第二回フットマンティーの魅力

「それは、どの様にお淹れしても美味しくなる、パーフェクトなティーで御座います。」原文ママ

ご機嫌いかがでしょうか?お嬢様、御坊ちゃま、紅茶係の白川で御座います。
気付けばあっという間に寒くなり、一年の終わり、師走で御座いますね。
使用人一同、お嬢様、御坊ちゃまが良い年を迎える事を心より願っております。

早速では御座いますが、第二回目のフットマンティーの魅力をお届けさせて頂き
ます。

最初の一文はそれはどの様な紅茶ですか?の問いに答えた一文、ずばり!第二回目は八幡の『フリグ』の魅力に迫ります!

まず、フリグはセイロン茶の苺フレーバーとチョコレートフレーバーをブレンドした紅茶で御座います。
八幡自身が苺とチョコレートを別段好きという訳ではなく、お嬢様、御坊ちゃまにどの様な紅茶をお淹れしたら喜んで頂けるかを考えた紅茶との事で御座います。

おすすめの召し上がり方で御座いますが、

私「特におすすめの召し上がり方は御座いますか?」

八幡「どの様にお淹れしても美味しくなる様に作っております。」

私「………」

との本人の弁で御座いますので、お嬢様、御坊ちゃまにおかれましてはご自由にお召し上がり頂ければと存じます。

八幡自身はご自由にとの事ですが私、白川のおすすめのお召し上がり方をご紹介させて頂きます。
それはやはりミルクティーで御座います。
茶葉から香る芳醇な苺とチョコレートの香り。
そのままホットでお淹れしても堪能出来ますが、ミルクと砂糖、ちょっと甘めに入れますと、
なんと!苺とチョコレートの香りを損なう事なく、ストレートの時とは違い、角が取れた様な優しい甘々なミルクティーが出来上がります。
ミルクティーとは不思議な物で、ミルクを入れるだけで紅茶の表情が180度変わると言っても過言ではありません。
また、フリグはアイスミルクティーも大変美味しくお召し上がり頂けますので、お召し上がりがまだでしたら是非、おすすめ致します。

フリグのネーミングの由来で御座いますが、八幡自身、良いネーミングが思い浮かばず悩んでいたそうで御座います。
そこへ話を聞いた隈川が、
「北欧神話にフリッグという苺の女神が居ますよ、それを名前にしては?」
との話を受けて決めた名前との事で御座います。
意外な事実で御座いますね!
八幡自身もネーミングは考えていたとの事で御座いますが、ご帰宅の際に尋ねてみるのも一興かと存じます。

師走の寒い夜に暖かいフリグのミルクティーで身も心も温まる。
そんな夜も良いものですね。

師走…?
師走は12月…
12月と言えば…?

なんとグッドタイミング!
12月は八幡の手掛けました、フットマンクレープボックスをギフトショップ、パティスリースワロウテイルの
オンラインストアにて販売して御座います。

パティスリースワロウテイル オンラインストアURL https://ps020.stores.jp/

こちらは当家パティシエと八幡がフリグをイメージし、またフリグに合う様にお作りしたクレープとの事で御座います。
内容はまず、下にはガトーショコラ、その上にディプロマット、更に上にガナッシュが入っております。
ガトーショコラ、ガナッシュにはフルーティーな酸味や果実味が特徴のマダガスカル産カカオを用いましたチョコレートを
ふんだんに使用しまして、自然な酸味と濃厚なショコラ感を表現しております。
また上部のコンフィチュールは薔薇のような華やかな香りを持つフランボワーズと
ブラックべリーの交配種『タイベリー』を使用しました自家製のコンフィチュールで御座います。

能書きが長くなりましたが、要するにクリスマス、冬の寒い夜にぴったりな、
温めればガナッシュがとろりととろけ、苺とベリーの甘酸っぱさがえも言われぬ美味しさのクレープであるという事で御座います。
是非、紅茶『フリグ』と共に甘&甘なひと時をお嬢様、御坊ちゃまにこのクレープボックスで味わって頂けたらと存じます。

以上、第二回目フットマンティーの魅力第二回目いかがでしたでしょうか?
是非、ご帰宅の際に紅茶『フリグ』やクレープボックスの御意見、御感想を八幡にお伝え頂けたらと存じます。

また、八幡から言伝を承っております。
『私のクレープボックスと只今、ギフトショップにて絶賛発売中の冬の焼菓子3個アソートをご用命の際は、是非この八幡を宜しくお願い致します!』
との事で御座います…

ではでは、次回はどのフットマンティーに致しましょうか…?
また逢う日まで、御機嫌よう、お嬢様、御坊ちゃま。

振り返れば。

司馬でございます。皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

早いもので、もう十二月となりました。今年も様々なことがございましたが、私は愉快な仲間と、お嬢様方を始めとするお優しい方々に囲まれて、笑顔の絶えない良い一年でございました。まずは喜ばしいことでございまして、司馬は果報者にございます。

