春の噴水。

ご機嫌麗しゅうございますお嬢様。
的場でございます。

お元気にお過ごしですか?
流行病にかかってはおられませんか?

不要不急の外出を控え続けてはや1ヶ月。
お屋敷の、そして私が暮らす山小屋の備蓄も尽きてまいりましたので、
本日は久々に山を降りて買い出しを致しました。
不要不急ではございませんよ?

通りかかったのはあの執事歌劇団もかつてコンサートを行った噴水広場。

誰もいない…!

かつて大勢の人々で溢れていた店たちもシャッター街と化している…。
広場の周辺は人類が絶滅したかの様な静寂であり、
まるでゾンビムービーの様相を呈しておりました。
そんな中で噴水広場の噴水だけがウェーブを作ったり高さを変えたりと、様々な形を見せ奮闘しておりました。
その様子が自粛疲れを起こした民にエールを送っているかの様でございました。
お嬢様は外出できませんので、ここに頑張っている噴水の記録を記しておきます。

自粛期間で心が塞いでしまう事もあるかと存じますが、心身共に健やかにお過ごしになられる事を願っております。
的場は毎日山小屋の大掃除をして心身の健康を図っております。

それでは本日はこれにて。