釣りとサッカー

 

今回のブログはタイトルの通り、2部構成で書かせていただいており、またこのタイミングで掲載しないと意味がないので(特にサッカー編)急遽筆を執らせていただきます。

 

 

 

第一部 釣り

 

6月後半、私は久方ぶりの釣りに行ってまいりました。

 

6月は過去に大きなサイズのメジナを釣ったこともあり、期待を胸に海へ足を運んだわけでございますが、なんとこの日は思いもよらないお魚と出くわすこととなったのです!

 

初めはフカセ釣りで「ちびっこいサバ」や「15〜20㎝ほどのメジナ」、そして中くらいのサイズでもそれなりのファイトを楽しめる「アイゴ君」等、常連のお魚たちが顔を見せてくれました。

 

そしてあれこれ2時間くらい経った頃、私は「そろそろ違う仕掛けで釣ろうかなぁ」と、釣った「ちびっこいサバ」を餌にして新たな仕掛けで釣りを始めました。

この釣りは餌を付けて投げたら、あとは放っておくだけの簡単な釣り方で、よく釣れるのはカサゴやメバルやベラでございます。が、この日はなんと!……いや、せっかくでございますで、実際の写真をご覧くださいませ!

 

 

 

 

 

そう、海のギャングと言われている「ウツボ」を釣り上げたのです!

 

 

竿を引いた瞬間”グググっ”と、いつもと違う重みを感じ、最初は「根掛かりかな?」と思ったのですが、針先がしっかり動いている感覚があり、「まさかとんでもない大物が掛かったのか!?」と、さらに力を入れリールを巻き始めました。

 

緩急をつけながら焦らず慎重に巻いていると、水面に岩のような物体が見え始め、それが、ぎゅうぎゅうぐるぐると糸に巻き付こうとしているウツボだと分かったときは、とんでもなくびっくりしてしまいました。

 

ウツボという生物には「デスロール」と言う必殺技があり、これはよくワニが獲物の肉を食い千切るときに体を回転させる行動で、この時は釣り糸を締め付けようとデスロールを繰り出していたのです。

 

しかし、今回はこの必殺技がウツボ君にとって裏目となってしまったのです。

なぜならば釣り人にとって掛かったお魚がする最も嫌な行動は、釣り糸を引っ張る力に対して抗おうとする動きであり、(逆方向に泳ごうとしたり、岩の隙間に逃げ込もうとする動き)これだと、ただ海の中で回転しているだけで泳ごうとしないので、逆に釣りやすくなるのです。

 

そうして釣り上げたウツボ君。

実は食べられるということは御存じでしょうか?

紀伊半島や四国の方では郷土料理として親しまれているらしく、私もそのお味が気になっておりましたので、持って帰ることに致しました。

(ウツボは御存じの通り噛みつきが危険でございますので、持って帰るときは十分にお気を付けくださいませ)

 

楽しい時間も終わり、釣り場を後にした私は、その日の内にウツボ君を頂くことにいたしました。

 

自室に戻った私はインターネットでさばき方を調べ、早速取り掛かりました。が、噂には聞いておりましたが、ウツボは今までのお魚よりも段違いにさばくのが難しく、結果的にかなり省略した形になってしまいました。

 

本来であれば食べられるところがたくさんございますので、お刺身や揚げ物など色々作りたかったのですが、結局丸ごと塩焼きで頂きました。

次は切れ味の良い包丁を用意して挑みたいと存じます。

 

そして気になるお味でございますが、意外や意外。中の白身はとても弾力があり、とても美味しく。また、コラーゲンたっぷりでございますのでお肌にもとても良さそうに感じられました。

 

ただ、一つ注意しなければならないのは、固い骨がとても多いということでございます。(さばくのが難しい原因の一つでもございます)

 

なので、ウツボ料理はお勧めではございますが、お召し上がりいただくときは、お店に足を運ばれることを強く推奨いたします!

 

 

今回の釣りはなんだかんだで、とても面白うございました。

 

ちなみに冒頭の「このタイミングで掲載しないと意味がない」という理由は、また釣りの予定の目処が立ちましたので、「それまでに掲載しなければ」と、思い立ったからでございます。

 

第一部 釣り 完

 

 

 

第二部 サッカー

 

危のうございました…

私すっかりお勧めするのを忘れておりました…

 

7月20日。

この日が何の日か御存じでございますか?

