お嬢様、お坊ちゃま
ご機嫌麗しゅうございます。

使用人の喉を潤す事と紅茶を淹れる練習を兼ねて、
日常的に使用人達に紅茶をお作りしております。

たまにはと趣向を変えまして
ミルクティーをお作りしたのですが、
それだけでは面白みが御座いません。

そこで私は密かに
紅茶に手を付けた使用人を、
十二支に当てはめておりました。
そちらの結果を書かせて頂きます。

まず初めに参りましたのは、
お給仕を手早く済ませて私のもとへ来られた
子(ね)の室井。
手早く紅茶を飲み、「ご馳走様です」と手短に感謝を述べ、
そして素早くお嬢様の元へ戻られました。

続いて参りましたのは丑(うし)の隈川。
一挙一動に焦りを見せない隈川は
紅茶を飲む姿さえ優雅で御座います。
「しっかりミルクもシュガーも入れてるのに、
ビターな雰囲気で美味しいね」とこの様に、
いつも紅茶の感想を言って下さいます。

すると私の後ろでは寅(とら)の水道橋が
虎視眈々と狙っておりました。
普段は甘い物を避けておりますが
ビターという単語を聞いてか
召し上がって下さいました。
そして「成程…」と一言。
紅茶係に任命されて
しっかりと勉強されております。

少し時間が空いて卯(う)の月城が来られました。
ミルクティーを見るやいなや心をピョンピョン弾ませて、
「日向さん………最高ですね!!」と
美味しそうに召し上がって下さいました。

そんな月城とは対局の様な
辰(たつ)の環が静かに強いオーラを放って
来られました。
意外にも甘い物を好まれる様で
「うん、美味しい」と言って下さり、
少しだけ距離が縮んだ気が致します。

続いて巳(み)の藤堂執事来られました。
藤堂執事が獲物を見つけた蛇の如く紅茶に目をとめて
「これ、飲んで良いんですか?」と、
私が「甘いですが大丈夫ですか?」と聞くと
藤堂執事は「私ミルクティー大好きなのよ」と。
可愛いらしゅうございますね(ご本人の前では言えませんが…)

ここで紅茶が空になってしまいました。
もう一戦とも思いましたが
ここまでに致しました。
機会が御座いましたら
続きを書かせて頂くかもしれません。
それに致しましても、
皆、様々な反応をしていて
私も作りがいが御座いました。
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