行きたい道、行きたくない道

お嬢様、本日のお出かけにおともいたします隈川でございます。
しかし、お外もすっかり暖かくなりましたね。馬車ではなく徒歩もたまには悪くないと思いませんか。

ところでお嬢様、本日はどのルートで
目的地まで行きましょう。

最近、私思うのです。
道には行きたい道と行きたくない道があると。

いえ、啓蒙じみたことを申したいわけではなく、本当にただの道の話でございます。

目的地への距離としてはどこで渡っても構わないはずなのに何故か待ってまで同じ信号箇所を渡ってしまったり、他の道と同じ傾斜や障害物のはずなのに歩くだけで疲れた感覚になるルートでしたり。

共感が得られるかはわからないのですが、私的にはよくあるのです。

もしかすると私という人間はその道を選ぶように始めから定められているのかも、なんて考えたり。

なので、そういうときにわざといつもと違う道を歩いてみたりするだけで、小さな運命に逆らっている感じがするのです。

なんでしたら買う予定のなかったケーキを買ってしまったり、とか逆らいまくりでございますね。

…え?くどくど御託ばかり並べてないでいいからいつもの道を?

お嬢様がそう仰るならば喜んで!
運命には逆らってもお嬢様には逆らいませんとも!私もちょうどこの道を歩きたいと思っていたのです!

あ、タンポポ咲いてますよ。

隈川

コンスタンティノープル

春でございますね。

お屋敷の庭園でも花々が美を競いあい、
声高らかにコーラスでも歌っているようです。

そのような中から今回はチューリップの姿をおさめてまいりました。

チューリップと申しますとオランダの印象が強いのですが。
それより以前、オスマン帝国で愛された花でもございます。
特に名君メフメト2世は自身でも育てるほどで、
多くの装飾品にもそのモチーフがつかわれております。

お嬢様におかれましても。
この春、かような名君にならい園芸を楽しまれてもよろしいかもしれませんね。

藤堂が花には優しく、お嬢様には厳しく
指導いたしますので。

Limited Tea

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌いかがで御座いましょう、金澤でございます。
桜の時期も終わり新緑の季節へと移り変わってまいりました。

さて4月の限定紅茶として
「シッキム ファーストフラッシュ テミ農園」をご用意しております。
毎月、当家紅茶部の部長である伊織が見つけてまいりますスペシャルティーはどれも素晴らしい物で私も自信を持っておすすめさせて頂きます。
特に今月のシッキムはダージリン好きの私にとっては同じ系統のお茶として大好きなお品でございます。

シッキム?
過去に愉快な出来事があったような…

金澤執事日誌
2018年1月の「スワロ警察24時」

まあそれは置いときまして、ぜひ「シッキム ファーストフラッシュ」おためし下さいませ。

『 FFP feat. C&K 』♪

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。
八幡でございます。

私の好きな食べ物に牡蠣がございまして、以前どうしても牡蠣がいただきたくなり居ても立っても居られずにおりましたのでいただいてまいりました。

 

牡蠣の濃厚なスープを使用いたしました牡蠣のラーメンと牡蠣のご飯、そして生牡蠣をいただきました。

好きな食べ物もいただくと非常に幸せな気持ちになりますね。

お嬢様も季節の変わり目でお疲れの際などは是非美味しい料理を召し上がりくださいませ。

柔と剛のコントラスト

ご機嫌麗しゅうございます。
環でございます。

先日まで見事に咲いていた桜も今はすっかり葉桜になってしまいましたね。

毎年桜を目にする機会はあるのですが、毎回感じ方が違うのがとても面白うございます。

今年は幹の力強さ、そこから派生する花びらの繊細さ、それを支える枝のしなやかさに心奪われることが多うございました。

しっかりと太い幹から繊細な花が咲くコントラスト。

それらを包み込むように伸びる枝の優しさを今年は強く感じました。

だから何という訳ではないのですが、言葉では到底表すことのできない美しさを感じることができ、嬉しく思える春でございました。

それでは。

新しい季節

4月になりましたね。

世の中はすっかり新生活がはじまり、学校や会社など新たな環境に臨まれる方の姿を目にいたします。

お嬢様も新たな生活に身を置き、まだまだ慣れぬことも多いと存じますが、決してご無理はなさらないでくださいませね。

 

さて、3月は当家の16周年の記念月でございました。

改めまして、この場を借りて御礼申し上げます。

何年か前の日誌にも認めさせていただきましたが、ティーサロン創立当時の小さなフロアから大きくなり、今もこうして変わらぬ日常の中お嬢様をお迎え出来ます事は、私にとってとても掛け替えのない幸せでございます。

 

このようにして私が「使用人」として生きておりますのも、全ては旦那様や奥様、お嬢様のお姿があっての事でございます。

そして使用人歴からか執事という職務を賜ってはございますが、当然一人の使用人の力は取るに足らず、周りに務めております他の使用人たちと共に日々手を取り合い、

一丸となってお屋敷のために務めているからこその掛け替えのない日常なのだと改めて痛感してございます。

大切な仲間たちに、そしてお屋敷に、お嬢様に心より感謝いたします。

 

2019年末より世界中に広まったパンデミックは今もなお世界を脅かしてございます。

環境が変わるたび、生活様式を見直し、ルールを改善し、そして助け合い。

苦しい中でも私共はたくましく今日を生きてございます。が故に少々日々の生活に息苦しさを感じることも多くございましょう。

 

そのような時はぜひ私共にお任せくださいませ。

ティーサロンにてお嬢様の笑顔の理由となれるよう、ここからお仕え申し上げます。

いつまでも、ここで。

 

 

と、節目の挨拶にて少々堅苦しくなってしまいましたが、最近は気候も良く(…謎の雪が先日降りましたが。)花の姿も目に留まるようになってまいりました。

これからますます心躍る季節がやってまいります。

ぜひ新しい季節を楽しみましょう。

 

 

それでは。

お友だち

久々に何か生き物を飼ってみたいなと思う今日この頃です。

伊織でございます。

 

何を飼うかというのが問題です。

使用人宿舎で面倒が見られる範囲ということになりますから、室内でちんまりと世話ができる生き物がよいなと考えております。

さらにわたくしは動物の毛などで鼻炎を起こしてしまいますから、なるべく毛は少ない方が理想です。

以前ヤモリを飼っていたこともございますし、また爬虫類を迎えるというのもありかなぁと思っておりますが、お嬢様は爬虫類と聞くと苦手意識を持たれるでしょうか。

 

命を迎えるわけですから、慎重に検討したいと思います。

ご報告をお待ちくださいませ。