょう。

映画が好きな様なので「劇場版 的場の山小屋」を撮らせるか、
それともクルーザーに乗せてマグロを釣るところから捌くところまで動画にするのか?
明石脚本を執事歌劇団が朗読するのもよろしいですね。

夢は広がるばかり。
執事歌劇団にひけを取らない様な活躍をしてほしいものでございます。
これからも明石先生の作品にご期待下さいませ。

それでは本日はこれにて。