キャラメルチーズケーキ

お嬢様はケーキといえば何を思い浮かべますでしょうか?

ショートケーキですか?
またはチョコレートケーキ?
もしくはモンブランでございましょうか。

私は紅茶やコーヒーとの組み合わせではチーズケーキが好みでございます。

濃厚なチーズケーキと無糖のピュアティーやブラックコーヒー。

幸せのひとときでございます。

的場と色々相談いたしまして、私なりのチーズケーキを考案いたしました。

その名も「キャラメルチーズケーキ」でございます。

私が一昔前に夫婦が経営しておりますとある純喫茶で頂戴したカラメルソースのかかったチーズケーキが忘れられず、そちらを再現いたしました。

というのも、あまりにも美味しかったので再びそちらに足を運んだ所、残念ながらオーナーが引退し閉店してしまっておりまして、私にとっても懐かしの味わいでございます。

お嬢様にもこの感覚を味わっていただきとうございまして、お作りいたしました。

是非召し上がってみてくださいませ。

ではまた、ティーサロンでお待ちしております。

16年の痕跡

3月24日、お屋敷は16周年を迎えました。
お嬢様がくださった日常が今をくださっております。

16年という月日からみるととてもあっという間で、まだまだお屋敷はこれから、とも思いますが

振り返るととても沢山の記憶がございます。
私の全てがここで作られたとも申しましても過言ではないほど…
もしかしたら他の使用人も同じ様に感じているかもしれません。

全てはお嬢様への想いで紡いでまいりましたが、
ひょっとしたらお嬢様を想う事で自身を満たしているのかもしれない…
我々はきちんと支える事が出来ているのだろうか…
と、不安になる時もございました、

しかし一つだけ分かっている事があるとすれば、お嬢様を想う「全力の使用人」をたくさん見てまいりました。
その姿を見る度にここで仕える事が出来て良かったと感じさせられます。

