一年の計は

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。

香川でございます。

 

一月とはいえ、もうすっかり普段と変わらぬ日々を取り戻されましたでしょうか。

改めまして本年もよろしくお願い致します。

 

2023年はどのような年になっていきましょうか。

様々な規制は以前より緩和されているようにも存じますが、

それによる反動もあるようにも存じます。

お嬢様方におかれましては、くれぐれも健康第一でお過ごしくださいませ。

 

 

さて、この時期でございますので、なにかしらの目標などもたてておきたいところでございます。

個人的には昨今の緩和を良い方向にとらえ、昨年よりもたくさん劇場での観劇に行こうかとも考えております。

やはり映像では感じることの出来ぬものが、生の舞台にはございます。ステージに立つ者の端くれとして、インプットにも力を入れたく存じます。

 

何にせよ、お屋敷に、そしてお嬢様に得てきたものをお伝えできるように努めて参りましょう。

 

お嬢様にとって素敵な一年になりますよう、こころよりお祈り申し上げます。

年の瀬

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
香川でございます。

2022年も後わずかでございますが、いかがお過ごしでしょうか。

今年は世界的にも様々なことが起こりましたね。
世相を表す今年の漢字一字は『戦』。
冬季五輪での4回転半ジャンプ初認定がまだ2022年内の出来事とは思えぬ程に、毎日のニュースは次から次へと更新されているように存じます。

人間の認知機能のなせる業なのか、一度誰かが何かしらの壁を越えるとその後に続くものが複数出てくる事があるそうです。

誰もが不可能とも思ったクアッドアクセル。
それを今年シニアデビューの17歳の選手が、今冬のシーズンで成功させるようになると予想していた人は、昨年あたりには皆無に近かったのではないでしょうか。

多分に漏れず、スワロウテイルも一年前には想像していなかった今があるように存じます。
使用人の面々を見てもそのように感じます。

日本酒検定に興味を持つ使用人もおり、先日花染がテキストを貸してほしいと言ってきたので渡したのですが、程なく返してきました。

訳を聞くと自分で購入するのだと。

来年の今頃はどうなっておりましょうか。
諸行無常という言葉もございますように、不変のものはございません。

今年も一度、酒デーを香川以外の使用人が開催致しましたが、また違った視点を持つ者たちが手を上げることもあるかもしれません。

お嬢様方のお過ごしになるサロンでのお時間が、お嬢様方をより輝かせる豊かなものでありますように。

わたくし共使用人も、努力を怠らず、世の中の動きをキャッチしつつ(三井の寿もその一つでしょうか(笑))進化し続けて参りましょう。

本年も誠にありがとうございます。
良いお年をお迎えくださいませ。
来年もよろしくお願いいたします。

ウラ話

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。

香川でございます。

 

各所にてクリスマスの装飾が見られるようになって参りましたが、お嬢様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、先日は久々のエクストラティーを金澤と勤めさせて頂きました。

この機会を頂戴いたしました事、改めて感謝申し上げます。

 

この時期ならではの裏話などいくつかこちらにてご報告させて頂きましょう。

 

エクストラティーは今回お芋ティーに落ち着きましたが、構想段階の最も初めの頃は、収穫の秋にということで玄米やハト麦、黒豆などなどを使用して、

『五穀豊穣』やら『ハーベスト』やらという名のお品をご用意しようかとも考えておりました。

当日使用したおせんではなく、ポン菓子というものをご披露するという未来があったかもしれません。

 

実際ふたを開けてみなければどうなるかわからないものでございますね。

 

さて別の裏話も。

現在麻雀ケーキなるもののお知らせが出てございますが、実は今年の9月の半ばに突然大旦那さまから「役」を二つ考えるようにと、以前の画像と共に仰せつかりました。

仰せつかったはいいものの、まあ一つは国士無双として、、

いろいろと思いめぐらせた結果、どうせなら実際の対局中ではとうてい実現できないような牌姿をせめてケーキで再現しようと考え、

あの七対子での字一色をご報告いたしました。

 

実際にケーキの発表がなされたのち、なんと先日西槇が、いかにあの字一色が現実的でないかや面前で再現するには七対子でしかないというようなことを他の使用人に力説しておったのでございます。

きっと、近い将来遊技場で顔を合わせる未来があるのではという予感につつまれていることもここでご報告しておきましょう。

 

最後にこちらの裏話を。

昨年末にお年賀としてもお役立ていただくようご用意した川香でございますが、

このたb

 

あ、え?まだ裏になってない?

つ、次の日誌でございますねこれは。

 

一段と寒さが増してまいりました。健康第一でお過ごしくださいませ。

お早いお帰りをお待ちしております。

Cool Japan SAKEism 精白

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。

香川でございます。

 

かぼちゃたちのにやりとした顔をみると、だんだんと年末が近づいてきているのを感じますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

仮装のご準備も進んでいらっしゃいますか?