皆様方は、いかがでございましたか?良い一年だった、とお思いでしたら、それは私にとりましても、とてもうれしいことでございます。
もしも、いま一つ、と感じられたのでございましたら、お仕えする身として、力不足を嘆くばかり。
少しでも気晴らしになればよろしゅうございますが、ここは、“年忘れ”という便利な言葉を改めてお送りしたいと存じます。過ぎ去ったことなどきれいさっぱりとお忘れになりまして、希望に満ちた新たな一年に想いを馳せてくださいませ。
残り少ない日々でございますが、この先にも、クリスマスや、カウントダウンなど、賑やかなイベントも控えております。振り返れば、良い一年であったとお思いいただけますよう、使用人たちも尽力いたします。
今年最後の一カ月、まだまだ、どうかよろしくお願いいたします。

寮長金澤

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

永らく不在でした使用人寮の寮長にグルームオブチェインバーの金澤が就任したそうです。おめでとうございます!

使用人寮に身を置く私にとってこれは大ニュースでございます。

なにせ紅茶やお菓子に長けた金澤ですから、もう少し世の中が落ち着いたら寮長主催のアフタヌーンティーパーティなとが開かれるかもしれませんし、そこで金澤特製のロイヤルミルクティーや焼き菓子などがいただけるかもしれません。

しかし…
ひとつ気になることが。
「金澤が怒っているところは誰もみたことがない」という噂がございます。
仏の金澤。

普段穏やかな方ほど怒らせると怖いと申しますし、金澤を怒らせてしまったらどうなってしまうのでしょう…

門限を破らないよう気をつけたいと思います。

隈川

キャプテンオブクラッシュ

いかがお過ごしでございますか。桐島でございます。

今年も終わってしまいますね。

今年はすごく過ぎ去るのが早い印象がございました。

周りの環境が様々変化致しましたのでそれに対応しているうちにあっという間に12月が来たような気が致します。

1番印象に残ったのはお出かけ執事に参加して様々スポーツをした事でございます。

まだまだ自分の体力は衰えてないんだなぁと実感した日でございました。

来年はもっともっと大きくなりお嬢様方のお役に立てるよう尽して参りますので、どうかよろしくお願いいたします。

近々の目標は握力90キロでございます。超えましたら是非ともお褒め頂ければと存じます。

それではまたお屋敷でお会いいたしましょう。

フットマンクレープ

ご機嫌麗しゅうございます八幡でございます。
今月は私の監修いたしましたクレープをご用意いたします。

クレープでは王道のベリーとチョコレートを使用いたしましたこの季節らしい味わいのクレープでございます。
パティシエにも非常に美味しくご用意いただきましたので是非手に取っていただけると幸いでございます。

勿論召し上がっていただいた際はご感想もお待ちしております。
そしてお味が気に入りましたら10個、20個と手に取っていただけると嬉しく存じます。

匙加減

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

年の瀬も迫り、冷え込みも厳しくなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ココアの美味しい季節になってまいりましたね。
今年もココアを購入し飲もうとしたのですが、分量を見ると「小さじ大盛り4杯(約12g)」とあります。

小さじ……大盛り!?

総量約12gから逆算して、「小さじ」がティースプーン換算でいうところの2gだと仮定すると、「小さじ大盛り」は3g……ってコト!?
それだったら元から「小さじ6杯」と表記すれば済む話なのに、「小さじ」という理系的数値と「大盛り」という文系的概念を併記するから紛らわしいことこの上ない。
何だったら大さじ2杯くらいの粉末濃度にならないものか。

脳内でそんなことを考えながら、自分で飲むから何でもいいかと妥協し、結局は目分量で入れてしまう私ではあります。

製本

今年は比較的時間に余裕がある時期が長かったこともあり、よく映画を観た1年でございました。

「家族の肖像」はまごうことなく名画でしたし
人の薦めで観た「リリーのすべて」「サンセット大通り」などにも心を打たれました。

そのような中。
鑑賞後最近になってじわじわと良さを噛みしめている作品が

「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

恥ずかしい話なのですが、現代の映画産業をとりまく社会的潮流やキャスティングから、
勝手な先入観で、女性の為に作られた作品だと思い込んでおりました。

しかしいざ見てみますと、実際には現代社会を生きる多くの人に向けて作られた作品でした。

説教臭いわけでもなく、道を示すようなメッセージを強制するわけでもない。
激しく強く心を揺さぶるような作品ではありません。

ただ寄り添い、観客に「そのままの自分でいいんだよ」と赦しを与えてくれるような優しさがございました。

100%すべての人間に絶賛されることは当然ながらありませんが、私はこちらの作品を観て救われたと感じられる部分がいくつもございました。

お気に入りの詩集などと同じで、観る度に、そのときの心情や成長段階に応じた発見もありそうな気がいたします。

珍しく様式よりも内容にひかれた作品でございました。

では失礼いたします。
よき12月をお過ごしください。