 

そう……女子ワールドカップ2023開幕日でございます!!

 

恐らくこのブログが掲載される頃には、すでに始まっているかもしれませんが、まあそれはさして問題ではございません!とにかく知っていただくことが肝心なのでございます!

 

では早速!……と、その前に。

 

私のブログをいつも応援してくださる、”夏に降る雪よりも珍しいお嬢様方”ならもしかしたらお気づきになったかもしれませんが、今回は”アカっちFC”ではございません。一体なぜか?

それは私もなでしこジャパン(日本サッカー女子代表の愛称)についてはミーハーで知識が少ないからでございます。(なのでいつもの凸凹コンビ「実況のアカシJ」と「明石次郎氏」は休暇を取っております)

 

では改めて参りましょう!

 

<日程>

 

まず今回の開催地は、オーストラリア&ニュージーランド でございます。

なので日本時間ではだいたい正午〜21時くらいの間に試合が行われます。

ちなみに日本代表の試合予定は

 

予選第一試合 vs ザンビア女子代表   7/22(土) 16時~ NHK BS1

 

予選第二試合 vs コスタリカ女子代表  7/26(水) 14時~ NHK BS1

 

予選第三試合 vs スペイン女子代表   7/31(月) 16時~ NHK総合

 

でございます。(可能であれば是非ご覧くださいませ!)

 

<強さ>

 

そしてなでしこジャパンの現在のFIFAランキングでございますが。

日本女子代表は11位でございます!

 

これは今回出場しているチームの中でも優勝候補の次くらいの位置づけであり、とあるアメリカの記事では、なでしこジャパンの現実的な可能性は「準決勝進出」と記しておりました。

 

もちろん私はこの予想以上の結果もありえると考えており、2011年以来のなでしこジャパン優勝を祈っております。

 

<選手>

 

今回もとても魅力的な選手が揃ったチームでございます。

 

ただ全ての選手をここで紹介すると、えらい文字数になってしまいますので(私の知識不足という理由もございますが…)

今回は3選手に絞り、紹介させていただきます。

 

熊谷 紗希選手  4番 DF ASローマ/イタリア 所属

言わずと知れたこのチームのキャプテンで、日本史上最高のDFの一人。

現在所属しているASローマを始め、オリンピック・リヨン、FCバイエルン・ミュンヘン等、名だたるチームでの経験があり、日本代表では今回で4度目のワールドカップ出場という素晴らしい経歴を持つ選手でございます。

 

植木 理子選手  9番 FW 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 所属

植木選手の魅力は何といってもその得点力でございます。

それを裏付けるように今季のリーグ戦、カップ戦、皇后杯全てで得点王を獲得し個人三冠を達成という成績を持っております。

また、4年前のフランスワールドカップでは、悔しくもケガで離脱をすることとなり、それゆえ今大会に懸ける思いが人一倍強い選手かもしれません。

 

長谷川 唯選手 14番 MF マンチェスター・シティ/イングランド 所属

このチームの実質的な心臓であり、一言で表すなら「天才」でございます。

とあるデータ会社では「女子W杯で見るべき10人」に選出されたり、またある記事では、本大会の全出場選手のベスト25を発表し見事14位に選ばれました。

 

ボールを扱う技術、「パス」「トラップ」「ボールを運ぶ力」がどれも突出しており、また中盤の選手に必要なポジショニング力が「人が操作しているのではないか?」というほど的確で、それでいて自身でゴールを決める力も持っている選手でございます。

2011年ワールドカップ優勝に導いた「澤 穂希選手」と並び称される日が来てもおかしくない選手でございます。

 

 

その他にも海外組(ヨーロッパ等、海外のチームで活躍している選手)が過去最多の9人だったり、1年前のUー20ワールドカップでMVPに選ばれた選手がいたりと、とても楽しみなチームでございます。ですので、是非お嬢様方もどこかで応援してくだされば、嬉しゅうございます。

 

追伸、私が個人的に応援している選手は「長谷川 唯選手」と「守屋 都弥選手」でございます。

 

第二部 サッカー 完

 

 

おまけ1

 

今回は私の趣味を前面に出した文章となってしまいましたが、お楽しみいただけたなら幸いでございます。

そして前回のブログもかなり久方ぶりの掲載ではございましたが、しっかり見てくださったお嬢様もいらっしゃり、とても嬉しゅうございました。ありがとうございます。

 