今年はどんな装いをイメージしていらっしゃいますか。

当家で仕える使用人達も、今回はどこぞの学園生活を再現してるようでございますね。年に一度のこの機会をお楽しみ頂けますと嬉しゅうございます。

 

さてサロンにおきましては、8月に引き続きまして10月もSAKEテイスティングセットをご準備致しました。

今回は青森の八戸酒造から取り寄せた3品をご紹介いたしましたが、

本来は4種のシリーズものでございました。

 

その幻の4品目は『KM96』という銘柄。

日本酒はお米から作られますが、雑味を取り除いたり、その後の発酵に余分な影響を与えない為に、精米という工程がございます。

世に大吟醸と銘打っております物は、お米を少なくとも50%削った末につくられたお酒でございます。高級酒を醸造するには高精白がセットといった風潮はございますね。

 

KM96はその逆を行くかのような、精米率4%。

お米の風味を出来るだけ残したいという、造り手の想いが伝わってくるようでございます。

実は今回の3品を選定するためにKM96も試したのですが、優れた旨味を感じさせる逸品で、シリーズの中ではこの先どこかで再び会えそうなそんな予感を最も感じさせてくれるものでございました。

 

それゆえに、というのはなんとも皮肉なものでございますが、後ろ髪をひかれつつ今回はそれ以外の3品のご紹介と致しました。

 

4品の飲み比べであったら、どのような印象になりましたでしょうねぇ。

という仮想を、してみつつ。

Cool Japan SAKEism 川香 秋あがり

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。

当家唎酒師、香川でございます。

ティーサロンの全ての紅茶を冷やしてご用意できるお日にちも、今年はあとわずかとなってまいりました。
近頃はいかがお過ごしでしょうか。

暑い時にはどうしても、冷たいものや喉越しの良いものばかりを身体が欲しがる、ということもあったかと存じますが、
気温も落ち着いて参りますと、食卓に並べたくなるものも実り多きものへと変わってくるかと存じます。

寒さ厳しい冬を迎える前に、しっかり備えておきたいところでございますね。

そう、これは先をみこした準備!
美味しいものを香川もたくさん頂戴しておきたいと存じます。

さて、昨年の秋に認めた日誌にて、秋に飲み頃のお酒についてご紹介しておりましたが、

この度大旦那様のご命により、スワロウテイルにおいてもオリジナルひやおろしをご用意することと相成りました。

新酒とはまた違ったまろやかさや落ち着きは、
秋の食材にもぴったりでございます。

個人的には脂ののった秋刀魚の塩焼きや、きのこのホイル焼きなどと合わせてみたいところでございますね。

恥ずかしながら今回のラベルにもタイトル文字を書かせて頂いてございます。
毎回もっと普段から筆を使っておくべきだったと思いますが、、
オリジナル感や使用人による手作り感を一層味わって頂けましたら嬉しゅうございます。

夜長を楽しむ助けとなりますように。

それではお早いお帰りを心よりお待ちしております。

8/15 SAKEday 永井酒造 アーティストシリーズ

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
当家唎酒師、香川でございます。

毎年のように最高気温が更新されてございますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

気温が高かろうがそうでなかろうが、
びっしりとつまった日々のスケジュールは相変わらず?

左様でございますか。
やはりお嬢様ともなれば、我々のような身分の者には計り知れぬ御苦労がおありかと存じます。

ただ、その分周りから見れば眩しいほどの輝きに満ち、
活き活きとしたエネルギーを放っていらっしゃることも、
ご自身にとっては当たり前過ぎてお気づきになっていらっしゃらない所かもしれませんが、ここに言い添えておきましょう。

さてそんなお嬢様方に今月は、永井酒造が提案する、女性のライフスタイルに寄り添うというコンセプトで開発されたお品をお届け致します。

飲み比べにピッタリの3品での構成でございまして、日常の様々なシーンを思い浮かべて頂きながら味わって頂きたく存じます。

なかなか海外にも出づらい日々かも知れませんが、
そんなときこそ日ごろお住まいの日本を探究なさる機会として頂ければと存じます。

お嬢様のこの夏が、彩り豊かなものとなりますように。

お早いお帰りをお待ちしておりますね。

Cool Japan SAKEism 甘辛??

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。

当家唎酒師の香川でございます。

日本は四季の美しさが特徴といわれておりましたが、春と秋は少しずつ短くなっているような気が致します。
特に今年は梅雨明けも早く、各地で40度近い猛暑日が続いておりますが、お変わりございませんか?

暑さの質も年々変化しているように感じます。くれぐれもご油断なさらず、経験則だけに頼らない夏の過ごし方をなさって下さいませね。

日本の夏の風物詩の一つとして、甘酒を昨年はご紹介致しました。
今年は甘酒のかわりに甘口ののりたけをご用意致しましたが、お試しになられましたか?

よく頂くご質問に、日本酒の甘口辛口はどう判断すればいいの?というものがございますが、
目安の指標として「日本酒度」というものがございます。

糖分(ブドウ糖)の含有量が多いか少ないかによって水より重いか軽いか違いが生まれるというのはイメージしやすいかと存じます。

水と同じくらいの重さの場合をゼロとした場合、軽い場合はメモリが上に(プラスに)、重い場合はメモリが下がってくる(マイナスに)という性質を元にしたものでございまして、
日本酒のラベルに日本酒度というものがございましたら、プラスであれば甘くはなく、マイナスであれば甘さをより感じると見分けられるのがよろしいかと存じます。

ご参考になりましたでしょうか?

当家でお過ごしになる時間が、お嬢様の日常をより豊かな物にしてくれますように。
これからも使用人一同、心をこめてお仕え致しましょう。

日本酒度-25ののりたけは、オンザロックもおすすめでございます。
ともに今年の夏も乗りきって参りましょうね。