彼岸花

ご機嫌麗しゅうございますお嬢様、お坊ちゃま。

蓮見でございます。


 
あっという間に季節が変わり、もう秋でございますね。

思い返すと私がティーサロンでのお給仕を許されてから、早くも一年が経っておりました。

いろいろなことがあった一年間でございました。

楽しかったこと、大変だったことも今ではすべてが良い思い出でございます。


 
さてこの時期になりますと、公園や河川敷などで彼岸花が咲いているのを見かけます。

私はまだ、本年は見ることはできてございませんが、諸々と落ち着いたら探しに出かけてみたいと思っております。

彼岸花はその名の通り、秋の秋分の日をかけたお彼岸の時期に花が咲くというもので、

彼岸花を見つけると、ああ今年も秋が来たのだなと感じるものでございます。

金細工のような繊細な彼岸花を見ていると、夏が去っていったことをあらためて突きつけられたような、なんだか寂しい気持ちにもなって参ります。

夏は暑く、厳しいときもありましたが、それ以上に楽しいこともあり、喜びもありました。



彼岸花の花言葉は、花の色によりさまざまあるということでございます。

よく目にする赤い花は「情熱」「独立」「悲しき思い出」といったもので、いかにも彼岸花らしいものでございました。

やはり古来より、彼岸に咲く花にそういった意味を想う方が多かったのではないかと思います。

短い期間に、きれいな花を咲かせて去る、儚くも潔い生き方だと感じました。

赤い彼岸花にはもうひとつ、素敵な花言葉がございます。

「また会う日を楽しみに」


 
寂しさだけではなく、きっとまたいつか、という希望や願い込められておりました。

私もこの想いを忘れずに、毎日を過ごしたいと思います。


 
お嬢様お坊ちゃま、皆様方。

またお会いできる日を楽しみにしております。
Filed under: 蓮見 — 22:00