ボジョレー・ヌーヴォー2010

またこの時期がやってまいりましたね!!
そうボジョレー・ヌーヴォーの時期です!!

大河内でございます。


最近は
「毎年最高のできじゃないか!!」
「ボジョレー・ヌーヴォーをありがたがっているのは日本人だけ!」
知ったようにそんなことを言っている人もいます。

なにを言っているんですか……。
そんなことは全く関係ないです。
何の意味もありません。

大事なのは……

そうっっっ大義名分!!!!

自分に言い訳をしなくてもっ、呵責を受けることなく飲めるんですよ!!!

それ以上の幸せがありましょうか……いえ、ありません!!

ボードレールも。『葡萄酒は どんな汚れた廊屋をも奇跡的な豪華な姿に装わせ……』とそういっています。

ただでさえ美しいお屋敷がさらに輝きます。
要は楽しんだもの勝ちなのです!!

まぁ。酒飲みの言い分はこのくらいにいたしまして……
実際今年のボジョレー地区のブドウの出来はいいみたいですし、ヴォジョレーのガメイを使ったフルーティな優しい味わいは誰が飲んでも非常に美味しいです。なにより、相変わらず豪徳寺執事のチョイスが素晴らしい!!

今年は二人の生産者のワインを選んでいます。
同じブドウ、同じ地域で造っても生産者が違うだけで大きく味も変わる。それがワインの面白いところです。それを感じていただけると新たな楽しみを発見できると思います!!

まずは去年に引き続き、フィリップ・パカレ。
ワイン業界では時の人ですね。若くして多くの逸話を持っています。
もともと輸入量も少ないですし、世界に名だたる当家でも量が確保できないほどの人気の生産者です。
非常にきれいな味わいで今でも思い出せるほど印象に残っています。

もう一人はドミニク・ローラン。
彼も90年代から一気に名を挙げたスターです。
「新樽200%」という、こてこてのワインで売れたのですが、最近はさらに腕を上げ、時流を見極め、力強さを持ちつつもエレガントなワインを造るそうです。今ではブルゴーニュ有数の造り手です。
どんな新酒を造るのか楽しみですね!

さて。丁度到着したようでございますし……一本づつくらいならばれないはずっ!!