おまけ2

 

この文章は休館日に書いていたのですが、丁度7月19日(水)に第169回直木賞が発表されました。

今回はW受賞だったのですが、そのうちの一冊「極楽征夷大将軍」は私が大好きな小説家「垣根涼介」氏の作品で、私とても嬉しゅうございました。

実際に手元にはあるのですがまだ読めておりませんので、落ち着いたら読み進めていこうかと存じます。

 

終わり。

釣り 明石太郎編1

 

「……あ、あつすぎる」

 

「釣りにおいて、天候というものはモチベーションに関わる。雨風の強い日が最もやる気を削いでくるが、容赦ない日差しもまた釣り人の心をへし折るというもの…」

「こんなことなら染瀬のことは無視して部屋で療養してるのだった!」

 

実はこの日”五月病”に罹った明石太郎は、染瀬清一の助言により、気晴らしに海へ釣りに来ていた。

 

ー1週間前ー

 

「病気だ病気だ!僕死んじゃう!」

明石太郎は大げさに叫びながら102号室の扉を叩いた。

ドンドン!「おい、いるか染瀬」

 

すると、ものの数秒で扉が開き、腰にタオルを巻いた染瀬が出てきた。

 

「どうした明石君?」

 

「どうもこうもない!病に罹った!」

 

「えっ!」「ど、どこか痛むのか?」

 

「体がだるくて、やる気が起きないんだ!」

 

「倦怠感ってこと?熱はあるのかい?」

 

「いや、どっこい平熱さ。体調も特に悪い所は見当たらない。しかし、やる気が起きない!」

 

「なるほど…」

染瀬清一は少し考え、おもむろに口を開いた。

「……それ、五月病じゃない?」

 

「五月病!?そんなわけあるかい!」

もっと重篤な病だ!と、言わんばかりにぐちゃぐちゃと喋りはじめた。

 

「私の心身の疲れを知っておるのか!体は日々の勤めで疲れ、将来や日本の行く末を思うと心は沈んでいくばかり。最近はメランコリーな明石君って呼ばれているんだぞ!」

 

染瀬清一は呆れ顔をしていた。

「……まあ、取り敢えず元気そうだし、また何かあったら訪ねてきてくれ」

「じゃ!」

 

「おいっ!!」

「無二の親友が困っているというのに、あっさりしすぎではないか!?」

「もっと親身になれ!頼っているのだぞ!この鬼!悪魔!与太郎が!!」

 

「わかったわかった!わかったから待て!取り敢えずお風呂の続きを終えたら親身に聞くから」

 

「そうだ。それでこそ親友だ!」

 

得意げな表情の明石太郎をコンセントの抜けたこたつに入れ、染瀬清一はぺたぺたと浴室へと戻っていった。

 

~数分後~

 

「おい、起きろ明石君」

 

「お…やあ、上がったか我が友よ」

 

「なにが我が友だ、ちゃっかりこたつをぬくくしよって」

 

「てへへ」

 

「まあ良い」

「考えたんだが少し自然の空気でも吸ってくるっていうのはどうだい?」

「例えば海釣りとか」

 

「ほう、釣りか!それはよいかもしれない」

「しかし私、釣り竿なんて持ってないぞ」

 

「そこは任せてくれ」

 

 

かくして時間は現在に戻るのだった。

 

前編完

 

 

おまけ1

 

まずはお嬢様、ここまでご覧いただきありがとうございます。

 

楽しみにお待ちいただいていたお嬢様、大変お待たせいたしました。

少々短い文章ではございますが、楽しんでいただけたなら幸いでございます。

 

おまけ2

 

「前編完」

この文字に不安を募らせたお嬢様もいらっしゃるのではないでしょうか?

なぜなら、現状おまけコーナーのネタと化している「変身」が一向に更新されていないからです。

 

しかし、そこはご安心あれ!

今回の物語はそこまで長い文章ではなく後編で完結する予定でございます。

また、もうすでに半分くらい書き終えておりますゆえ、次の掲載までさほど時間はかからないと存じます。(……恐らく)

 

で、ございますので大船に乗った気持ちでお待ちくださいませ!

(もちろん変身も頑張ります)

 

 

 

終わり。