長月

 

まだまだ暑い日が続いております。

秋風が心地よく感じるのはもう少し先になりそうな気配でございます。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

さて、今年の「十五夜」は9月29日(金)でございますので今回は、お月見にお供えする秋の七草のお話させていただきます。

秋の七草は尾花(ススキ)・萩(ハギ)・桔梗(キキョウ)・葛(クズ)・藤袴(フジバカマ)・女郎花(オミナエシ)・撫子(ナデシコ)でございます。

秋の七草の由来は、万葉集に収められている山上億良(やまのうえのおくら)の二首の歌といわれております。

 

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種(草)の花」

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

注:朝貌は桔梗の事で現在の朝顔ではございません

 

春の七草が七草粥にして無病息災を祈るのに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞して楽しむものとの事。

今年のお月見にはお団子や里芋、さつまいもや尾花(ススキ)と一緒に飾り彩を添えることに致しましょう。

 

お月見と何の関係もございませんが、今月はシャチを折り紙で作りました。

 

 

お気に召してくだされば光栄でございます。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

 

葉月

厳しい暑さが続いておりますが、お嬢様いかがお過ごしでしょうか。

乾でございます。

 

先月ギフトショップにてご用意いたしました「白桃のタルト」がとてもご好評いただきまして有難うございました。

そして今月はお屋敷にて私がご提案するフットマンケーキのご案内でございます。

食欲のなくなる夏でもひんやりとのど越しの良く召し上がって頂ける冷たいクリーム白玉ぜんざい「真夏のお吟」をご用意いたしました。

お召し上がりくだされば幸いでございます。

 

今月は金魚を折ってみました。

幼い頃、金魚すくいは得意でございました。

懐かしい思い出でございます

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

文月

うだるような暑さが続いておりますがお嬢様いかがお過ごしでしょうか。乾でございます。

今月ギフトショップにて私がプロデュース致しました「白桃のタルト」をご用意させていただきました。

旬の白桃とカスタードクリームををふんだんに使い軽い甘さでさっぱり仕上げております。

紅茶やコーヒーはもちろんの事、少しだけ辛口な白ワインやシャンパン、日本酒とのマリアージュもお楽しみいただければと思っております。

是非、お試しくださいませ。

また、ご感想などお教えくだされば幸いでございます。

 

今月はお嬢様の愛馬でございます。

 

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

水無月

吹く風も次第に次第に夏めいてまいりました。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

さて、6月10日は時の記念日でございます。

日本で初めて時計による時の知らせが行われたことを記念して制定されております。

日本書紀によると、天智天皇10年(671年)6月10日に漏刻と呼ばれる水時計による時の知らせが行われたとされる故事から制定されたとの事でございます。

実は6月に国民の祝日がないため、時の記念日を6月の国民の休日にするべきとの意見があるとか無いとか・・・

果たして国民の休日になるのか今後に期待いたしましょう。

 

私自身、約束時間があると遅くとも5分前には到着するようにしております。

当家のお嬢様方はお約束の時間をお守りになられるので心配はしておりませんが、これからも宜しくお願いいたします。

 

梅雨の時期でございますので今月は番傘をおつくりしました。

お気に召していただけたら幸いでございます。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

皐月

吹く風も夏めいて、日中は少々汗ばむ季節となりました。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

唐突でございますがお嬢様、「柏餅」はお好きですか?

今回は私の好物でもある「柏餅」のお話でございます。

5月5日は徳川幕府が定めた五節句の一つ端午の節句でお供えし食するのが「柏餅」でございます。(特に関東や中部地方以北の地域)

江戸時代、九代将軍家重から十代将軍家治の頃に端午の節句に柏餅を供えるという文化が生まれ、参勤交代で全国に行き渡ったと考えてられるとの事でございます。

柏の葉は秋になっても落葉せず、年を越しても新しい芽が出るまで葉が落ちないという習性から子孫繁栄を願う縁起物として、また兜の形の似ていることから端午の節句に相応しいとされ使用されるようになりました。

私がまだ幼い頃にこの「柏餅」の葉は「桜餅」の葉のように食する事ができるものなのか疑問に思った事がございましたが、結局食することはありませんでした。

大人になってから少々調べたところ、もともと保存容器などなかった頃にその丈夫さから皿や保存の目的として使用され食用では無いということがわかりました。

また、柏の葉には殺菌作用があり餅が痛むのを防ぐ効果もあるそうでございます。

害などはございませんが食したりされませんようお気お付けくださいませ。

何より美味しくありません。

 

さて、今月は「羊」を折ってみました。

お気に召していただけたら幸いでございます。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

卯月

花の盛りもいつしか過ぎて、行く春を惜しむ季節となりました。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

今月の22日は当家のティーサロンで執事の日がございます。

我々執事が執事の職務を後輩のフットマン達に押し付け・・・

いえいえ、執事の経験を積んでもらうために職務の代行をお願いし、執事はこれ幸いとお嬢様方の元に遊びに・・・基い、初心に戻りお嬢様へのお給仕の為にお傍に参上するというとても楽しい・・・オホン、重要な日でございます。

 

執事にとって年に一度許されたお嬢様方とゆっくりお話させて頂いたり、お世話をさせて頂ける日でございますので楽しんで頂ければ幸いでございます。

そして、お嬢様がお望みでございましたらT2シャーベットをお作りすることも可能でございます。

 

勿論、私もこの執事の日を楽しみにしておりますので、沢山のお嬢様方がお戻りいただけますようお願いいたします。

 

さて、今月はアライグマを折ってみました。

 

 

お気に召していただけたら幸いでございます。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

弥生

日増しに暖かくなり、早春の息吹を感じる今日この頃

「姫様」あるいは「お嬢様」如何お過ごしでしょうか、乾でございます。

 

冒頭でも「姫様」とさせていただきましたが、3月のアニバーサリーが始まるまでは、お嬢様を「姫様」と旦那様及びお坊ちゃまを「殿下」とお呼びいたしますのでお許しくださいませ。

 

特にこの期間初めてお戻りいただくお嬢様やお坊ちゃまは、混乱されるようですが、我々執事やフットマンが血迷っているわけでは無く、あくまでもひな祭りもございますこの時期ならではの催しあるいはお約束事としてご理解いただければ幸いでございます。

 

普段呼ばれなれないせいでございましょうか、「姫様」とお呼びさせていただきますと少々気恥ずかし気にされるお嬢様の様子がとても愛らしく、毎年楽しみにさせていただいております。

 

今年もたくさん「姫様」「殿下」とお呼びいたしますのでお楽しみいただければ幸いでございます。

 

さて、最近猫好きな使用人が増えておりますので、今月は猫を折りました。

お気に召していただけたら幸いでございます。

 

では、お屋敷にて「姫様」あるいは「お嬢様」のお帰りをお待ちしております。