お嬢様。
時は変化してまいりますが我々の想いは日々新しく生まれてまいります。

それはどんな時も変わらず…

決して器用とは言い切れない使用人達でございますが、これからも共に時を刻めたら幸甚に存じます。

ではまた、ティーサロンでお待ちしております。

百合野

バレンタインティー

2月14日はバレンタインデー。

そんな素敵な日に私と影山でエクストラティーをご提供させていただく機会を頂戴いたしました。

バレンタインは想いを届ける日。

使用人皆の想いものせてお届けさせていただこうかと存じております。

甘党の影山の意見と組み合わせたレシピ。
ですが甘いお茶ではございません。
甘さはお嬢様に加減していただこうかと存じております。

当日お待ちしておりますね。

日誌

お嬢様、今年もよろしくお願いいたします。

百合野でございます。

年の瀬は忙しかったかと存じますが、年末年始は素敵に過ごせましたでしょうか。

私はお屋敷のカウントダウンパーティーを拝見しながら年を越しました。
目の前でお嬢様にお届けできた演目もオンラインに切り替わり2年目でございます。

少しずつ形を変えて時間は進んでまいります。

パーティーを見ながらティーサロンも変わったな…なんて追憶しておりました。

去年は様々な気付きがあった一年でございました。

私のこの言葉がどれだけ伝わるかは分かりませんが、お嬢様のお顔を見れる、そしてお言葉を頂戴できる有り難さは去年が一番深く理解出来ました。

様々な事情がある中、想いを届ける機会を授けてくださってありがとうございました。

今年は「大切なものを大切にする」という目標を掲げてまいりたいと思います。

想いを届けられる時間というものに感謝をいたしまして、ゆっくりと進んでまいりたいと存じております。

それでは改めまして、2022年もどうかよろしくお願いいたします。

百合野

鑑みる

お嬢様、年末はどの様にお過ごしでございましょうか。
百合野でこざいます。

師走は何かとお忙しいかと存じます。
どうかご無理なさってご体調を崩されないようにご自愛くださいませ。

私の周りでもお屋敷の事や自身の執務、ティーサロンでのお給仕の事、それぞれの使用人が各々の責任感を持ちながら日夜勤しんでおります。

それ故、時にぶつかる事もございますが、そちらも考え抜けば、自己欲求ではなくお嬢様に向けた想いへの拘り。

100点はございませんが、最高を目指す事に意味があるかと存じます。

来年はより崇高な想いを届けられますように。

今年も一年お世話になりました。
どうか良いお年を。

百合野的紅茶の淹れ方その③ 鮮度とレシピ

さてさて、紅茶に関して2回ほど日誌を書かせていただきましたが今回で最終回でございます。

こちらの日誌からご覧になられたお嬢様は先に
『百合野的紅茶の淹れ方』の
1回目と2回目をご覧になられるとわかりやすいかもしれません。

今回は『紅茶の鮮度とレシピ』についてお話させていただきます。

初回にお伝えしましたが美味しい紅茶を淹れるポイントは

・茶葉とお湯の量のバランス
・茶葉の鮮度
・お湯の温度
・抽出時間

でございます。

諸説ございますが、紅茶を淹れる際の「ジャンピング」や「ゴールデンドロップ抽出」よりも何倍も大切だと思っております。

では早速
「茶葉の鮮度」

についてお伝えいたします。
大切なのは

・購入してからどれくらい立っているか
・保存方法は正しいか

でございます。

賞味期限とは別で、高温多湿に弱い紅茶葉でございます。
直射日光は避け、冷暗所で保存をし密封された状況での管理が望ましゅうございます。

こちらを守れば賞味期限を過ぎたものでも味が劣化しない可能性がございます。
※賞味期限を過ぎても必ず大丈夫というわけではございません。

逆も然りでそちらが守られておりませんと、期限内でも味が劣化いたします。

特に茶葉の近くに香りの強いものを置いてしまいますと香りを吸ってしまう習性がございますので、香気が劣化いたします。

では、実際茶葉が劣化するとどうなるかと申しますと

・抽出してもなんとなくお湯の味が残る
・味に深みが出ない
・香りが弱い、もしくは香りが整わない

という現象が起こりますので、一つ参考にしていただけたらと思います。

※補足
逆に…
茶葉には香りを吸う性質がございますので、消臭剤の代わりとして使われている方もいるそうでございます。

余談でございますが、海外メーカーの茶葉などは輸送、そして代理店などでの管理の期間もございますので、新品で購入した場合でも若干劣化している可能性がございます。

最後に

「レシピ通りに淹れているけれど美味しく感じない場合の対策」

をお伝えいたします。

今まで知識的な事ばかりお伝えしておりましたが、きちんと淹れていても美味しくないと感じる場合への対処をご案内いたします。

・茶葉とお湯を指定の量入れる

・茶葉入りの状態で、2分→3分→4分…と抽出しながら少量ずつ味見をする。

こちらでお好みの味や理想の味に近づくはずでございます。

そちらが確定いたしましたら、次回からはそのタイミングで茶葉を抜けば、お好みのレシピが作れるという事でございます。

逆にこちらでも美味しいタイミングが存在しない場合は茶葉が劣化している可能性がございます。

また、抽出方法がティーバッグの場合は抽出中にティーソーサーなどでフタをするだけで美味しくなる可能性がございます。

ぜひお試しくださいませ。

以上、
『百合野的紅茶の淹れ方』でございました。

何度もお伝えしますが、あくまで私の主観での紅茶に対する知識でございますので、ご了承くださいませ。

3回に渡りお付き合いくださいましたお嬢様、誠にありがとうございました。

少しでも紅茶の事を好きになるきっかけが作れましたら幸いでございます。

ではまた、ティーサロンでお待ちしております。

百合野的紅茶の淹れ方その②『お湯の温度』

またまたこちらの日誌を覗いてくださってありがとうございます。
前回の『抽出時間』に続きまして
今回は『お湯の温度』についてお話させていただきます。

今回も私個人的な見解からのご案内でございますのでどうか、ご了承くださいませ。


では早速
・沸騰したてのお湯でなく86度程度のお湯で淹れたらどうなるか?

答えは
渋みが弱く、水色は薄めな紅茶が出来上がります。
同時に紅茶が持つ魅力の、コクや、香り(マスカテルフレーバー、モルティーフレーバー等の特有の旨味)などが損なわれます。

つまり温度が高いお湯ほど、茶葉の持つ成分を100%引き出す事ができるという事でございます。

※補足
逆に…
渋みが弱い代わりに、茶葉が持つ「甘味」を感じやすくなるとも取れます。
渋味が出やすい茶葉はこちらの方法で柔らかくする事ができます。

お湯の温度と抽出時間の関係性が分かってきたお嬢様は
もしかしたらお気づきかもしれませんが

『水出しアイスティ』はこちらの延長上にございまして
温度が低い中で長時間抽出するという方法でございます。

お湯の温度が低いと覚醒作用のある「カフェイン」が出づらくなり
集中力などを高める「テアニン」が抽出されます。
上記の通り、渋味はかなり低く、茶葉特有の甘味がほんのり出てまいります。

いかがでしたでしょうか?

今回もまた一つ紅茶の事をお伝えできて嬉しゅうございました。

次の日誌では
茶葉の鮮度の保ち方と、レシピ通りに淹れているけれど美味しく感じない!という場合の対策を綴ってまいります。
ではまた、ティーサロンでお待ちしております。