新たな夏

桐島でございます。
暑いとどうも衝動が湧き上がり上手く自身をコントロール出来なくなります。

しかしながら、それが夏というものでございましょうか。溢れ出る熱を行動に変えて様々な楽しみに変える、不思議な季節でございますね。

絵を描いたり、写真をみたり、体を鍛えたり、ボーとしたりtaritari…。普段はそんな毎日を過ごす私でございますが、ここ最近は沢山の刺激を求める様になり、よく自室を飛び出して出かけたりしております。
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真夏のドアマン

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌いかがでございましょう、金澤でございます。
今年の夏はなかなかストロングでございます。ドアマンをしておりますと今年がどれだけ酷暑であるかがよく分かります、パンチが効いております
お嬢様方、熱中症には十分にお気をつけ下さいませ。

暑い中ご帰宅頂きましたお嬢様からドアマンに労いの言葉をいただくことがございます、誠にありがとうございます。
我々ドアマンは大丈夫でございます、それよりもお嬢様方が心配でございます、ご予定のお時間はございますが無理に走って来られるような事はなさらずにご帰宅いただければと存じます。

さて暑い夏を乗り切る術としてここでドアマンの涼のとり方をこっそりお教え致しましょう

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海水浴の前に。

司馬でございます。
皆様、お健やかにお過ごしでございますか?

夏本番でございます。
高原の別荘で避暑というのもよろしゅうございますが、やはり、夏といえば海での水遊びが定番でございましょう。
お楽しみの前には、どうか準備体操など念入りになさってくださいませ。

そういえば、海がメインの舞台となる映画も色々とございますね。
“海の上のピアニスト”、“ウォーターワールド”、“グラン・ブルー”、“タイタニック”などなど・・・。
なかでも、“ジョーズ”は傑作の誉れも高い作品でございます。

もはや説明の必要もない巨匠、スティーブン・スピルバーグ監督の出世作であり、映画史に残る一本といえるでしょう。
この作品がもたらした衝撃のため、本来、“顎”を意味するジョーズという言葉が、いまではアメリカでも、普通にサメを意味するようになってしまいました。

あまりに有名な映画でございますので、未見の方も少ないのではないかと存じますが、海水浴の前には、ぜひとも当家のシアター・ルームでご鑑賞くださいませ。

―あぁ…
あんな映画を見てしまったら、もう怖くて海になんて入れないと仰せでございますか?

ご安心くださいませ。
本来、人を襲うサメはほとんどおりません。
まして、当家のプライベートビーチは、使用人達の監視体制も万全でございます。
どうか心安らかに海水浴をお楽しみくださいませ。

―どうしても、ご安心いただけないと?
でしたら、やはり、この作品がもたらす恐怖感は一級という証だと申せましょう。
その背筋が凍るような感覚をもって、お嬢さま方が暑さをわずかでもお忘れになれれば、これはこれで私の狙いは成功でございます。

というわけで、まだまだ夏は長く続いてまいります。
どうぞ上手に暑さを避けてくださいませ。

では、今回はこの辺りで失礼いたします。

身の程を弁える

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

身の程を弁える、という言葉がございます。

なんだか一種の諦観のような、ネガティブな響きに聞こえるかもしれませんが、私の個人的に好きな言葉の一つです。

これは決して従僕である自分を卑下して申しているわけではなく、純粋に大切なことだと思うのです。

自分自身の能力や価値を分析するということは、多かれ少なかれ誰もがしていることではないかと存じます。

大切なのは現状を傲るのでも、嘆くのでもなく、向き合うこと。

私にしかできないことがなくとも、その時々に私ができることを見つけたいと思います。

隈川